さやえんどう大量消費
例えば、わたしの場合エビが食べられません。小さい時は食べていたんですが、ある時から食べると気分が悪くなったり体にボツボツが出るようになったりしました。なので普段はエビを食べないように気をつけています。少量ならけっこう大丈夫なので外食で食べるキムチ(オキアミという小さいエビの塩辛が使われていたりする)なんかはもう気にしないようにしていますが。
そこまで絶対食べないという程ではないけど、あえて自分から選ぶことのない食材って誰でも結構あったりするじゃないですか。わたしだと隣の家までご飯を借りに行きたいくらい美味しいと言われているママカリは好んで食べないですね。某所の寿司屋で食べたママカリがひどく外れでして、それ以来あっても食べてません。ただ、ママカリと同じ光物のコハダは最近結構好んで食べるので、美味しいママカリを頂いたら評価がひっくり返るかも知れません。同じニシン科ですし。
それで、わたしは野菜にもみずから好んで買わないし食べないものがあるんです。タイトルにあるさやえんどうなんですけど、煮物にちょっと入っていたりするくらいなら食べますが、炒めても茹でても若干独特の青臭さがさやえんどうって残るじゃないですか。それがあんまり好きじゃないのです。
しかし、不思議なもので好んで食べたくないなぁと思っていると、さやえんどうを近所の人におすそ分けしていただいたりするんですよね。しかも結構な量を何故かいつも貰います。まさか、さやえんどうはそんな好きじゃないですってつっぱねるわけにも行かないので、とりあえずもらってしばらーく冷蔵庫の中で保管してて、いよいよ食べないとまずいかなって時に結局軽く茹でてマヨネーズで消費するんですよ。
でも、わたしはマヨネーズに頼るのがこれまたそんなに好きじゃないのです。マヨネーズは好きなんですけど、なんでもマヨネーズをつけて食べればいいって感覚が嫌なんです。なんでもカレー味に頼っているのは嫌だっていうのと同じです。ただのワガママですな。それで、結構イヤイヤマヨネーズをつけてさやえんどうを消化しているからますます嫌いになっていくわけです。
そんなわけで、先日頂いたビニール袋いっぱいのさやえんどうを見ながら、これどうしようかなぁって考えていたんですよ。とりあえず下処理のヘタと筋取りをして、さやえんどうがどうしたらわたし好みになるか悩みました。ふと流し横をみるとコンロに唐揚げを揚げた時の油が残っていたので、とりあえず加熱してさやえんどうを素揚げしてみることに。
さやえんどうを今まで素揚げしたことがなかったのですが、わざわざさやえんどうだけを素揚げするためだけに油を準備したりはしないけど、油を片付けるのが面倒くさいから出していた横着の結果、さやえんどう素揚げ実験ができました。さやえんどうを少し茶色くなるくらい揚げた結果は、青臭さが少なくなってへにょってなるんですよ。炒めたり茹でたりよりはいい感じ。そしてこの素揚げした時のへにょってした感じ…ピーマンを素揚げした時に近いなと思いました。
ピーマンも素揚げすると独特の青臭さが緩和されてへにょってなったりするじゃないですか。ものは違うけどそんな感じでしたね。このへにょり具合に何かを合わせたら結構美味しいんじゃないかと思いまして、やってみたのが本日のレシピ。
さやえんどうの南蛮漬け
・材料
さやえんどう…山ほど
タマネギ…2分の1個程度
ニンジン…半分程度
・タレ
醤油…適量
砂糖…少々
穀物酢…適量
塩…調整程度
水…あまりしょっぱくも酸っぱくもならない程度に薄めるくらい
たかの爪…適量(うちにはなかったけど欲しいところ。だって南蛮漬けだもん)
南蛮漬けはよく青魚のアジで作ったりするのですが、あの酸っぱくてしょっぱい味がさやえんどうの素揚げにはあうんじゃないかと思って作ってみることに。ちなみに南蛮漬けなのに肝心のとうがらしがうちにはなかったのは残念…
作り方は至って簡単。
1,タマネギを薄切りにして、ニンジンは細切りにしてタッパに入れておく
2,タレを作ってレンジで加熱する
3,さやえんどうを180℃の油で素揚げする。色が変わる程度に火を入れる。ヘタ取り筋取りの下処理をしっかりしてないとなんか爆発しそうなので注意
4,素揚げしたさやえんどうの油を切ってタッパに入れる。加熱したタレをかけて混ぜる。さやえんどうとタレの予熱でタマネギとニンジンに少し火が入るとわたし好み
こうしてできたのがこちら。さやえんどうの南蛮漬けである。思いつきで作ってみた割には、
すっごく美味しい笑
タマネギとニンジンのシャキシャキ感とさやえんどうのへにゃ感がマッチして、さらに南蛮漬けのしょっぱ酸っぱい味が見事にあっていますね。これならいくらでも食べれるし御飯のお供にも、酒の肴にもなりますな。漬けておくとさやえんどうが若干茶色くなるけど、素揚げしているから結構タレを吸うんでしょうね。
コツとしては、結構野菜がタレを吸うので味をあまり濃くしないことと、砂糖は酸っぱさ緩和させるための量しか使わない方が美味しいと思います。好みもあるでしょうけど。あとはほんとヘタ取り筋取りはしっかりやったほうがいいですね。なんかプチビッグバンしたさやえんどうがいた気がします笑
そんなわけで、4月から6月はさやえんどうの旬な時期ですから、結構多めに頂いちゃって消費するのにどう料理しようと悩んだ方には南蛮漬けにするのをオススメします。酢が入っているから冷蔵庫に入れておけばしばらく日持ちがしそうですし、おかずにもう一品ちょい足しがしやすいので、わたしもこれからさやえんどうは南蛮漬けを作ってストックしておきたいと思います。個人的には最近よくある無限なんとかよりも食が進みますね笑
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