カップ焼きそばって焼いてないよね
誰もが一度は思うであろうカップ焼きそばって焼いていないのになんで焼きそばなの?と、言う疑問。そう言えば疑問には思うけど今まできちんと調べたことがなかったので調べてみました。その結果カップ焼きそばを作っている公式サイトの見解は見つけられなかったけど2つの仮説を見つけることが出来たのです。
1つは、揚げるという行為を焼くの代替と考えている説。カップ焼きそばはカップ麺なのでその製造工程に「焼く」という作業はありませんが麺を「揚げる」という作業はあります。どちらも麺に熱を通す作業なので揚げる=焼くと考えて焼きそばになったという説。若干無理矢理感はありますが確かにそれなら焼きそばでもおかしくないですよね。揚げ焼きって言葉もあるくらいだし。
で、もう1つの説はカップ焼きそばは「焼きそば」ではなく「カップ焼きそば」という別の食べ物として考えている説。どういうことかといいますと焼きそばは料理、カップ焼きそばは商品として考えて、カップ焼きそばとはお湯で柔らかくしたソース味の焼きそばっぽい味の商品として世間的に認知されている、ということのようで。
ゲタを入れない「下駄箱」、筆を入れない「筆箱」、じゃがいものデンプンで出来ている「片栗粉」あたりと同じ様な考え方で、下駄箱はゲタ入れないけど靴を入れる箱として知られており、筆箱も同じく筆入れないけど筆記用具入れとして知られ、カタクリの花ではなくじゃがいものデンプンで出来ているけどとろみを付けるための粉として片栗粉は知られている。カップ焼きそばも焼いてないけど焼きそばっぽい味のカップ麺として世間では知れ渡っていますから。なるほどそういう感じなんですね。
どちらにせよ別に味が変わることではないので特に知らなくても困ることではないのですが、焼いていないカップ焼きそばがなんで焼きそばを名乗っているのかはこの様な理由だそうです。ちなみにコレを調べていて驚いたのですが、
ペヤングとやきそば弁当は
ひらがな表記の
「やきそば!」
ぜんっぜん気にしていなかったから知らなかったけどこの2商品は焼きそばではなくひらがなのやきそばなんですね笑。てか、自分でペヤング記事を2つも書いているのに全然気づきませんでしたわ笑。焼きそばじゃないよ!やきそばって商品だよ!ってことなんですかねぇ…
ちなみにそのペヤングで泣きを見た記事はこちらのリンクからご覧ください。ってちゃんとひらがなでやきそばって記事に書いてましたね。ちょっと感動笑
さて、そんなカップ焼きそばですがジャンク感と言うかスナック感があって、たまに無性に食べたくなったりしますよね。そんなカップ焼きそばの好きな食し方がわたしにはありまして、それを本日はご紹介したいと思います。
まず普通にお湯を入れて3分待ちます。
湯切りが終わったら、
全卵をボトッと落としてよーく麺に絡むようにかき混ぜます。
卵が麺に絡んだらソースとふりかけをいれてさらにまぜまぜ。
で、完成。
カップ焼きそばにお湯を入れるタイミングで生卵もお湯につけておくと卵を入れてもカップ焼きそばが冷めません。このレシピ、以前TKP(卵かけパスタ)という茹で上げた麺に卵をよーく絡めて醤油をかけて食べるズボラ料理を試してみてわたしは美味しく感じたのですが、それを作った時にカップ焼きそばでこれをやったらもっと美味しいんじゃないかと思って試してみたのです。
そしたらわたしがすごい好きな味に出来上がってしまったのです。なんというか、カップ焼きそばというよりはソース味の油そばみたいな味になり、スルスルと食べれちゃうんですよね。
ちなみにイタリアでは卵しか使わないみたいな、具材が一種類だけのパスタをspaghetti del poverello(スパゲッティ デル ポヴェレッロ)と言うのですが、日本語に訳すと、
貧乏人のパスタ
って意味なんだそうです笑。まぁでも貧乏人のパスタでもシンプルに美味しければいいですよね別に。と、言うわけで卵であえるとますます焼きそば感がなくなるのですが、このポヴェレッロカップ焼きそばはなかなか美味しいので皆さんも是非お試し下さい笑
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