男飯 第20話 それをすてるなんてとんでもない!大根葉
いつぞやもどこかに書いたと思うのですが、うちって田舎だから結構いろんな人に野菜をもらったりするんですよ。そのおかげで結構食費が助かったりしているのですが…
大根が溜まってきまして。今が旬の野菜だし大根は結構な量をいつも食べているので重宝しています。それでこの大根、白い部分は当然皆様食すと思うんですが葉っぱの部分って意外と食べる人が少ないんですよね。葉っぱ付きの大根で売っていても買った時に葉っぱを落としてもらったりしているという。
わたしはそんな大根の葉も食すのですが、味噌汁の具や漬物にする等いろいろ調理方法がある中で本日はわたしが一番好きな大根の葉料理を紹介したいと思います。今が旬で葉っぱ付きの大根が手に入れやすいだろうし丁度いいですよね。
辛子大根葉
・材料
大根の葉…食べたいくらい(今回は大根2本分)
ごま油…大さじ1
サラダ油…大さじ3
和風だしの素…大さじ2
醤油…大さじ1
砂糖…小さじ1
料理酒…大さじ2
すりごま…かけたいくらい
鷹の爪(輪切り唐辛子)…辛くしたいくらい
七味唐辛子…辛くしたいくらい
塩…たっぷり
よく豚骨ラーメン屋さんで辛くした高菜の漬物みたいなのが無料トッピングで置いてあったりするじゃないですか。わたしがあれが大好きであればアホみたいにトッピングしていたのですが、ある日原材料である高菜がアブラナ科という事を知って、同じアブラナ科の大根の葉っぱでも似たようなのができるんじゃないかって辛子高菜を作る要領で大根の葉を料理してみたんです。
結果、見た目は似ているけど高菜とはまた違った味わい…大根独特のほろ苦さが相まった絶妙に美味しい炒め物が完成したんです。冷たくても美味しいし、ある程度日持ちもするので冬の常備菜としてわたしは結構重宝している料理なんですよ。
・作り方
①大根から葉っぱを切り離しよく洗います。特に根本の部分に汚れがあったりするので注意。結構な量に見えるけど完成すればこの半分くらいの量になるので少し多いかな?ってくらい調理した方がいいです。洗い終わったら適当に1cmくらいの感覚でザク切りしていきます。多少大きくても気にしない。
②ざく切りにしたらたっぷりと塩をふりかけて少し揉んであげます。辛子高菜は高菜の漬物で作られているので簡易的ではありますが大根の葉っぱも漬物にします。塩は後で抜くのでたっぷりと使った方がいいですね。
揉んでから5分くらい経つと写真のように葉っぱが濃い緑になってきます。ある程度濃い緑になったらザルにあけ水で洗いなおかつ水に5分くらいさらします。
③5分くらい水に晒したら水を切り、ザルにギュッと大根の葉を押し付けるようにして絞ってあげます。ちょっと味見をして塩味がほとんど無くなっていたらOK。まだしょっぱいと感じた場合はまた水にさらして下さい。
④フライパンにごま油とサラダ油を入れます。比率は1:3がわたしは好きですね。ごま油ってそのまま使うと香りが強く出るので、わたしがごま油で調理するときはサラダ油で割るようにしています。そこまでごま油の香りが強くなくていいかなぁと。
⑤油が温まったら後は大根の葉、醤油、和風だしの素、砂糖、鷹の爪、七味唐辛子を入れて全体的に少し茶色くなるまで炒めます。辛くしたい方は鷹の爪と七味をたっぷり入れれば激辛になります当たり前だけど笑。七味の代わりに一味唐辛子を使えばシンプルに激辛になりますが、わたしは七味の風味が好きなのでそちらを使いますね。
全体的に茶色くなったら最後にお好みですりごまをたっぷりとふりかけて混ぜて完成。
と、言うわけで最初の大根の葉の処理だけしてしまえば簡単にできる辛子大根葉でした。漬物にしなくてもいいけどそうすると結構クセが強いので、わたしは何にでも使えるようにあえて塩で揉んでクセを取っています。
ご飯のお供に、お酒の肴に、おにぎりに混ぜ込んでと結構いろんなことに使えますがわたしのおすすめはこちら。
カップそばにドカドカとのせるのをすごくお勧めします笑。そばじゃなくても、元々の辛子高菜がとんこつラーメン用のトッピングなのでこの辛子大根葉も辛めに作ってしまえば汁物全般のトッピングによく合います。
そこまで辛くしなければご飯のお供に、辛くすれば汁物の薬味の代わりになる辛子大根葉。とてもおいしい料理なので皆様も葉っぱ付き大根を手に入れたらぜひ作ってみてください。
宮城の蔵王町あたりだと大根が名産なのですが結構大根の葉っぱって捨てているんですよね。それを見るたびにこうやって調理して名産品にすればいいのにって思ってしまうおよでした笑。大根は食べようと思えば皮だってきんぴらっぽく料理して食べられますからね、ほんと捨てるところのない食材ですわ笑
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