愛すべきクソゲー 第1話
クソゲー、糞ゲーとは、「クソゲーム」の短縮形。ゲーム評論を行なうユーザーやメディアが、つまらないコンピュータゲームや初めから詰んでいるようなゲームを酷評する際に用いる言葉、またはその評価が与えられた個々のゲーム作品に対して用いる【wikipediaより引用】
40代のわたしが子供の頃、ゲームの情報を仕入れるのはほぼゲーム雑誌かゲーム屋さんの店頭デモくらいでした。そしてその少ない情報の中で大金をはたいて、または誕生日やクリスマスといった記念日にチョイスしたゲームが目も当てられないようなクソゲーだった…なんてことはわたしの世代だったら結構体験したことがあるんじゃないでしょうか。
でも、子供の頃ってそんなポンポンとソフトを買ったりできないので渋々つまらないなぁと思いつつも遊んでいると「あれ、案外悪くないかもな…」ってなるゲームもあったりするんですよね。と、いうわけで当コーナーではそんな誰が遊んでもクソゲーだけどどこか憎めない、愛すべきクソゲーをご紹介します。本当にヤバイクソゲーは紹介する予定はございませんのであらかじめご了承下さい笑
では、記念すべき一作目はこちら。
シャッフルパック・カフェ
シャッフルパック・カフェは1990年にポニーキャニオンから発売されたファミコンソフト。パッケージの絵がやたらアメリカンっぽくかっこいいのはこのゲームがもともとはMacintoshというアメリカのパソコンのゲームだったからですかね。で、かっこいいのはすごい伝わるんだけど、肝心のゲーム内容がいまいちわからんのがポイント。ブタがなんか弾いているような…
タイトル画面。なかなかいい感じのジャズっぽいと言うかブルースっぽいミュージックが流れています。雰囲気はバッチリ。で、スタートを押すと…
キャラクターセレクトの画面。この画面って自機を選ぶんじゃなくて対戦相手を選ぶ画面なんだけど、どいつもこいつもおっかないキャラクターです笑。クセが強いところがアメリカンな感じがしていいですね。
で、そりゃ女性キャラがいたらとりあえず女性キャラを選ぶじゃないですか。わたしは躊躇なくスト2で春麗を選ぶタイプだったので当然の結果ですね。で、いよいよ対戦が始まるんですがとどのつまりこのゲームって…まぁサーブっていうのがヒントになってしまっていますが、
エアホッケーなんです笑
15点先取のエアホッケーを化け物たちとカフェで繰り広げるというもうコンセプトだけでもゾクゾクと来るゲームだったりします笑。で、このコーナーで紹介していますから当然…
超絶に難しいです笑
女相手に完封負けをしてしまいました笑。動画にあるのが不思議なサーブですが、偶然取れてしまったけどこれがまーなかなか拾えないのです。いやはやこれって理不尽なゲームじゃん!って思って他のキャラと対戦してみると、
メガネは何故か弱い笑
と、まぁ対戦相手によってきちんとクセが違うんだけれども、強いやつはやっぱり強いのとやることは単調なエアホッケーなので飽きるのがすごい早いです笑
パソコン版はマウスで遊ぶのでそこそこ楽しそうだなって思ったけどファミコン版はコントローラーで動かすので直感的な操作がしづらいです。一応Bダッシュもあるけども。雰囲気はとても良いけど単調なのが惜しいなぁって感じのゲームです。と、言うのも1990年だともうあの伝説の「ファイナルファンタジー3」や「ファイアーエムブレム」が発売された年で、他のファミコンゲームも全体的に中身がかなり洗練されている時期なんですよね。
つまり、シャッフルパック・カフェが発売された頃ってだいたいのゲームを適当買いしてもそこそこ楽しめた時期だったので当時このゲームを知らずに買ってしまった人は唖然としてしまったでしょうね…パソコン版のファンとかじゃないと結構きついだろうなぁ。
ただ、遊んでいけば理不尽ではあるけど意外と勝てるようになっていくんですよね。なので飽きが来るのが早い人も多いけど、好きな人は結構好きなゲーム、それがシャッフルパック・カフェだったりします。
と、言うわけで愛すべきクソゲーのお手本のようなファミコンソフト、シャッフルパック・カフェのご紹介でした。個人的にこのゲームで1番惜しいなぁと思ったのは対戦機能がなかったことですね。ファミコンってやっぱり友達とワイワイ遊ぶのが楽しいですから、シンプルなゲーム性のシャッフルパック・カフェはパーティゲームとして良さそうですからねぇ。対戦できたらまた評価が変わっていただろうなぁ…
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