移植できない異色ゲーム

わたしは自分の性格上ある程度レギュレーションというか取り決めをしておかないとどこまでも突っ走ってしまうので、結構自分ルールを設けていたりします。例えばよくわたしは古いゲームを購入するのですが、絶対に定価以上では買わないという制限をしています。というかネット通販がこれだけ蔓延る世の中で金に糸目をつけなければ何でも揃う代わりに歯止めが効かなくなって破産する未来が見えるんですよね。

ただ、希少な物にプレミアが付いて定価以上の価格になることは至極当然なことなので反対しているわけではないです。あくまでそこに足を踏み入れたら自分が止まらなくなってしまうので、そこは一歩踏みとどまるように気をつけています。そんな話を踏まえて本日購入したのはこちら。

 

 

セガガガ!

 

セガガガは、2001年3月29日に株式会社セガより発売されたドリームキャスト用のゲーム。当初はドリームキャストダイレクトというセガの通販サイト専売ソフトだったけど、約2ヶ月後の5月31日に一般店舗での販売が開始されました。

ゲームの内容としては2025年にセガのシェアが3%になっていてそれを100%にするってのが大まかな目標なのですが、このゲームの特徴セガが過去に発表したゲームのタイトルやキャラクターに由来する固有名詞といった内輪ネタが多く含まれていたほか、セガとは全く関係がない過去のアニメやゲームに由来するものも同様に多く含まれているのです。いわゆるバカゲーなんだけど、そんじょそこらのバカゲーとは格が違って、

 

自虐ネタ満載

 

なんですよ笑。セガガガ発売2ヶ月前にセガは家庭用ゲーム機の自社開発・販売から撤退すると発表していたから…ではないと思うけどとにかく自分の会社をいじりすぎている内容となっています。まぁもともとセガなんてだっせーよなぁなんて強烈なCMをテレビで流していましたけどね。セガ自虐CMの仕掛け人はあの秋元康さんなのも割と有名な話。

肝心のゲームシステムについてはロールプレイングゲームベースなのですが「RPG」の文字が出る度に「R.P.Gは(株)バンダイの登録商標です」と注釈がいちいち出てくる事以外はそこまで重要じゃないので各自調べて下さい笑

このゲーム、わたしがドリームキャストを購入した時にはいずれほしいなぁと思ってはいたのだけれども、いかんせん中古価格が定価以上のものばっかりな上になかなか売って無くて、ちょくちょく探していたのですがようやく定価以下の価格で売っているのを発見して購入したんです。

バカゲーだけどやたら凝った内容でして、テーマ曲がこれで、

 


挿入歌?の秋葉原のテーマがこんな感じですごい好きなんですよね笑

 

そんなわけでセガファンにはたまらないゲームとなっているのですが、このゲームが他に移植されることはおそらくそのままの内容では難しいんです。と、言うのも自虐の一環としてセガ社内に実在したパソナルーム(自己研修部屋)ネタまでこのゲームでは出てくるのですが、このパソナルームっていわゆる追い出し部屋のことで、リストラしたいけど悪いことはしていないから懲戒免職に出来ない社員をぶちこんで何もさせないという、自主退職に追い込むための牢獄みたいな部署の事なんですよ…

ただ、まぁ追い出し部屋はセガに限った話じゃないし、わたしも以前記事にして上げたことがあるので大きい会社だと割とよくあった話なんでしょうけど、皮肉にもセガガガのリリースと同時期にパソナルームに配属されていた社員に不当解雇だ!と、訴訟を起こされ、その後セガ全面敗訴によってセガ内ではパソナルームが完全なるタブーとなったわけです。パソナルームで検索するとそのえげつなさが出てくるんですが…まぁ敗訴しても仕方ないよなぁこれは。

 

セガガガはセガのヤケクソっぷりがカルト的な人気として一部で受けていたのですが、この作品を遊ぶには現状ドリームキャストしか無いのはこんな理由があるからなんでしょうねぇ…って思ったけどそう言えばどう見てもプレステのコントローラーみたいなやつとか、ピカチュウっぽいやつとか、著作権的に危ないキャラも結構出てくるからそちらでも移植の難易度を上げてるんでしょうね笑。つまりあれですね、このゲームはほじくり返してはいけない系ですね笑

そんなセガガガ、今遊ぶには難易度が少々高いけど、セガが好きな方はぜひ遊んでほしいですわ。大企業がこれをリリースしたのはもはや伝説ですからね笑

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