ぴょんぴょん舎の冷麺(激辛)
ピリ辛でした。
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西日本だと冷やし中華のことを冷麺と言ったりしますが、中華屋ではなく焼肉屋で冷麺と言えばそば粉の入った黒っぽい細麺の「韓国冷麺」より白くて太めでコシのある「盛岡冷麺」の方が日本では馴染みがあると思います。味は韓国冷麺も盛岡冷麺も冷製の牛骨ベースなのは変わりませんが。
盛岡冷麺を最初に考案したのはが1954年5月に食道園という焼肉屋を始めた青木輝人さんという方で、現在でもお店の入り口には元祖平壌(ピョンヤン)冷麺と掲げてあります。当初、韓国冷麺のようにそば粉を入れて黒っぽい見た目だったのを日本人の好みに合うように白い麺にしたり等徐々に改良してできあがったのが今の盛岡冷麺の始まりと言われております。ただ、この頃はまだ「盛岡」冷麺という概念ではなかったそうで。
そんな「盛岡冷麺」という名称を初めて公の場で使用したのが1987年にぴょんぴょん舎を創業した邊龍雄(へんりゅうゆう、ピョン・ヨンウン)さんなんだそうです。1986年10月に盛岡で開かれた「日本めんサミット」に出店した際に地域性を出すために使ったんだとか。ここから盛岡冷麺という名称が全国に浸透していったのですが、歴史でいうとまだ35年位なんですね。意外と若いんですな。
そんなぴょんぴょん舎の冷麺が仙台でも食べられるようになったのは2008年に三井アウトレットパーク仙台港がオープンしてからなので割と最近なんですよね。今ではパルコ2という仙台駅前のファッションビルにもテナントがありますがそれまではぴょんぴょん舎の冷麺が食べたいとなったら岩手に行かなきゃ食べられなかったのです。ぴょんぴょん舎の冷麺ってなんか若干風変わりなんですよね。
まぁ仙台にも沢山店舗を構える「やまなか家」の冷麺がかなり美味しいし、これまた変わった感じの冷麺が食べられる「焼肉ヤマト」も仙台に店舗ができてきたのですが、どのお店も冷麺の感じが違うんですよねぇ不思議と。そしてどこがどう違うのか説明ができないのが盛岡冷麺の面白いところ笑。ベースが牛骨なのは変わらないけどそこに他の動物系のダシを足したり甘みをつけたりしているんでしょうかね。
さて、その三井アウトレットパーク仙台港でそのぴょんぴょん舎(オンマーキッチン)の冷麺が食べられたので一番辛い「激辛」をオーダーしてみたのですがこれは本当にピリ辛でした…ここ最近色々なお店の激辛を試しているけどお店によって温度差がありすぎだということに気づかされた一杯でもありますね。この激辛冷麺はセブンイレブンで売っている蒙古タンメン中本が食べられれば楽に食せると思います。辛さには拍子抜けしたけど味は美味しかったです笑
それにしても激辛の指標ってイマイチわかりにくいですよね。いちおう辛さの指標とされているスコヴィル値も実際はあんまりピンとこないと言うか解りづらいですし。ドラゴンボール並に数値がインフレしていますからね笑。みんながわかる辛さの指標がコンビニのカップ麺以外になにか無いですかねぇ…
ぴょんぴょん舎の冷麺(激辛)
激辛度:☆
(ペヤング獄激辛やきそばを☆×10として)
もしかしたら辛味は別辛で頼んだほうが最終的には辛くできるのかもしれません…
ぴょんぴょん舎 オンマーキッチン
三井アウトレットパーク仙台港
仙台市宮城野区中野3-7-2
営業時間(レストラン)10:30-20:00
ラストオーダー 19:30
ちなみに余談なのですが、当然盛岡には冷麺の名店がいくつもあって例えば盛岡駅前の盛楼閣、老舗の大同苑、肉の米内等々どこも美味しい冷麺が食べられるのですが、その中でも敢えてわたしが盛岡でおすすめの冷麺を1つピックアップしてと言われたら、
こちらの「髭」というお店の冷麺をおすすめしています。盛岡の中心地からは結構遠いのですが、冷たくてさっぱりとしているのに濃厚なスープはこちらの冷麺ならではですね。焼肉もすごい美味しいのがまたいいんですよね。ただし土日祝日はかなり混む人気店ですので注意して下さい。最近は例の流行り病のせいでご無沙汰なんですがね、終息したら行きたいお店のひとつです笑
そんな髭さんのサイトはこちらからご覧下さい。
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