鎌倉温泉(宮城県刈田郡蔵王町)
鎌倉温泉は宮城蔵王の自然に囲まれた秘湯。
近所のかずくんの実家がこの鎌倉温泉の比較的近くにあり、本日はお友達と温泉に浸かりに行ってきました。
フロントの様子。何度来ても懐かしく思える、とても味のあるつくりですね。
ロビーの様子。お風呂自体はそれほど大きくないので入湯人数が5人を超えるとロビーで待機を命じられます。この奥に和室の食堂があり、宿泊のお客様はここでご飯を食べるみたいですな。
温泉の様子は脱衣所、浴室での撮影は禁止なので写真は撮っておりませんが、鎌倉温泉公式サイトに温泉の画像があります。そして鎌倉温泉公式サイトによるとこちらのお湯は泉温23.7度、PH値9.4の無色透明で、臭気・味ともほとんどないけれど、利用しているお客様からは、「あきらめていたアトピーが治った」「肌荒れ、水虫、あせも等が治った」と評判になっている不思議な湯なんだそうです。
また、水温が低いので薪を燃やして加温しているのですが、周辺森林を守るための間伐材を利用しているエコな温泉なんですね。
この鎌倉温泉、建物が鄙びていて味があり、効能がすごいあるのですがそれ以上にとても興味深い歴史があるのです。
廊下にこのような感じで絵とともに鎌倉温泉の歴史が紹介してあります。こちらも公式サイトに完全版があるので詳しくはそちらを見ていただければと思いますが簡単に要約すると、
・1051年、鎌倉権五郎景政という武士が先人を切った争いで勝利を収め京都の朝廷がこの土地を治めた。
・だけど肝心の景政は目を射抜かれ重症を負ってしまった。
・景政が、当時この辺りで一大集落となっていた平沢で傷の療養をしていると、ある夜、羽山(出羽三山)の女神が夢の中に現れました。女神は景政に「この沢の上流に温湯があるゆえ、心静かに湯治をするがよい」と言い残し消えました。
・景政は、不思議に思いながらも郎党に探させたところ、ぬるい湯がわき出ている沢を発見し、この湯につかると景政の傷はたちまち全快したと伝えられています。
・以来、この湯の沢を景政の姓をとって「鎌倉沢」と呼ばれ、傷に効く名湯として近郷近在に住む人々の湯治場として現在に至っています。
と、いうのが鎌倉温泉の由来とされています。蔵王の山の中にこんな伝説が残っている温泉があるなんて、すごいロマンを感じますよね。
ひっそりと佇む鎌倉温泉にはこんな伝説が残っているという紹介でした。そんな鎌倉温泉は興味深い歴史があるのに日帰り入浴は400円、一泊2食付きでもなんと5900円、宿泊宴会でも7000円~と、とてもリーズナブルな価格で利用することができます。日常から離れた感じでゆっくりと静養したい方には是非おすすめの温泉ですよ!今日は雪化粧も相まってすごい感動的な景色でした。
ご宿泊、日帰りにつきましては、事前にお電話にてご予約下さいますようお願い致しますとの事でした。興味のある方はまずは鎌倉温泉の公式サイトを見てみて下さい。
鎌倉温泉
宮城県刈田郡蔵王町平沢鎌倉沢102
電話 0224-33-2533
公式サイト https://www.kamakuraonsen.com/