春の味

 

山菜を食すと、ああ春がきたなぁと実感するおよです。と、言うわけで本日は山の中から取ってきたタラの芽をいただきます。若干伸びすぎな気もするけど揚げれば食べられるので笑

去年も記事に書いたのですが、山菜採りって基本的に人に合わない外の作業なのでこのコロナ禍で「まん防」が騒がれている今の時代にはかなりいい趣味ですよね。余談ですが「まん防」ってまん延防止等重点措置の略なんだけどテレビ局に「マンボウって何だよ略すなよわかんねーよ!」って苦情が結構来ているようで、まん防…まん延防止等重点措置と、言うようにしているとかなんとか。まぁ確かにテレビ画面を見ないでマンボウマンボウ聞こえてきたら水族館の話題かよ!って思わなくもないですよね。

と、言うわけで今年も近所のかずくんにコシアブラを取りに行こうよーと誘われているのでまた山ほど取って来てしまいそうですな。コシアブラって山菜の中ではクセが強くない方なので色んな食べ方が出来るからおすすめです。去年はこんな料理をしましたねそういや。

まぁでも、山の中って暗くなるとすぐ迷うので山菜採りに夢中になってあまりにも山奥に行くのは危険ですからね。もし遭難なんかしてしまうとネットに名前が残ってしまいますしね。くれぐれも遭難しないように気をつけないとね。

 

で、遭難に気をつけるのもそうなのだけど、山菜で遭難くらい怖いのが毒草の存在…毎年間違って食べてしまう事案が出ています。コシアブラとかミズくらいわかりやすいのならあんま間違わないだろうけど…本日は日本でよく間違われて食べられてしまう毒草をご紹介します。これらの判断は素人にはつきづらいので手を出すのはやめておきましょう。

毒草による食中毒は、全国で平成22年から令和元年の10年間で190件発生し、793人の患者が出ており、さらに14名の方が亡くなっているそうです。そりゃ他の原因で亡くなっている人の方がもちろん多いけど、食した人達は毒草を食べなければ苦しまなかったし亡くなりませんでしたからね…気をつけたいものです。

そんなわけでよく間違えて食べてしまい事故が起こる山菜と毒草のgoogle画像へのリンクを貼っておきますので是非見比べてみて下さい。モノによってはまじで見分けがつかないよねこれ。

 

ニラ と スイセン(の葉)

行者にんにく と コルチカム(イヌサフラン)と すずらん

ギボウシ(ウルイ) と バイケイソウ類 と ヒメザゼンソウ と コルチカム(イヌサフラン)

ふきのとう と ハシリドコロの芽 と 福寿草の芽

里芋 と クワズイモ

シドケ(モミジガサ) と トリカブト

 

ニラとスイセンはよくニラをスイセンの近くに植えてしまい間違って食べることが多いですね。スイセンを食べてここ10年間で1名の方が命を落としています。コルチカム(イヌサフラン)はギボウシや行者にんにくと間違ってよく食べられてかなりの人が亡くなっていますな。10年間で亡くなっている14人中10人がこのコルチカム(イヌサフラン)が原因なのでかなり気をつけたい植物ですね…

次に死亡事故が多いのがトリカブト。1986年に保険金殺人に使われて一躍有名になってしまった植物です。花が綺麗だから人気なのですが、シドケの葉によく似ていて間違って食べてしまうんだそうです。トリカブトでは3名が亡くなっています。

亡くなりこそしなかったものの他の食中毒でもかなり苦しむので本気で注意したいですな。ふきのとうのあたりはわたしはもう見分けつかないなぁ…

 

と、言うわけで山歩きは健康的だしこのご時世にピッタリの趣味だけど、わからないものに手を出すのは気をつけたいですな。せっかく取ってきたのにそんな悲劇が起きてからじゃ遅いですからねぇ…ということから似たような毒草が無い山菜しか狙わないおよでした。万が一間違ったら洒落にならないもの…

 

ってこんな記事を書いていたら近所のかずくんからちょうど今、

 

 

 

 

タヌキ生け贄(笑)

という一文とともにこんな写真が送られて来ました。そうですな、山の中には野生動物もいますからエンカウントしないように気をつけたいところですね。これが檻に入っていない熊さんだったら人生エンドしかねないもんなぁ…

 

 

 

 

と、言うわけで春の味の完成です。ほろ苦くて美味しいなぁ…

ちなみに地元のお友達に指摘されたのですがこれはタヌキじゃなくてアナグマじゃね?と、言われまして…調べてみたら確かにそうですな。アナグマだったら食べてみたかったなぁ笑

 

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