ネギ剥きと冬の空

思い返してみたらもうその兆候は子供の頃から出ていたのだ。

お袋曰く、およ小学校一年生はじめての授業参観の時の話。いつも我が子がどのような授業態度で学校にいるのか楽しみにしていたお袋はその授業参観で愕然としたらしい。なぜなら我が子は授業が始まっているのに教科書を開かず、かわりにハンカチを開いて1人でハンカチ遊びを始めたらしい。最初から最後まで…

 

と、言うわけで昔からルーチンワークというか、同じことの繰り返しがとても苦手なおよです。小学校の授業だとよくノートに同じ漢字を縦一列に「人人人人人人人」みたいに書いたりしたじゃないですか。もうね、そういうのがすっごい苦手でして、そんな授業だと叫びながら家に帰りたい衝動によく駆られていたんです。

 

 

同じ作業の繰り返しが嫌で結局学校を卒業してからは営業職についたのですが、たけさんがわたしの上席だった時の会社では今時期にデスマーチがあったのです。普段は法人に花や植物の営業をするような仕事だったけど、今時期だけはクリスマス装飾に追われていたんですよ。

クリスマス装飾も現場でディスプレイ制作なら楽しくできたんですが、そのディスプレイにも使用するけどクリスマスのお仕事のメインはクリスマスツリー制作だったんです。フェイクモミの木を箱から出したら葉を広げて組み立て、そこにクリスマスの飾り付けをしていく。それを何本も何本も…

そりゃね、わたしも人の子ですから家族みんなで一本、おうちに飾る用に装飾するくらいなら楽しめると思うのですが、この作業を仕事でしかも連日夜中まで何本も何本も作るのは、繰り返し作業が苦手なわたしには拷問に等しい行為でしたね…難度発狂しておうちに帰ろうと思ったことか…

これまたね、そのツリー制作ルーチンワークの気を紛らわせようと思ってラジオをかけても流れてくるのはそうはさせるかとクリスマスソングやクリスマスBGMばっかり流れますからね12月は。昔の会社は有線が流せたのでクラシックとかかけてましたよ全然知らないのに…

 

って事でその後保険業に転職してからわたしはルーチンワークに関わらないようにしていたわけです。ルーチンワーク…同じ作業の繰り返しがダメなだけで、例えばパソコンでホームページを作るといったクリエイティブな作業をするのは大丈夫なので、同じ場所にとどまるのは平気だったりします。

まぁ人によって得意不得意はありますからね。わたしにはルーチンワークは向いていない、そう思ってなるべく触れないようにして生きていたんです。

 

で、先日のこと。二本松市に師匠近所のかずくん、わたしの3人でお邪魔させていただいた時今回は猫のいる民宿でお馴染みの大野民宿に宿泊させていただいたんです。大野さんの宿についての詳細は下記のリンクからご覧下さい。

 

猫のいる宿(福島県二本松市)

 

で、大野さんの民宿は農家民宿。当然本業は農家なのですが今時期はネギの収穫・出荷作業があるみたいでして。ネギは猪をはじめとした害獣に狙われない作物だし、わりかし寒い季節まで畑で作ることができる(最近は温暖化の影響で1月いっぱいは出荷できるそうです)作物ので冬場の貴重な収入源なんだそうです。

それで、宿泊した日は夜に用事があったのですが割と早く大野民宿に到着してコタツでくつろがさせていただいていたんです。そこでぼーっとしていたら師匠が一言。

 

夜まで時間があるのでネギの出荷作業の体験をさせて下さい。

 

とか言い出したわけです。うん、じゃあがんばってやってきてねわたしはこたつにいますから!とはならないですよねそうなると笑。って事で…

 

 

 

 

ネギの出荷作業を体験させていただくことになりまして。散々書いていますがわたしはルーチンワークが苦手なのです。苦手ですがここにきて苦手だなんて無粋なことは言いたくないので笑

外のネギの根っこを切り取る作業を近所のかずくんが行い、師匠はネギを入れるダンボール箱を組み立てる作業をする事に。で、わたしは、

 

 

 

 

大野さんに習ってこの機械でネギの皮剥きをしました。この機械、ネギの青い部分を持ってガチャコンと挿し込むと空気の力でネギの皮がぺろって剥けるんですよ。

 

 

図解するとこんな感じ。

 

機械に突っ込むとネギの皮がペロッと剥けるんです。ネギは中心に近い新芽から3〜4本残っていれば出荷できるそうなので、それ以外は剥くんだそうです。

 

 

 

このネギだと外側から5本分の皮を剥く作業です。そのまま突っ込んでも剥けないので軽く手で「アタリ」が付くように剥いてあげてから機械に入れてすぽーんと剥きます。

 

 

 

すぽーんと皮の剥けたネギは緑の部分を切りそろえて大きさ毎にわけ、ダンボールに入れて出荷されます。ここまで皮が剥けていればスーパーで売っているネギと変わりませんよね。ってことでこのネギの皮剥き作業を2時間ほど体験させていただいたのですが、

 

 

意外と楽しくできまして笑

 

 

完全なるルーチンワークですが特に飽きることなく作業をできたのは、普通に楽しくおしゃべりをしながら行っていたからでしょうな。つまりわたしは1人寂しくクリスマスツリーを作ったりつまらない授業で反復練習をさせられるのが苦手なだけで、ルーチンワークを行う環境次第では全然できるとこの年になって気づきまして。

しかもまぁわたしは自分でいうのもアレだけど、どちらかというと器用な方なので「どこかでネギ剥きをやっていたのか?」ってくらいには作業ができたようです笑。まぁちょっとでもお役に立てたなら良かったですわ笑。

 

 

 

 

ちなみに師匠は、ダンボール組み立てはうまく行っていたけどネギ剥きの方は、

 

 

なんでおよはそんなにうまくできるんだよ!

 

とか

 

ああ、俺には向いてないうまくできない!

 

とか言いながらキャッキャキャッキャと作業を楽しんでいたようです。できるできないはともかく、素直に楽しんで行えばいいのにね笑

 

そんなわけで、ネギの皮剥きに「ルーチンワークは楽しみながらやればできる」と習ったおよでした笑。てか、おばちゃんとかよくルーチンワークしているけど黙々とではなく誰かとお喋りをしながら作業していますもんね。なるほどなぁ…

 

 

ってことでなんとなく締まらなかったので最後に大野民宿にいる猫の写メを貼ります笑

 

 

大人しい猫たちですが、酔っ払って猫を触っていたからか、次の日気づいたら結構引っ掻かれていました笑

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