男飯 第30話 魅惑のジャークチキン

皆様のご声援によりおかげさまで男飯の記事も30話を迎えることができました。30話を機に以前より「気になった料理記事があったけどどの記事かわからなくなる」と言われていましたので今更ながら男飯・男の肴の記事タイトルに副題を入れてみました笑。これで昔気になった料理も見つけやすくなったと思いますので良かったら下記のリンク先を覗いてみて下さい。

 

 

さて、本日の料理なのですが先日いつも朝テレビで見ているというか流している情報番組「ラヴィット!」の見取り図の安くてウマくて◎◎な店という番組コーナーで「唐揚げが身震いしてる」くらい美味しいと言われていたのがタイトルにあるジャークチキンだったのです。

パソコンを触りながらのながら見だったのですが、そんなに美味しい鶏料理なら鶏肉好きのわたしにとってぜひ食してみなければならないと思い改めて検索してみたら、ジャークチキンってつまりジャマイカ料理でよく使われる「ジャークスパイス」がかかった鶏肉料理で、ジャークスパイスとは主にオールスパイスとスコッチボネット(ハバネロの仲間の激辛唐辛子)で構成されていて、その他お好みでニンニク、シナモン、ナツメグ、タイム、クローブ等が加えられたスパイスだそうです。

さらに「ジャーク」とは現地語でチャーキといいスペイン語で乾燥した肉を意味するそうで、ジャマイカではドラム缶を加工して遠火で調理というか熱燻製みたいにゆっくり火を入れることで外はパリッと中はしっとりとした鶏肉料理になるとか。まとめるとジャークチキンとは「ジャークスパイスを塗って遠火で焼いた鶏肉料理」ってことなんでしょう。

その味わいは本場ジャマイカでも「一貫性のない物」らしく、日本人が作る味噌汁のようにこれだ!ってひな形がスパイスの調合・分量には無いそうで、自分に合う味のお店を見つけると現地の人でもトコトンはまってしまうそうです。日本人が気に入ったラーメンを何回もリピートする感じですかね…

要するに鶏肉にオールスパイスと辛い唐辛子をベースとしてそれっぽくスパイスをぶっかければいいんだなぁってことで、

 

スパイス適当でファジーに作っていきます笑

・ジャークチキン

・材料
鶏もも肉:食べたいくらい
レモン:入れたいくらい
ニンニク:かけたいくらい、粉末状の方が使いやすい
ショウガ:かけたいくらい、粉末状の方が使いやすい
塩:鶏もも肉一枚につき小さじ1程度、しょっぱいのだけはリカバリーできないので割と控えめにしました。足りなかったら後でふりかければいいと思います
オールスパイス:かけたいくらい
チリパウダー:スコッチボネットの代わり、かけたいくらい
クミン:かけたいくらい
ブラックペッパー:かけたいくらい
その他シナモン、ナツメグ、タイム、クローブ、バジル等のスパイス、玉ねぎすりおろし:かけたいひとはかけたいくらい笑

※スパイスの分量に自信のない人は「ジャークスパイス」でググるといくらでもいい塩梅に調合された商品が出てくるのでそちらを利用するといいですよ。

 

①鶏もも肉を食べやすいサイズにカット(カットしなくてもよいけど漬かるのに時間がかかる)。レモンの皮を剥き細かくカット。ニンニクとショウガをすりおろす。それらをボウルに移し塩と上記のスパイスをかけたいだけかけてもみもみして30分~1日くらい漬ける。

 

②レモンは取り除きフライパンではなくオーブンやグリルを使いゆっくりと焼いていく。今回は弱火で20分くらい焼き10分休ませ3分強火で炙ってみました。焦げ付き防止のためアルミホイルを敷いたけど肉汁が溜まったのでアルミホイルに穴を開けて下に肉汁は落としました。肉汁はもったいないけどこの汁に浸かっているとしっとりしなそうな感じがあります。

このあふれた肉汁、ラーメンにいれたら美味しそうな気がする…

 

③皿に盛りつけてケチャップを添えて完成。漬け込むので時間はかかるけど調理自体はすっごい簡単ですね。で、その味わいは…全然食べたことが無い感じだけれども一言でいえば、

 

しっとりスパイシーで美味!

 

です。語彙力がまるで感じられないけど本当にこんな感想が出ます笑。ケチャップもすっごい合いますよ。これは本当に美味しい…個人的には暑い夏にハバネロとかブートジョロキアとか使って滅茶苦茶に辛くしてほおばった後ハイボールとかさらっとした炭酸のお酒で流し込みたい感じです笑。分量を気にするのは塩と辛み成分くらいで後は自分が好きなスパイスを好きなだけかけて好きな味付けにすればいいんじゃないでしょうか。

ただし漬け込み時間が短いとスパイスが肉汁と共に出てしまいそうなので、余裕があるなら一晩くらい漬けこみたいところですね。いやしっかしこれはうまい!けど唐揚げとは全くベクトルの違う食べ物なので唐揚げは震えないだろ笑。共存ですよ共存!

 

④後日鶏胸肉でも作ってみたのですが、こちらは結構食感がホルモンのようにぐにぐにしている部分があったり、ゴリゴリしている部分があったりと独特になります。不思議な噛み応えで個人的には好きです。筋トレ飯で鶏胸やささみばっかり食して飽きた人には噛み応えがえらく変わるのですごいいいんじゃないですかね。

と、言うわけで適当調理ではありますがジャークチキンをご紹介させていただきました。いやはや、まだまだ世界には美味しい料理があるんでしょうねぇ…

 

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