語彙力を鍛える
個人的にiPhoneを使っていて便利だなぁと思ったうちの一つの機能に「調べる」があります。
文章を読んでいて解らない漢字や品名が出た時、コピーをする様な動作をすると出てくるのですがこれがまぁとても使えるんです。
例えばこんな感じで読めないなぁと思った漢字が出てきたら長押しタップをするとこのように「調べる」が出てきます。
調べるを実行するとこの様に読みの他に意味まで出てくるのです。スマホを使いこなしている人からしたら何を今更と思うかもしれませんが、意外とこの機能って使っている人は少ないんですよね。わたしのまわりでは結構知らない人がいましたし。
それで、こうやって解らない単語が出てきたらスクショ(スクリーンショット)を撮って後でじっくりと調べよう、って思うには思うのですがスクショを撮った時点で満足してなかなか調べないんですよね笑。と、言うわけで本日はわたしがスクショした文字を羅列していきます。かなりどうでもいい記事です笑
・叙述
じょじゅつ、(物事の有様を)順を追って(書き)述べること。また、その述べたもの。
最近わたしはよく見かけるこの叙述。平たく言えば起承転結を順序立てて述べることなのですがこの叙述を「叙述トリック」と言う言葉で近年使われる様になった気がします。じょじゅつは読めたけど意味の再確認のために調べてスクショしていた言葉です。
叙述トリックとは、読者の先入観や思い込みを利用し、一部の描写をわざと伏せたり曖昧にぼかしたりすることで、作者が読者に対してミスリードを仕掛けるトリックで、具体的な作品は…ってさらっと紹介できないんですよね。なぜかと言うと叙述トリックの作品は叙述トリックがあると言うのが最大のネタバレになってしまいますから。
と、言うわけでイマイチはっきりと説明できない叙述トリック、気になる方はネットを調べれば出てくるので読んでみて下さい、いやしかし「この作品は叙述トリックが使われているんだなぁ」ってなると面白さ半減ですからやっぱり調べないで下さい笑。結構有名どころの作品でも叙述トリックはあるから本読んでいればそのうち当たるので。
・五香粉
うーしゃんふん、中国の代表的なミックススパイスで、様々な配合がありますが、花椒(または山椒)、クローブ、シナモンの3種と、スターアニス、 フェンネル、ちんぴのうち2種、計5種類が混合されるのが一般的なんだそうです。
この五香粉、豚足を煮るときにどうせだったら本格的に作ろうと思って調べたら出てきたのだけれども結局わたしのうちの近所では売っていなかったんですよね。まぁ説明を見ての通り「これが五香粉だ!」っていう配合は実は無くて日本の味噌汁みたいに各家庭で味が異なる様だから大体それっぽくなればいいかなと豚足を調理した思い出があります笑
そんな豚足記事は下記に貼っておくので衝撃映像が見たい方は是非覗いてみて下さい。なかなかインパクトがあります…
・欺瞞
ぎまん、人の目をごまかしあざむくこと。これは単純に読めなかった漢字ですね。欺瞞に溢れていた話し合いだったみたいな感じで使うそうで。
現在ではあまり馴染みのない欺瞞ですが、かつて行われた戦争において欺瞞という言葉は欺瞞作戦という表現で古くから使われていました。具体的な欺瞞作戦として兵力を偽る、相手に偽情報を渡す、カモフラージュ、見せ掛けの撤退で追撃を誘う、敵を誘導して戦術的包囲に持ち込む等があります。つまり広義の意味で言えば情報戦を表す言葉だけども、あんまいい言葉ではないですね。できれば一生関わりたくないなぁ…
・兀兀
こつこつ、地味ではあるが着実に物事を行う様。と言うかひらがなでこつこつと仕事をするみたいに書いてあったらまず意味がわかるだろうに、「兀兀と仕事をする」みたいな感じで漢字になった途端意味が分からなくなったわたしです。普通に読めませんでした。
円周率のπ(パイ)に似ているので「ぱいぱい」と読まれることが多いこの兀兀。別に漢字で書く必要ないよね、そしてわたしも見事にぱいぱいだと思っていましたわ笑。まぁでもこうやって兀兀と調べていかないとまじで漢字って難しいですからね。と言うわけで近所のかずくんが好きなππとは違うんだよって話でした笑
・蹂躙
じゅうりん、踏みにじること、暴力的に侵すこと。ただ力任せに穢すのではなく、権力など力のある者が強権を振るい弱い者の権利を踏みにじったり侵害したりすることを意味する表現ですね。
この蹂躙も最近見かける様になってきたのですが、おそらく蹂躙が出てくる様になったのは「パワハラ」が世間的に問題視される様になってからではないでしょうか。パワハラ(パワーハラスメント)は職場内虐待の一つで、職場内の優位性を利用した、主に社会的な地位の強い者(政治家、社長、上司、役員、大学教授等)による「自らの権力や立場を利用した嫌がらせ」のことを言いますからまさにパワハラ=蹂躙ですよね。
ちなみに今時パワハラなんかやってしまうとすぐ録音録画されてすぐこの問題専門の人の餌食になりますからね。世の中に労務問題の仕掛け人はいますから、くれぐれも短気は起こさない様に…
・趨勢
すうせい、物事がこれからどうなってゆくかという、ありさま。なりゆき。わたしは全く読めなかった漢字です。どうして趨勢でこんな意味になるのか調べて見たら、趨の字は「ある方向へおもむく」といった意味で使われる漢字で、勢は「いきおい」の意味でよく使われているけどですが、「姿勢」「運勢」などの言葉に見られるように有り様や成り行きの意味もあり、「趨勢」の場合も後者の意味で使われています。
つまり知っている人からしたら読んで字の通りなんですね趨勢って漢字は。当然わたしは知らなかった笑。この趨勢で調べてみると結構文章で使われているんですよね。わたしの目に入らなかっただけかなぁ…ちなみに趨勢の類義語には「動向」や「トレンド」があります。これならわたしでもわかるかな笑
といった感じでわたしがスクショしていた気になる漢字たちのご紹介でした。語彙力が無いわたしが紹介してもあまり説得力はありませんがね。あ、意味を調べたからってとりあえずこれらを使う事はここの記事では無いと思います、だって文学小説を書いているわけじゃ無いですからね。むしろ逆に噛み砕いてだらだらと説明しようとしているので、やたら長文になりがちとも言います笑
でもまぁ、知らないより知っていた方がかっこいいですよねやたら難しい漢字って。特に兀兀、人前でもし「ぱいぱい」なんて言ったら笑われちゃいますからね、お前の頭はそればっかりなのか!って。そりゃ男の人ならそればっかりでも変では無いだろうけども笑