幻のマリオブラザーズ

 

マリオブラザーズは、1983年に発売された任天堂のアクションゲーム。マリオシリーズで初めてマリオの名がタイトルに冠されると共に正式に主人公にマリオの名前が与えられた作品であり、マリオシリーズ第1作目にあたります。1983年7月にアーケード(ゲームコーナー)で稼働開始したその2ヶ月後にファミコン版が発売されているのでアーケードとファミコンの同時開発だったのでしょう。

 

 

電池を入れていないので動いてはいません。

 

ちなみに1983年3月に同じ「マリオブラザーズ」という名のゲームウォッチが登場していますが、ベルトコンベアの工場的ゲームで内容が違うので除外します。この頃の2画面ゲームウォッチが2画面ゲーム機ニンテンドーDSの元になったとかなっていないとか…

アーケード版とファミコン版の違いはデモがないとかファイアーボール(永久パターン防止用に無敵の敵として現れます)の大きさが違うとか、細かいディテールでの違いはあるけど大まかな流れは一緒で、

 

 

基本的には下から敵を小突いて敵がころんだところを蹴っ飛ばしてやっつけ、全滅させればステージクリアといったすごくシンプルなゲーム性です。カニが下から2回小突かないと転ばないとか、ハエは浮いている時は転ばないとか、ステージが進むにつれて敵が強くなっていきます。

このマリオブラザーズ、ファミコン黎明期のキラータイトルとして発売され日本だけでも165万本と滅茶苦茶に売れたし、バーチャルコンソールにも結構移植されたソフトなので遊んだことがある方も多いのではないでしょうか。バルーンファイトやアイスクライマーと同じく2人同時プレイで息が合わないと仲間を殺めてしまうなかなか色んな意味でバイオレンスなゲームです笑

で、このマリオブラザーズは流行っただけあって色んな移植バージョンがあるのですが、その中でも結構珍しいモノがあったりします。例えば、

 

 

こちらの「帰ってきたマリオブラザーズ」は永谷園がスポンサーとなったファミリーコンピューターディスクシステム書き換え専用のマリオブラザーズで、ゲーム中に永谷園のCMが流れるけどそのかわり通常500円のディスク書き換え料金が400円でできたのです。ファミコン版より容量が多いのでアーケード版にもっと似ているのも特徴。

とはいえこのゲームは若干マイナーではあったけど、任天堂直々に制作したソフトだし当時はお得感から結構書き換えて持っていた子も多かったのです。では、タイトルにある「幻の」マリオブラザーズとは一体何なのか…それは、

 

パソコン版

 

のマリオブラザーズはなかなか知っている人のいないゲームなんじゃないでしょうか。

 

 

例えばこのウエストサイドというゲーム会社がNintendoの許可を受けてPC-8001というNECのパソコンに移植したマリオブラザーズを当時遊んだことのある人はなかなかのパソコンマニアだったでしょう。キャラが単色だったり音がBEEP音(ピコピコ音)なのはそれがこのパソコンの限界だったからです。ただこのPC-8001版は見た目はしょっぱいけどキチンと原作に寄せようとしているじゃないですか。実は、

 

パソコンに移植の際に大胆にアレンジしちゃったマリオブラザーズがあるんです!

 

しかも2種類もあるのです笑。1つ目が、

 

 

マリオブラザーズスペシャル!

SHARPのX1等のパソコンにハドソンが移植したマリオブラザーズ。1面:スライディングマリオ、2面トランポリンマリオ、3面ベルトコンベアマリオ、4面ボーナスステージの構成で周回を重ねるごとに難易度が上がっていきます。

1面スライディングマリオは上部にある5つのスイッチを各2回ずつ小突いて動かし左右のEXITから脱出すればクリア。2面トランポリンマリオはトランポリンの反動で敵をひっくり返して蹴っ飛ばし全滅させればクリア。3面ベルトコンベアマリオは$マークを全部とって最後に指輪を取ればクリア、4面ボーナスステージも$マークを全部回収して最後に指輪を取ればクリア、で、次の周へ移る…と元のマリオブラザーズにはないギミックが満載です笑

が、見ての通り難易度は簡単な感じなんですよね。これも任天堂公式ライセンスソフトなんだけどどうしてこうなっちゃったんでしょうかね…まぁこれはこれで面白そうだけれども。

で、もう1つが…

 

 

パンチボールマリオブラザーズ!

こちらもSHARPのX1等のパソコンにハドソンが移植したマリオブラザーズなんだけれども、一見マリオブラザーズスペシャルより原作のマリオっぽいけど内容がぜんぜん違って、

 

マリオが敵に玉を投げつけてひよった所を蹴り倒すゲーム

 

と、なっています笑。

どちらも動画を見てもらえばわかるんだけど、原作に似た別なゲームとなっているのが不思議ですよね。しかも原作通り移植したほうが絶対に楽だよねって感じなのがまた面白い笑。ウエストサイドが一応原作っぽく移植しちゃったからハドソンはアレンジしちゃったのかなぁ…まぁ当時はハードの性能差を考慮してアレンジしたり端折ったりした移植ってのは多かったのですが、マリオブラザーズくらい大胆アレンジされたゲームってなかなかないと思いますわ。

マリオブラザーズスペシャルもパンチボールマリオブラザーズも今時のハードには移植されていないので、現物を手に入れて遊ぶしか無いから最早「幻のマリオブラザーズ」なのです。大金をはたいてプレミアのついたソフトを買ってもそれを動かすパソコンも手に入れなきゃダメですからね…てかこれらのソフトってカセットテープなんだけど、今更デジタルデータ化するのも大変そうですからね…

 

ちなみにわたしはどちらも遊んだことがないです笑。と、いう世にも珍しい幻のマリオブラザーズのご紹介でした。ハドソンって今はコナミに吸収されたけどこれらのマリオブラザーズも権利はコナミが持っているんですかねぇ、まぁ持っててもなにかに移植されることはないだろうなぁ…

 

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