男の肴 第6話 とうきびで呑む

以前の記事でわたしは結構野菜を貰うと書いたが、先日はこんな野菜を頂いた。

 

とうもろこし…。とうもろこしはイネ科の一年生植物。同じイネ科の米・小麦と共に主食として食べられる世界三大穀物の一つ。頂いたとうもろこしのひげが茶褐色になっているのでこいつは甘く熟していてとても食べ頃のやつ。とうもろこしは主に茹でられて食されるが今回はこれを酒のアテにしていこうと思う。

 

まずは七輪に火を起こし炭に着火していく。

 

炭の火が落ち着いたら網を敷きそのまま皮を剥かずとうもろこしを載せる。

 

くるくる転がしながらとうもろこしに火を入れていく。こうすることでとうもろこしは自身の水分で蒸し焼きとなりうまみを外に逃がさない。とうもろこしにとってはとても残酷な話だが正直炭火の香りもプラスされこの食べ方がベストだと個人的には思う。

 

全体的に皮が焦げたら次のフェーズに移る。

 

バター醤油をかるくレンジでチンしタレを作る。ここからはスピード勝負なので写真に収められていないが、軍手をしてとうもろこしの焦げた皮を剥ぎ取りバター醤油を塗って軽く焦げ目をつける。もたもたするとすぐにとうもろこしが消し炭になってしまうので素早く、そして慎重に作業をする。

 

ってなわけで完成。とうもろこしの持つ甘さとバター醤油の塩気と油っけ、炭火による香りが相まって最高のつまみとなる。焼きもろこしってそもそも香ばしくて美味しいけど、この火の入れ方をするとうまみを逃がさず全部丸っと楽しめるのが利点。

とうもろこしは夏野菜のイメージが強いけど時期をずらして秋に獲れるとうもろこしも結構あるので、これから秋の行楽でバーベキューを楽しむ方も多いだろうがその時は是非この皮ごと焼くとうもろこしを試していただきたい。下手にバーベキューで肉を熱燻してかぴかぴにするよりよっぽど焼きとうもろこしのがうまいし酒のアテになる、と個人的には思う。バター醤油でこってりとした味付けなので酒はビールやサワーと言った軽めの炭酸がベストマッチだろう。

と、言うわけでとうもろこしで呑むならかういう調理が良いんじゃないかって記事でした。

 

バター醤油が余り炭がまだまだ元気だったので冷蔵庫にいた鶏のささみも焼いていく。炭火の持つ遠赤外線効果で中までふっくらと火の入ったささみにバター醤油をぶっかける。匂いだけでご飯が食べられそうな食い物が完成する。こちらもうまいので胃袋に余力があれば是非お試しいただきたい。

 

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