亀田の柿の種 超辛

 

ピリ辛でした。

 

 

柿の種はあられやかき餅の一種。醤油味に唐辛子の辛みを効かせた粒状のあられでその独特な形が柿の木の趣旨に似ていることから柿の種と呼ばれるようになった。

その歴史は古く柿の種の誕生は1925年(大正14年)とおよそ100年前まで遡ることになる。

当時、浪速屋製菓の創業者今井與三郎さんが新潟県古志郡四郎丸村で金型を使い小判型の小さなあられを作っていたのだがその金型をうっかり今井與三郎さんの奥さんが踏みつぶして変形させてしまい、金型の変形を戻すことができずとりあえずその金型であられを作ってみたところ、当然のように歪んだあられが完成する。これが「柿の種子に似た形のあられ」を考案するきっかけとなったという。

その歪んだ小判型のあられに改良を重ね「柿の種」と命名し発売したところそれが大ヒットし、今日に至るまでその名が残るまさに銘菓となったわけです。うっかり奥さんの会心の一撃がなかったらこの世に柿の種は登場していなかったのかもしれません。

そんな柿の種を1977年(昭和52年)に1食分ずつ小分けに包装にすることで、それまでは一度袋を開けるとピーナッツの油分の酸化が進み、味の劣化が避けられなかった問題を解決した商品「フレッシュパック柿の種」を亀田製菓が発売。こちらも大ヒットし、さらにビールのおつまみとしても人気を獲得し亀田製菓の柿の種は一気に業界トップになったという。

 

と、言うわけで柿の種を語るには奥さんのうっかりと個別包装、そして国内のビール戦争がなかったらここまで飛躍したお菓子ではなかったもしれませんなんて茶飲み話はとりあえずおいておきまして、今回の辛いのはその亀田製菓から期間限定で登場した「亀田の柿の種 超辛」(写真1)です。

柿の種は「黄金一味柿の種」や「日本で2番目に辛い柿の種」、「デスソースを使った柿の種」といったたまにとてもヤバい辛さの柿の種が登場しているのですが、業界トップシェアの亀田の柿の種で超辛というのは果たしてどんな感じなのか試すべく購入してきました。

皿に開けてみると(写真2)見た目はほぼ普通の柿の種。早速ぱくついてみると…これはあれですね、純粋に辛みだけをノーマルの柿の種より増した味ですね。その辛さもわりと絶妙で食してちょっと経ってからやってくる辛さはノーマルのそれにはない刺激感。だけど火を噴くような辛さではないです。例えると日清のチリトマトヌードルに少しタバスコを振りかけたくらいなのでとても塩梅のいい辛さでした。これはビールのあてにはすごい良いですね。

激辛の柿の種ってたまに本気で殺しに来ているような辛さだったり辛さに焦点を当てすぎて元の味が美味しくなかったりする商品も結構あるけど、さすが亀田製菓の激辛はとてもよくわかっている感じでした。これは美味しいのでリピートしたいなぁなんて考えながら完食(写真3)。他にも超わさび味や超梅味もあるみたいなので見かけたら試してみたいです。

 

亀田の柿の種 超辛
激辛度:☆×2.5

ペヤング獄激辛やきそばを☆×10として)

・辛さの指標
~☆ ノン辛、またはピリ辛
☆☆☆ 程よく辛い。味と辛味を同時に楽しめるくらいの辛さ。辛味が得意ではない人やお子様はここまでのほうが良さげ
☆☆☆☆☆ 辛味の他に痛みを感じてくる辛さ。セブンイレブンで売っている蒙古タンメン中本「北極」くらい。ある程度辛いものを食べたことのある一般的な大人の方におすすめできるのはここまで
☆☆☆☆☆☆☆ 激しく痛みがあるくらいの辛さ。食べていて震えが出て汗が吹き出します。アフター(トイレ)のダメージもきつくなってくるレベル。この辺から味はよくわからん
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆~ 体は震え、汗は吹き出し、食べた後も口の中が火事になっているレベル。食後は氷で冷やさないと痛くて耐えきれないので常食はやめたほうがいいです

 

程よい辛さなので激辛の入門向けって感じですが、この柿の種は辛さと味の両立をしっかりと楽しんだ方がいいと思います。カップ麺の蒙古タンメン中本を食せる人ならいけると思うけど、辛みの苦手な方やお子様向けではないので注意。次はお酒のあてとして楽しみたいです笑

 

亀田製菓 亀田の柿の種 超辛 公式サイト

期間限定なのでもう製造終了しているようですが探せば色んな所でまだ売っています。

 

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