ナイトズージアム

昨日の記事の八木山動物公園の所に書いた通り、わたしは昔、動物園の夜間営業「ナイトズージアム」に行ったことがあるのです。当時から動物園の夜間営業がこのナイトズージアムと言う名称だったかは定かではありませんが今日はそんなお話。

 

 

およそ10年前、わたしは仙台市太白区の山の中に住んでいました。天空と自分で呼んでいたその住処は外界が雨でも天空は雪だったりしたからです。でも、天空って普通雲の上だから雪すら降らないですよね笑。海の近くにずっと住んでいたので試しにと山の上に住んでみたのですが、静かな住宅街で治安もよく、空気も澄んでいて住みやすかった。

天空には結局6年くらい住んでいたのだけど、一度アパート前に停めていたバイクをいたずらしようとしてきた輩がいたくらいでそれ以外はほんと平和な土地でした。近所の中華屋の味噌ラーメンが美味しくて通って常連になったり、近くにバーミヤンがあって会社終わりに飲んだくれてみたり…デメリットは買い物できるお店が近くにないのと真冬だと凍結で坂を登れなくなったクラウンが道を塞いでお家に帰れなくなること。まぁこれは我慢できる範囲だったのですが仕事場からの帰り道にパチンコ屋が思いっきりあったのは意志の弱いわたしには辛かったです笑

 

と、そんな天空の城我が家から歩いていこうと思えばいける距離に八木山動物公園があったのですが、そこの動物園が夜間開放なんてのを三日間だけやっていると仕事中車で垂れ流しにしていたラジオで聞きました。調べてみたら八木山動物公園では2007年から夏の間に夜間に開園していたようですね。

夜間開園を知らなかったわたしは、あ、これは是非行ってみようと思ったんです。まぁ、わたしは動物が特に好きでも嫌いでもないので別に色々な動物たちの夜の生活っぷりが気になる訳でないのですが…では、なんで夜の動物園に行こうと思ったのか、そりゃ簡単な話で、

 

 

 

 

 

わたしはプレーリードッグがとっても好きなのです

 

動物は好きでも嫌いでもないけどプレーリードッグだけは別格。昔、ポーターの財布の中にまるで恋人の写真のようにプレーリードッグのカードを忍ばせていたくらい好きでした。モコモコと穴から現れるあのプリティな姿に心を奪われたのはいつの日の事だったのか。たまに近所の動物園を訪れては、プレーリードッグだけを2時間ボケーっと眺めて帰るなんてのはザラだった昔のわたし。八木山動物公園は入園料が2020年3月現在でも480円とリーズナブルなのでお散歩ついでに気軽に立ち寄れるのです。ちなみに当時のケータイで撮った写メはレンズが傷ついているからか全部ぼやけています笑

動物が好きでも嫌いでもないわたしがなんでそんなにプレーリードッグが好きなのかって、それはもう本能がそう訴えているからとしか言えません。好きに理屈なんて無いんです。好きだから好き。嫌いには理由があるんです。でも、そばが啜る音が嫌いって昔から言うけど、それは嫌いだからそばを啜る音が気になるんだよね

プレーリードッグが好きだからか、いきものがかりの吉岡聖恵さんをテレビでお見かけするとちょっと胸ときめくんですよね。吉岡聖恵さんはカワウソによく似ていると言われてますけど、カワウソとプレーリードッグってなんか似てますもんね。イタチ科とリス科の違いがあるのに。鼻の感じかな。

そんなプレーリードッグってペットとして飼うとめちゃくちゃ人に懐くみたいなんですよね。お腹を触って触って~みたいな感じで飼い主にすり寄ってくるとか…他のペットは買いたいと思ったことがありませんでしたがプレーリードッグだけは購入を本気で考えました。

ただ、当時は留守がちで死なせてしまいそうだったのと、プレーリードッグはネズミと同じくげっ歯類だからそこかしこの柱やらコードやら何でも齧るんですよね。流石に賃貸住宅で柱を折られたらまずいと、結局飼うのを諦めたらその後輸入制限がかかってペットとしてプレーリードッグを購入のは難しくなってしまったんですよねぇ…

 

それで、プレーリードッグを熱く語ってしまったので話を戻します。八木山動物公園って閉園するのが17時前と早いので当然なのですが、わたしは夜間のプレーリードッグを見た事が無かった。こりゃプレーリードッグ好きとしては恥だと、仕事をさっさと終わらせて動物園に向かったのでした。思い立ったが吉日、一度帰宅をしてササッと準備、そのままおうちを出ていざ向かう。

 

道中、いつもより道路が遥かに混んでいることに気づく。夜の動物園って珍しいからか結構需要あるんですよね。でもきっとあれでしょ、みんなライオンとかトラの夜行性肉食獣の活発でド派手な姿とか見に行きたいんでしょ。そこはわたしには関係ないから笑

 

中に入る。人は大量にいて、殆どが家族連れ、たまにカップル、更にたまに同姓の友達。そしてやっぱり夜行性肉食獣のコーナーにみんな向かっている。そりゃ猛獣は動物園のメインキャストだもんね。まぁ、他人なんぞ別にどうでもいいのです。

わたしの目的はプレーリードッグ100%!だって麗しのプレーリードッグたんの夜の生活が垣間見れるんですよ!あいつらハムスターに似ているからきっと夜行性だろうし、いつも日中はのそのそ歩いてるのが、きっと活発に穴とか掘っているに違いない、ええ違いない!そんな元気なプレーリードッグたんにハアハアしたい!と、脇目もふれずプレーリードッグたんの元へ!大好きな恋人に再会するような、この胸のトキメキは押さえきれないよっ!!!

で、到着、さあ!プレーリードッグたん、その元気な姿をわたしに見せておくれ!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

終了。

 

そのまま他の動物を見る事もなく、帰宅しました。プレーリードッグの目標が無くなった今、こんなに混んでいる動物園にいても仕方ない。ハムスターに似ているから勝手に夜行性だという憶測は大はずれだったようで、プレーリードッグたんの姿は結局一切見る事ができませんでしたとさ…巣の中に入って寝てるんだろうなぁ…ううっ…

と、言う訳でちょっと調べればわかることを思い込みでやらかす「すっぽ抜けのニアミス野郎病」を発動したおよの話でした笑。普段は冷静なはずなんですけど、興奮して盲目状態になるとよくこの病気をやってしまうのは今でもなので気をつけなければなりませんな。その病気でLINEのデータも初期化してしまったし笑

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