納豆を嗜む
相変わらず米は食べていませんが、納豆は毎日の様に食しています。栄養があるからとか健康に気を使ってとか、そういった理由ではなく単純に納豆の味が好きなんですよね。
だいたい大粒→小粒→ひきわりのローティーンで納豆ブームはやってくるのですが、最近は豆腐にかけて食すことが多く、一番豆腐となじみやすいひきわりをここ半年ばかりは愛食しています。どうでもいいですけど愛用、愛飲は辞書に載っているきちんとした言葉なのに愛食は造語扱いで厳密に言うと正しい日本語ではないんですよね。
飲むより食うをなんとかして欲しいと思いつつ、「いつも好んで食べている」を表現する短い言葉って愛食以外無い気がするんですよ。「好物」は好きな食べ物だけどいつも食しているさまを表してはいませんからね。やはり日本語は難しい。
そんな納豆はご存知の通り、蒸した大豆を納豆菌で発酵させた食品なのですが誰がいつどの様に生産したのかと言う記録は残っていないんですよね。ただ、「納豆」という語句が確認できる最古の書物は、11世紀半ば頃に藤原明衡さんによって書かれた「新猿楽記」という本だそうです。
その新猿楽記の中に「腐水葱香疾大根舂塩辛納豆」という記述があり、平安時代には納豆という言葉が既に存在していたことが確認できるのですが、腐った水にネギが香って疾大根…んんん?舂って春じゃないのか生まれて初めて見る感じなのだけども。部首は臼(うす)なんだろうけどと思って調べてみると「舂く(うすづく)」や「ショウ」と読む漢字なのですね。まぁ腐水葱香疾大根舂塩辛納豆ってよくわからんけど雰囲気的に発酵食品のことを指しているのだろう塩辛って書いてあるし。
って事は塩辛もそのくらい古くからある料理なのかなと思ってこれも調べてみたら、塩辛って納豆よりも古い歴史があり、飛鳥時代(694年〜710年)にはあったそうです。さすが発酵食品の国日本ですな…
と、まぁ大幅に話が逸れましたが、そんな納豆って古くからあるけど現在では農林水産省の農作物規格規定によって納豆マメのサイズ分けがなされています。勝手に目分量でこの納豆の粒は大きいから大粒で!とはならないんですね。具体的には、
大粒(7.9mm以上)>中粒(7.3mm)>小粒(5.5mm)>極小粒(4.9mm)>超極小粒(4.9mm未満)>ひきわり
と、いう細かいサイズ分けがなされているみたいです。こうやってみてみると中粒と小粒の間には結構な差がありますな。ちなみにわたしは大粒の場合何にも合わせないで塩を振って食すのが好きです。食べ応えがあって立派なおかずになりますよね。
で、ここいらでやっと本題なのですが、わたしは大粒だけじゃなく納豆をそのまま食べることがあるのだけれども、納豆って食べるまでがめんどくさいなーって思っちゃうことが多々あるんですよね。パックを開けてタレとカラシを取り出し保護ビニールを取り出してよく混ぜ混ぜしてから醤油(気分によっては付属のタレ)を入れる。場合によっては薬味のネギを切り刻んでトッピングをする。食べ終わったらぬめぬめパックをきちんと洗わないと臭くなる…
この一連の動作がすっごいめんどくさく感じてしまうことがあるのです。めんどくさくて「あ、今日は納豆を食べなくていいか」と思ってしまうことがあるくらいなんですよね。完全にただの横着なんだけれども、もうちょっとこうライトな感じで納豆を食すことができないのかと色々模索していたのです。
で、今日そんなわたしの思いを解決してくれる商品に出会った訳です。それがこちら、
ポリッと納豆!
平たく言えば味付け納豆にフリーズドライ製法を施した食品なのですが、これはいい!ライトな気持ちで納豆が食べたいなって思った時にすぐ食せるクイックさ、片付けの心配をしなくてもいいお手軽さ、味もサバが効いていて美味しいしポリポリしていて酒のおつまみにもなりますね。
そんなわけで、わたしの様に納豆は好きだけど作るのめんどくさいなーって人におすすめの商品を見つけたので紹介してみたおよでした。こんな長々書いたけど結局言いたかったのは「ポリッと納豆は美味しかった」って事だけなんですけどね笑。長ったらしいのはいつものことだから仕方ない笑