ヘアドネーションに参加する

遡ること結構前、新型コロナウイルス感染症が世の中に蔓延し緊急事態宣言が発令。この見通しの立たない未曽有の大災害に多くの人々が不安を感じている中、ひとりのアホが酔っ払った勢いでこんなことを吹聴していた。

 

「平和を祈念してコロナが収まるまで髪を切らない」

 

ほんとこう、本人を含め誰も得しないような宣言を高らかに掲げたのが今から3年と少し前の話。で…

 

 

 

 

当然

こうなりました

 

いい年こいたおっさんがすごいロン毛になりまして。そりゃ3年も髪を切らなかったのだから当たり前なんですけどね。余談ですがこの状態でも結構前が見えることにびっくりしました。貞子って前見えてたんですねあんな髪型でも。

で、2023年5月8日に新型コロナウイルス感染症は2類感染症相当(2類感染症は総合的に判断し危険性が高い感染症。具体的にはポリオ・結核・ジフテリア・SARS・鳥インフルエンザ)

から

5類感染症(季節性インフルエンザや麻疹、風疹、感染性胃腸炎、RSウイルス感染症などの一般的な感染症。つまり「風邪」と総称される病気)

に移行し、事実上の収束宣言がなされたわけです。

今後は新型コロナに罹患したら実費で治療しなきゃいけないので家計がパンデミックになりそうなもんですが、お上が終わりというなら終わりなのでアホもそろそろ髪を切るかと思いまして…実はどうせ髪を伸ばすなら意味のあるロン毛にしようと思っていまして割と早い段階でこのコロナ収まるまで髪切らん宣言の落としどころは考えていました。それがタイトルにもある通りヘアドネーションに参加するだったのです。

ヘアドネーション(Hair Donation)とは、小児がんや白血病などの病気、不慮の事故等で髪の毛を失った子どもたちに対し、医療用ウィッグを無償で提供する活動のことで、もともとはアメリカの団体Locks of Love等が行っていた活動でした。

日本では2009年にNPO法人Japan Hair Donation & Charity(JHD&C)が活動を開始し、現在日本では特定非営利活動法人 Japan Hair Donation & Charity、特定非営利活動法人HERO、株式会社グローウィング「つな髪プロジェクト」、女子高生ヘアドネーション同好会(2023年5月現在受付休止中)の4団体が全国から髪の寄付を募りウィッグを製作し病気の子供達に提供しています。

つまり、端的に言えば髪を寄付しようと思いながら伸ばしていたわけです。もし自分が子供の時に病気で髪が無くなったら嫌だと思いますし。微力ながらもこういった活動に協力できればいいなぁと考えていました。それで複数ヘアドネーションの活動を行っている団体がありますが、

 

https://hairdonation.hero.or.jp/

 

こちらのNPO法人HERO様がわたしの地元仙台で活動しているので、こちらの方に寄付させていただくことにしました。このNPO法人HERO様はヘアドネーションの他にも様々な活動を行っていますが、わたしごときが説明するのはおこがましいと思いましたので是非上記のリンクからその活動を見ていただきたい。それでこちらのサイトでヘアドネーションの賛同美容室を検索し、本日カットしてきた次第です。

 

 

名取市にある美容室ハール・ピ・アート様にて決行。結構ヘアドネーションカットはするものの後は自分で髪の毛を送らなければいけなかったりするのですが、こちらの美容室では髪の毛を送って頂ける上にヘアドネーションをする人への割引もあるとの事だったので選ばせていただきました。ヘアドネーションカットはカットした髪の毛が31cm以上になるようにゴムで髪を束ねて濡らさずに切っていきます。美容師のお姉様と気さくにお話しながらささっと髪を束ねサクサクっとカットが進んでいく。

 

 

カットされた髪。白髪が多いな…後は残った髪を整えて終了。通常のカットより時間がかかるといわれていましたがシャンプーとブローを合わせても1時間半くらいで完了しました。髪を切ったおっさんはただのおっさんなのでカット後の姿は割愛。責任をもって郵送しますと言っていただきながら退店。当日の連絡だったのに丁寧に対応していただきましてありがとうございました。

と、言うわけで平たく言ってしまえばアホがコロナ終わるまで髪伸ばします→コロナ終わったので髪を切ってせっかくなので寄付します、というだけなので感想も何もあったもんじゃないのですが、この3年間髪を伸ばしていて気づいた頃を羅列してこの記事のむすびとさせていただきます。

 

・世間は冷たい

おっさんのロン毛は目に余るようで結構頻繁に色々な方々に髪切りなよ…と言われました。わたしが普通のサラリーマンだったら髪を伸ばすのは難しかったでしょう。まぁ学校教育の段階で短髪は正義みたいに習って育てられるので仕方のないことだけど、ロン毛だって最終的には人の役に立つこともあると知ってほしいですね。

 

・髪の長い女性は大変

諸先輩方からしたら何をいまさらと思うかもしれませんが、髪を伸ばすと首は痛いし、洗ったら髪はなかなか乾かないし、寝てるときなんか邪魔だし、朝はブローしないと爆発しているし…と、髪が短い時は全く気にならないところに問題が発生することが判明。わたしは最早適当に髪の毛を扱っていましたが、きちんと整えてメンテする人はそりゃ身支度に時間がかかるよな、と思いました。

 

・女性に間違われてギョッとされる

わたしは結構温泉が好きなのでよく入りに行くのですが、脱衣所で脱いで温泉に入ろうとしてドアをガラっと開けた時、そこに誰かがいると大体すごい剣幕でギョッとされます。目が合うのでよく解ります…で、目線がだんだん下に行って、「あ、男か…」となってギョッとした顔が元に戻ります。そんなに珍しいんか男のロングヘア―が。

 

まぁ、やはりまだ男性のロングヘアーに対して世間は冷たい訳ですが、これからジェンダーレスとかそういった男女平等が進めば悪い面もあるだろうけど、男性がヘアドネーションの活動に参加しやすくなるといった利点も生まれてくるでしょう。ヘアドネーションの思想はすごく良いなのにどうしても男性の場合は世間体が邪魔をしますから…そろそろ髪に関しての考え方を見直してほしいですね、昭和初期の軍隊色が色濃く残る頃なら仕方ないけど、21世紀も20年過ぎた令和の世の中だし。

 

後日、NPO法人HERO様のサイトに名前が掲載されていました。男性も気軽に参加できる世の中になればいいのにと思う今日この頃。

 

当サイトの他の茶飲み話はこちらからご覧下さい。

https://ozfare.com/category/%e8%8c%b6%e9%a3%b2%e3%81%bf%e8%a9%b1/

ヘアドネーションに参加する” に対して2件のコメントがあります。

  1. サミー より:

    ちょっとwww

    来てみたらwww

    どーゆーことwww

    吹きましたwww 失礼!

    いや〜でも、素晴らしいです笑笑

    1. およ より:

      人生はノリと勢いで生きております笑
      ただ、これはコロナの自粛がなければ達成することはできなかったでしょう。おっさんのロン毛って世間はちょう冷たいです😆

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