家で食べるミスドの汁そば

わたしは甘いものを率先して食さない。大人になった今では自分から甘いものを買う事は無いし、外食先のコース料理等でデザートで出てきた場合、誰かと一緒ならその人に食べてもらう。好き嫌いではなくおそらくアルコールで糖質を摂取しているからか甘いものを体が欲さないのであろう。

今ほどではないが子供の頃もそんなに甘いものを好んで摂るタイプではなかった。これは今は亡き破天荒ばあさんに幼少期の頃からお茶と漬物で育てられたからと考えられる。子供の頃の食習慣というのは恐ろしいもので未だにアルコール以外の飲み物と言えばお茶だし漬物は好んで食す。常に浅漬けは冷蔵庫にあるくらいだ。

そんな感じだったので子供の頃外食で「ミスタードーナツ（以下ミスド）」に連れていかれると困惑した記憶がある。ミスドはアメリカ発祥のドーナツチェーン店で日本は清掃会社のダスキンが1971年大阪に店舗を構え展開。現在ダスキンはアメリカ以外の国のミスド事業本部となっている。全くお門違いのダスキンがドーナツ事業を始めたのはダスキン創業者の鈴木清一さんがアメリカでミスド創業者のハリー・ウィノカーと出会って意気投合したからだそう。

そんなミスド、ドーナツのお店なので当然甘いものが主体のお店である。子供は甘いものが好きだろうと良かれと思って両親に連れていかれてたのだろうが嫌いではない、でも好きでもない甘いものが主体のメニューに毎度どうしようかなぁ…と頭を悩ませていた。そんな問題を解決してくれたのが、

サンフランシスコの

チャイナタウンの

飲茶！！

1992年に試験的に導入していた「飲茶」を1993年9月取り扱いを本格的に開始。肉まん、シューマイそして汁そばといった「甘くない」食品が店舗に並ぶこととなり、当時すでにラーメンを好んで食していたおよ少年はミスドに行くのが楽しみになりましたとさ、めでたしめでたし。ただ、飲茶は昔から取り扱いのない店舗ってあるんですよね…2023年現在でも飲茶の取り扱いのある店舗はおよそ6割だそうで。

して、そんなミスドの飲茶が登場して今年で30年。それを記念して店頭で売られていたのがタイトルにあるこちらの商品。

家で食べるミスドの汁そば。

2023年10月11日に店舗限定で販売されたこちらの商品はエースコックが作っている様子。たまたま街中にいた時にミスドの店舗前に掲示してありゲットすることが出来たが現在は完売して高額転売されている模様。本日はこのカップ麺を頂いてレビューしてみようと思う。

蓋を開けると中にはノンフライの麺、スープ、そして乾燥ネギとお麩のかやくが入っていた。かやくを麺に載せお湯を入れて待つ事5分。

出来上がったのでスープを入れて混ぜてみる。

スープをよく混ぜても色が変化しない。とても澄んだ色をしたスープだ。味見をすると鶏がらスープの後味、そして後ろからホタテのような風味がやってきた。原材料を確認するとやはりチキンエキスとポーク調味料、そしてホタテエキスがメインの味わいとなっているようだ。お店の汁そばはそんなホタテの風味が無かった気がするのでそこはカップ麺オリジナルなのだろう。