ファミコン発売中止ゲーム図鑑
やっぱり世の中色んなマニアがいるなぁと改めて思ったのは先日Youtubeでゲームラボチャンネルを眺めていた時の事だった。ゲームラボと言えばその前身であるバックアップ活用テクニック(バッ活)から読んでいて、その内容を参考に秋葉原の街を彷徨いた思い出があります。ゲームラボやバッ活がどんな本なのか詳しい説明はリンク先の記事を見ていただくとして、一言で表すとこれらの本は「ゲームマニアの疑問を解いてくれる本」なのです。
Youtubeチャンネルのゲームラボも当時キッズ現おっさんのわたし世代がいだいた疑問に答えるような内容で動画投稿されていて、見ていて結構面白いんですよね。で、そんなゲームラボチャンネルの動画で紹介されていたのがタイトルの「ファミコン発売中止ゲーム図鑑」だったわけです。
このファミコン発売中止ゲーム図鑑ってもろにニッチな需要に答えている本で、そういや昔雑誌に掲載されていたゲームがその後どうなったのかを丁寧に解説している本なのです。有名所だと「ディスクシステム版聖剣伝説」がお蔵入りで伝説となっていますよね。聖剣伝説はその後ゲームボーイで発売されたけどタイトルだけ同じで中身はディスクシステム版とまったくの別物だった…そんなのが解説されているココロときめく本をゲームラボチャンネルで紹介していたわけです笑
しかも、開発中と中身が違うゲームも載っているとのことだったので、この本にはもしかして高橋名人のBugってハニーというゲームが開発中とぜんぜん違うゲームになっていた件も触れているのかなぁなんて思いまして。
それと合わせて、ファミコンの発売中止ゲームと言えばファミコンが末期だった1994年くらいまで「ファミコン通信(ファミ通)」の発売予定のゲームというコーナーで発売日未定でいつまでも名前の載っていたゲームって結構あった気がしますが、そこには載っていなかったと思うけどわたしが当時すごい気になっていたのがファミコン版「ファイナルファンタジーⅣ」の発売中止。
たしかⅣがファミコン、Ⅴがスーパーファミコンで同時に発表され開発されていたって感じだった気がします。で、Ⅴの主人公が「セシル」でヒロインが「ローザ」と、キャラビジュアルとともに発表されていたような…
結果としてそのⅤが繰り上がって「ファイナルファンタジーⅣ」としてスーパーファミコンで発売されたのですが、ファミコン版のファイナルファンタジーⅣって開発中止が発表されるまでファイナルファンタジーⅢっぽい画面に飛空艇が沢山止まっている画面が記事に載っていた、ような気がするんですがいかんせん30年くらい前の話なのでうろ覚えだったんです。Bugってハニーと合わせて、きっとゲームラボの本だものその辺りはきっちりと押さえてるだろうなぁ…ってことで、
即、アマゾンでぽちって購入しました笑。で、届いて当然のように読んだのですが…あんまり内容を事細かに書くとデータの転用になってしまいそうなので控えますが、はっきり言って、
とても良い本
ですね笑。結局日本で未発売でも海外ではリリースされていたり、続編として開発されていたけどキャラだけ変えて新作として発売されていたり、そんな情報がてんこ盛りでした。で、わたしが気になっていた2つの疑問。ファミコン版ファイナルファンタジーⅣとBugってハニーの開発版の記事ですが…
がっつり
取り上げられていて
泣きそうになりました笑
記憶にあった飛空艇の並ぶファイナルファンタジーⅢみたいな写真もバッチリ掲載されている所がばたすごい…けど、この写真ってイメージ画像だったんですね。それにしても飛空艇をおそらく現代で言う走り屋の車みたいにカスタムして遊ぶような内容のファミコン版ファイナルファンタジーⅣ、ぜひとも遊んでみたかったなぁ…
Bugってハニーの方も高橋名人とハニー以外のキャラも操作できる予定だったと書いてあって更に「ワンナップ、みどり、ダル」という名前まで載っていました。TVアニメが放送されていてホットなうちに発売しようとした結果何故か別に作っていたブロック崩しゲームと合体して発売されたBugってハニー…この開発中のまま制作されていたら絶対面白かっただろうなぁ当時のハドソンだし。
と、言うわけで80年、90年代にファミマガやファミコン通信を読んで新作ゲームの記事にウキウキしていた人には絶対刺さる本なので、興味のある方は是非とも買って読んでみて下さい。こういうニッチな情報ってネットで探してもなかなか見つけられないですからね。貴重な資料ですなぁ…
こちらのゲームラボチャンネルの概要欄にアマゾンへのリンクが貼ってありますので、良かったらそのリンクから飛んで購入して下さい。と、言うわけで本日は一日中この本を眺めていたおよでした。いやはや、世の中にはすごいマニアがいたもんだ…