家二郎っぽいラーメン

いわゆる「家二郎」というモノを昔からよく作っていました。

 

家二郎とは東京は三田に本店がある「ラーメン二郎」のラーメンを家で再現することで、作り方はネットやYoutubeに沢山あるのだがテキトーに作ってもなかなかそれっぽい味に仕上がるのが面白い。

 

わたしがよくやっていた家二郎を軽く紹介すると、材料は背脂、豚骨(げんこつ)、豚バラ塊(腕肉がいいけどなかなか売ってない)、ネギの青い所、ニンニク一房、生姜ひとかけら、醤油、酒(料理酒)、うま味調味料、お好みの麺。分量は、背脂だけたっぷりあればなんとかなる。すべてお好みで笑

 

背脂、豚骨、豚バラ塊、ネギの青い所、玉ねぎ、ニンニクひとかけら、生姜ひとかけらを大きい鍋にぶち込み煮る。30分経ったら背脂と豚骨と豚バラ塊以外を取り除き更に1時間半煮る。豚バラ塊は煮込みすぎるとホロホロを通り越してバラバラになるので注意。これがスープになる。頃合いを見て背脂も包丁で細かくしておく。豚骨(げんこつ)も割ったほうが美味しいけど大変なのでそのまま煮ている。煮ている時間にニンニクのみじん切りも準備。

 

フライパンに醤油、酒、うま味調味料(グルエースが望ましいけどなければ味の素でもハイミーでも可)を適当に入れて沸騰しないくらいまで加熱。カネシ醤油は本家の二郎では調味料をブレンドした特注品を使っているそうだが、醤油+うま味調味料で代用品となる。これがカエシ(醤油ダレ)となる。豚バラ塊をタッパなどに移しこのカエシを豚バラ塊がしっかりと浸かるくらいかける。

 

30分ほど豚バラ塊を漬けたら取り出し適当にカットする。そしたらもやしと適当にカットしたキャベツを2,3分茹でる。もやしとキャベツの分量は8:2。別の鍋で麺も茹でる。わたしが市販の麺で好みなのが、東洋水産から出ている「山岸一雄」監修つけ麺専用中華麺。つけ麺専用となっているけどこういう二郎っぽいラーメンを作るときにはそれっぽくなるので重宝する。

 

丼にカエシとスープを入れる。スープの脂がきついと感じた場合はヤサイの茹で汁を混ぜる。塩梅良いスープになったら麺を入れヤサイを盛り付ける。上に背脂を振りかけみじん切りのニンニクを載せる。最後に背脂やヤサイにかかるようにカエシをかけて完成。それを…

 

 

よく土鍋でやっていたおよです。

 

二郎系が美味しいのはやっぱり東京というか関東だし、ラーメン二郎が沢山あるのもそうなんですけど、わたしが関東方面に行くときって基本お仕事で行くので、そうするとやっぱりニンニク臭くはなりづらいんですよね。二郎で食べるならニンニクは入れたいし。それに二郎は基本的にどこの店舗でも滅茶苦茶並びますし…わたしは並んでまでラーメンを食べたいと思わないので笑

 

お家でやれば、人に会う予定さえなければ気兼ねなくニンニクを摂取できますし並ぶこともないのですが、どうもわたしは分量を調節できないので作りすぎてしまって結構コストがかかるのと、家の中の匂いがしばらーく二郎っぽくなるんですよね笑。時間も結構かかるし。野郎ばっかりでパーティを行うなら結構盛り上がりますがね家二郎。

 

なので、おうちで気軽に二郎っぽいラーメンを楽しむにはなにか無いかなぁといろいろ試していたんですが、先日こんな物が売っているのを見つけました。

 

 

 

セブンイレブンのカップ麺コーナーに日清食品の豚園(ぶたぞの)というインスタント麺を見つけました。二郎っぽいカラーである黄色いパッケージと、随分と攻めた豚のイラスト…用意するのはもやしだけ!と書いてあるけど、そういうの用意したくないからのインスタント麺なんじゃないのかと思いつつ調理開始。

 

説明を読むと、もやしの適量が250gになっているんですが、もやしってスーパーだと大体200gで売ってますよね。50gのためにもやしをもう一袋開けるのがめんどくさいので変わりにキャベツを追加。レンジで3分加熱する。

 

麺は500ccのお湯で5分茹でるのですが、火力によっては油そばなのかってくらいお湯が残りませんな…なのでもう150cc追加する。それでも最終的にはほとんどスープがなかったような…

 

ニンニクは摩り下ろしたニンニクが小袋であるんですけど、二郎っぽいなら刻みニンニクのがいいよなぁとニンニクを刻む。ちなみに摩り下ろしニンニクはかなり強烈なニンニクですね。

 

それで、盛り付け。温めてはいけない小袋の背脂をモニュモニュと上に振って完成。

 

 

 

チャーシューも茹でるっぽかったけどなんとなく後乗せにしました。このチャーシューがかつてあった日清食品の「goota」チャーシュー麺のチャーシューに似ていてなかなかいいですな。

 

して、味の方ですがこういう二郎っぽいインスタントって各食品メーカーが色々チャレンジしていますが麺のそれっぽさとかスープのしょっぱさなんかがダントツで二郎っぽいですし美味しいです。ただ、難点もいくつかあってまずもやしはレンジで加熱するとパサっぽくなるんですよね。きちんと容器に移して少し水をかけてラップをすれば違いますけど、そこまでするなら茹でたほうが早い気がします。

 

あと、麺の量がやっぱりちょっと寂しいですね。このはんぎょどんのラーメン丼はわたしが子供の頃に使っていたものなので普通のラーメンどんぶりの70%くらいの容量なのですがそれでキリよく盛れますし。乾麺で95gって茹であげが大体1.5倍の150g程度だと思いますので、ラーメン二郎の小の半分くらいですよね。400円そこそこするのはクオリティにお金がかかっているんでしょうな。2つ買えば丁度いい量になりそうだけど、800円ではお店で食べられますな…

 

もやしの他にキャベツもよく合うので欲しいですし、ニンニクもすりおろしより刻みのがこういうラーメンには合いますので準備したいところ。総括すると、今までの二郎っぽいインスタント麺の中では一番美味しいけど、拘るならインスタントらしからぬ面倒くささと準備の必要があるって感じですな。乾麺で保存が効くので、おうちにストックしておいていつでも楽しめる状態にしておくなら全然アリですね。

 

でも、この豚園を購入したのってセブンイレブンだったのですが、セブンイレブンには…

 

 

 

とみ田監修豚ラーメンがあるから…

 

おうちで食べる二郎っぽいラーメンなら間違いなくこれが最高かつ最強ですね。調理工程はレンジでチンするだけだし、味は下手な二郎インスパイア店がこの豚ラーメンのせいで潰れてしまってもおかしくないくらい美味しいですからね。

 

と、言うわけで家で楽しむ二郎の紹介記事でした。普段料理をしたことがない人でも家二郎って時間はかかるけどネットに情報はたくさん載ってますから結構簡単に作れると思いますよ。ワイワイとみんなで作れば思い出にもなりますしね、ただ、家二郎をやるならファブリーズは準備していたほうがいいですね笑

それにしてもインスタント麺、チルド麺、冷凍麺のレベルって年々すごい上がってますよねぇ…そのうち家で何でも簡単に手間なく再現できるようになったら、ラーメン屋さんってどうなっちゃうんだろう…

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