クレジットカード少額決済拒否問題
先日、某所で買い物をしていた時にこのような貼り紙を見つけました。
とある歯医者さんなのですが、入口に「自費診療(保険外)で1万円以上の支払いがある場合のみクレジットカードのご利用が可能です」ってデカデカと貼ってあったのです。
一昔前ですと、例えば飲食店で「ディナーはクレジットカードが使えるけどランチは使えません」とか、夜のお酒を飲む店で「クレジットカードでお支払いの場合は10%割増させていただきます」とか、単純にこの貼り紙と同じく「〇〇円以上じゃないとクレジットカードは使えません」とか、そんなクレジットカードの使用に条件をつけるお店ってそれなりにありましたよね。
このように、クレジットカード払いの時は上乗せすることや、代金の支払い方法について要求することは、
クレジットカードの加盟店規約によって禁止されています
お店がクレジットカード加盟店として登録されているのであれば、支払い方法から何かしら理由をつけてクレジットカードを除外することはできません。また、このような〇〇円以上等の条件をつけての対応はできないのです。法律ではなくあくまでお店とクレジットカード会社の規約なので法的に取り締まることはできませんが、加盟店のルール違反となるためクレジットカード使用者側からするとカード払いを拒否されても従う必要がないのです。
どうしてお店側がこういった対応をするのかというと、混雑時の会計に時間がかかるからとか理由をつけたりしますけど単純に手数料をクレジットカード会社に支払うことと、現金がすぐに手元に入ってこないからが原因となっています。
と、いうわけで入ったお店でこのようにクレジットカードの利用に条件をつけられたら加盟店違反ですねって言うとさくっと使えたりしますけど、なかなかどうしてそれを言ってトラブルになるもの嫌ですよね。実はわたしも一昔前ランチはクレジットカード不可ってお店にぶち当たったことがあるんです。
事前にネットで調べてクレジットカード利用可となっていたのに食事後のレジでそう言われて、加盟店違反でしょ?って言ったらレジの店員さんから若干イカツイ店長に変わってぐちぐちと言われ妙に揉めたことがあります。こういう交渉は気の弱い人には向かないでしょうね。まぁ、最終的に、
ランチが(クレジットカードを)使えないならそう食べ●グに書いておいたら?
って言ったら渋々使えましたが、こんな面倒な思いをするなら現金払いでいいやってなってしまいますよね。それで、このようなクレジットカードの規約違反となる行為をお店が行った場合、各クレジットカード会社に通報するとそのお店にカード会社からの指導が入るので、クレカが使えなくて嫌な思いをしたけどトラブルがめんどくさくて言えなかったって人はどんどん報告した方がいいですよ。自分のクレジットカードの裏に書いてある番号にかけるだけですし。
そして指導が入ったにも関わらずクレジットカードでの支払いを拒否するようであれば、カード会社によっては取引を中止する場合もあります。意外とあれ、何故かこのお店あのメジャーなクレジットカードだけ使えないな…って時は実はそういう時だったりするすんですよね。
てか、手数料数%が惜しくてクレジットカードを使いたくないって言うのであれば最初からクレジットカード使用不可にしておけばいいのにって思います。もしくは値段の決まった商品を売っているお店では難しいけどあらかじめクレジットカードの手数料分を金額にのせて販売するとか、わざわざ揉めそうな少額決済拒否とかするならその方がよっぽどスマートですわ。
ポイントがたまったりするし、世界的にキャッシュレス化の流れなのに日本では日銭稼ぎの現金払いを好むからイマイチ進まないんですよね。まぁこんなこと言っておいた手前ですがわたしはひとり、
キャッシュレスレス化をしたからいいんですけどね笑
使える使えないのトラブルが多すぎるわ!笑。この国はまずサービスをぽんぽこぽんぽこ増やすんじゃなくて基盤整備から始めた方がいいんじゃないですかね。統合統合でどんどんまとめていって欲しいですわ笑
そんなわけで、とある歯医者さんもこのような貼り紙をしていると足元をすくわれるよなぁと思ったおよでした。まぁここだけじゃなくて堂々と規約違反を貼っているところって探せばまだ結構あるでしょうけども。