超能力を開花させる
超能力(ちょうのうりょく)は、通常の人間にはできないことを実現できる、不可能なことを可能にする特殊な能力の事。今日の科学では合理的に説明できない超自然な能力を指すための名称。古くはシッディ、神通力などとも呼ばれていました。
その歴史は意外と古く、1900年代前半には超能力を情報の伝達に関する現象である超感覚的知覚(ESP) と、物体に力を及ぼし得るサイコキネシス(PK)に大別されていたそうです。超感覚的知覚がテレパシーや予知、透視や千里眼を指し、サイコキネシスが手を触れずにスプーンを曲げたりするんですな。まぁもっと歴史を掘り下げれば魔術とか呪術とか色々あるかもしれませんが、今回はあくまで超能力の話なので割愛。
日本ではこの超感覚的知覚とサイコキネシスを合わせて超能力としています(ESPとPKをあわせてPSI(サイ))が、海外ではちゃんとわけて考えているんだそうです。と、言う豆知識を踏まえて、先日ネットを眺めていたらこんな記事を発見しました。
見出しからもう興味しか沸かないのですが、
本物の超能力者なら賞金2500万円をゲットできる、超能力コンテストが開催中!
と、言う記事が紹介されていました。詳細は記事を読んで頂くとして概要としては、
「マジックやトリックではなく、本物の超能力者(サイキック)はどこかに存在するのだろうか?本当にいるとすれば是非その能力を見てみたい。という理由で世界最大の超常現象調査グループ「Center for Inquiry Investigations Group(CFIIG)」では、「$250Kチャレンジ」というコンテストを実施している」
のだそうです。自称超能力者なら沢山いるけど本物の超能力者が見つからないから札束を積んで探し出すって感じなのでしょうが、これを本気でやられると自称超能力者のインチキな人は一掃されますよね…まぁされてもいいけど。本物の超能力者なら応募して証明できるでしょうから。でも、むしろ本物の超能力者のほうがこういうのに申し込まないかもしれません。白日の下に晒されたら人と違う能力を持った人は生きづらいでしょうからねぇ。モノを動かす能力があったらパチンコ屋から出禁にされてしまいますからね。
いろんな超能力がありますがとりあえず応募すれば審査はされるそうで、それが科学的に証明できなければ晴れて超能力者として賞金がゲットできるそうです。腕に覚え?のある方は是非チャレンジしてみて下さい。
で、まぁわたしは当たり前なのですが超能力は持ち合わせていません。金縛りにはかかろうと思えば結構な確率でかかれるし、若干ひらめきというか直感というか、そういったとっさの判断が少し他の人よりいいかもしれませんが気のせいの範囲内だと思います。ちなみにわたしが金縛りにかかる条件は眠くないのに布団に入り天井を見ながらうだうだしているだけです。天井を見て寝るとすぐ金縛りになるのでわたしは横向きにしか眠れません笑
そんなわたしですが、ふと思い出したんですよ。かつてファミコンで超能力を開発するゲームがあったことを。それが、
マインドシーカー
マインドシーカーは1989年にナムコ(現・バンダイナムコゲームズ)から発売されたファミコンを通して超能力を開発するをコンセプトとしたとんでもないソフト。1988年に皆様ご存知のMr.マリックが超人気だったからリリースされたんですかね。ちなみにMr.マリックは超能力ではなく超魔術ですがね。余談でした笑
で、このマインドシーカー、監修にエスパー清田こと清田 益章さんが監修しています。1974年にユリ・ゲラーが話題になったのを機に全国で見出された、いわゆる「超能力少年・少女」たちの一人で、1974年には火星にテレポートした事があるというとんでもない超能力者なんですよ。火星の大気は酸素が約0.13%(地球は約21%)なので肉体的には耐えられなさそうですが、きっと精神だけで飛んでいったんでしょうね清田さんは。
ゲームの内容としてはこの清田さん(ミスターキヨタ)の指導の元、透視や予知といった事をこなして最終的に超能力者に開花しましょうってゲームがマインドシーカーなので、今回この2500万円を貰うためにはピッタリの訓練ゲームじゃないですか。と、言うわけで2500万円を目指してこのゲームで超能力に目覚めようと思ったおよです。
タイトル。ちなみにこのゲーム、わたしが小学校の頃は100円で投げ売りされていた気がしますがそれでも持っていませんでした。子供の頃は超能力なんて興味もなかったからね、どちらかというと超魔術のが好きだったし。ネームエントリーを済ませてゲームを始める。ちなみにエフシーモバイル88ネオではうまく動きませんでした。こういうのこそコタツでまったり遊びたいのにね。
超能力の開発トレーニングを始める前に色々とレクチャーをされます。
呼吸法の指示まであるのはかなり本格的。なんかまぁ予想はしていたけど結構スピリチュアルな内容ですね。
で、肝心の透視ゲーム。真ん中に表示されているカードに何のマークが書かれているか透視するんだって。5分の1で20回チャレンジするから平均4回は当たればいいねって事でした。
2回しか
当たりませんでした
…このゲーム、サイキックスクールで基本トレーニングおよびスクール卒業試験をエスパーキヨタの指示をこなして行く前半パートと、サイキックシティーの中でイベントをこなしつつエスパー能力を磨いていく後半パートの2種類に別れていまして、超能力っぽいミニゲームをクリアしてゲームを進めていき、最終的にエスパーキヨタに会えればゲームクリア…晴れて超能力者の仲間入りって話なんですけど、
一体何人クリアできたのこれ笑
そりゃ、今どきっぽくレトロフリークのようなクイックセーブとロードができるファミコン互換機を使えばクリアできるでしょうけど、それをしても何の意味もないですからね笑。おまけに、
正直ちっとも
面白くない
んですよゲームが。そりゃ超能力開発に面白さは必要ないんでしょうけどホントなんの魅力も感じない笑。お酒でも飲みながらみんなでワイワイやるならちょっと盛り上がるかもしれないけど、こんなの令和の現在黙々とひとりで遊べる人がいたらそれはもうすごい人ですよね…
ってことで結果。わたしがマインドシーカーを遊んで思ったことはこのゲーム…
超能力の開花をするんじゃなくて
超能力を持つことを諦めさせるソフト
だと思います。そりゃこれをクリアしたら2500万円貰えるって言うのなら躍起になって遊ぶけど、これをクリアしても超能力者になれるとはとても思えませんでした笑。むしろ本物の超能力者が余興の一環で、こんなの簡単じゃんとか言いながら遊ぶものでしょこのマインドシーカーは笑
と、言うわけでCenter for Inquiry Investigations Group(CFIIG)さんはまず超能力チャレンジの予選としてこのマインドシーカーをクリアすることを条件とすれば、かなりインチキな方をふるい落とせますよ。是非、使用をご検討下さい笑
2500万円は欲しいけどやっぱりわたしは超能力には向いていないことがわかったおよでした。でもねぇ、万に一つ本当にこのゲームで開花しちゃう人もいるかも知れませんからね…気になった方は是非マインドシーカーを試してみて下さい。