宝珠山立石寺【山寺】(山形県山形市)

宝珠山立石寺(ほうじゅさんりっしゃくじ)、通称【山寺】は山形県山形市にある天台宗に属す仏教寺院。創建は貞観二年(860年)、清和天皇の勅命で天台座主第3世慈覚大師円仁が建立したと言われている。山寺の歴史に関しては公式サイトやWikipediaの方に任せるとして、この山寺最大の特徴は山門から一番上にある「奥の院」まで石段を1015段(寺院内をすべてまわると1070段)登らないとたどり着けない所。
山門から続く1015段の石段は、一段登るごとに煩悩が消えていくと言われる修行の道だったりします。元々山寺は修験道だったそうで修験道とは簡単に言うと断食、瞑想、経典の唱え、滝行等の禁欲的な厳しい修行を行う事を指しています。その辺りの非常に難しい説明もWikipediaの方にお任せするとして笑、この山寺は登ると景観がとても良いことから人気があり山形を代表する観光名所だったりします。
そんな山寺、数年に一度わたしはとある目的(後述)があるので登っていたのですが今回は東京からのお客人から山寺に行きたいというリクエストを頂いたので一緒にお供しまして、サクサクっと奥の院まで行ってきました。


道中はまず山門をくぐると杉林の中にある石段をひたすら登っていきます。途中石塔やらお墓やらいろいろありますのでのんびり見学しながら登っていくと体力の温存的にもいい感じです。

途中仁王門を越え、全体の3分の2くらい石段を登るとこのように開けた場所に出ます。写真正面に売店があるのですがこの日は訪れたのが早かったせいか開いていませんでした。余談ですが山寺は4月から11月は8時~16時(閉門17時)、12月から3月は8時30分~15時(閉門16時)と入山できる時間と閉門する時間が季節によって違うので注意。

奥の院とはまた違う方向にある五大堂方面からはこんな絶景を拝むことができます。大分石段を登るので当たり前のように山の上ですが特に下界より涼しいという事は無く普通に暑いので今時期に登るにはタオルと飲み物が必須。

そんな訳で1015段登り切って奥の院に到着。奥の院は正式名称「妙法堂」と呼ばれ、慈覚大師円仁が中国での修行中に持ち歩いたとされる釈迦如来と多宝如来を祀っている、最も神聖な場所となります。御朱印帳を持っていれば御朱印を頂く事も可能。山寺では全部で8か所11種類の御朱印を頂けるとか。ちなみに奥の院のご利益は参拝することで悪縁を切り良縁を引き寄せるとされています。何かに行き詰まったら煩悩を消し去り良縁に恵まれる様山寺を登るのが良いかもしれません。
登り切った後は(個人的な)真の目的の為にそそくさと下山します。
で、下山した先には、


これが
最高に
うめぇんだ笑
山門前の通りにいちょう茶屋という山寺を登る前に食べる名物、力こんにゃく(玉こんにゃく)が売っているお店があるのですがそちらに瓶コーラの自販機も置いてありまして、個人的に山寺を登り切った時のルーチンでこのキンキンに冷えた瓶コーラを頂くのですが山寺を登り切った達成感と程よい疲労感が相乗効果を生んで最高に美味しいコーラとして飲めるんですよ笑。わたしは普段コーラとか甘い飲み物は頂かないのですが山寺に登った時はどうしても頂いてしまいます。
と、言うわけで山寺の歴史をじっくりと体感したい人と美味しいコーラが飲みたい人は是非立石寺奥の院を目指してみて下さい。1015段の石段ですが途中途中休憩するポイントもあるし山門の所では杖も売っているので思ったよりサクッと登れてしまうと思います。何回登ってもこの霊山としての空気感やコーラが笑、素晴らしい場所です。朝一で登るとその後の山形名物の蕎麦やラーメンがより一層美味しく頂けますし。煩悩を払うための石段ですが個人的にはその後の煩悩をより楽しむ為に行っています笑
宝珠山立石寺 公式サイトはこちら
当サイトの他の東北観光記事はこちら
https://ozfare.com/category/%e6%9d%b1%e5%8c%97%e8%a6%b3%e5%85%89/

畳の東屋と瓶コーラがこれまた乙ですねぃ👍
山寺の紹介と思いきや、コーラのCM🤣
ほんとコカコーラの案件みたいな記事ですね😊でも上から降りた後のコーラが本当に美味しいんですよねー🤤