危険が危ない
先日ご紹介したDVD版「ドラえもんパラレル西遊記」を見ていて、ああ昔の(ドラえもんCV大山のぶ代時代)のび太のほうがすぐドラえもんのせいにしたりとんでもないミスをしてクズっぷりがすごいなぁ…と思ったりしていました。
そんなパラレル西遊記、やっぱり面白かったのだけどドラえもんのセリフで1つ気になったことがあったんですよね。それがタイトルにもある「他の三人の危険が危ない!」という発言。
危険が危ない…そう言えばこのセリフ、ドラえもんって映画の漫画が単行本で出ているんですがそれでも同じシーンで「危険が危ない!」って言っていて、なんか妙に違和感を感じたからか覚えていたんですよね。だって危険と危ない、それぞれの意味は、
危険=あぶないこと。悪い事の起こるおそれがあること
に、対して
危ない=悪い結果になりそう。災いが起こりそうなこと
なので危険も危ないもほとんど同じ意味じゃないですか。それでなーんか変だなぁって昔々わたしは小学生ながらにそう思ってこの危険が危ないを調べたことがあったんですよ。
そしたらこういう同じ意味の言葉を重複させるのって重言(じゅうげん)といい立派な日本語の活用法だったのです。「馬から落馬する」「頭痛が痛い」のように、同じ意味の語を重ねる日本語表現で、多くは誤用と見なされますが意味を強調したり語調を整えるため、あるいは理解を確実にさせるために修辞技法として用いられる場合があるのです。平たく言うと重言の目的は言葉の強調って事ですよね。
「歌を歌う」や「被害を被る(こうむる)」等、実は重言って普段の生活で結構みんな使っているんですが、「危険が危ない」だけなんでこんな違和感を感じてしまったのか、おそらくみんなそうだと思うのだけれども…って実は簡単な理屈でして、
この「危険が危ない」という表現は大人になってから気づいたのですが、
ドラえもんのび太とパラレル西遊記で生まれた言葉だからです笑
そりゃ他所で聞いたことのない表現だから違和感を覚えるのは仕方ないですよね。実際はもっと前からどこかで使われているのかも知れませんが記録に残っていないのでドラえもん発と考えていいでしょう。しかもTV版ドラえもんでも結構使われているんですよねこの危険が危ないって。
しかしながら、日本語の使い方としては別に間違っていませんし「危険が危ない」で調べると結構みんな使っているんですよねぇ。いやぁ日本語って不思議ですね笑
個人的に最初こそ違和感を覚えたものの好きな表現なので使う機会があれば「危険が危ない!」を使いたいのですがなかなかどうして平穏な日常を歩んでいるとそんな機会も訪れないんですよねぇ…って思いながら近所のイオンで買い物をしていて見つけてしまったこれ。
ルートビア…
たまたま売っているのを見かけたので買ってしまったルートビア。沖縄ではお馴染みの清涼飲料水ですが本土では、特に北海道東北では馴染みが薄いのではないでしょうか。このドリンク、飲んだことのない人に説明するとまさに…
危険が危ない味
がするわけです笑。プルタブを開けて一口飲めば湿布の味(危険が)がして、その後に強烈な甘さ(危ない)がやってくるとんでもない飲み物なんですよね笑。初めて飲んだ時はまじかよ!って思ったのですが、意外とわたしはこの味が嫌いじゃない。ただ、このルートビア、
カロリーが結構すごい
んですよね。太る代名詞みたいな(実際はそこまでではないんだけどね)ビール(一番搾り)で350ml缶で140Kcalに対してルートビアは355ml缶で170Kcalあるんですよね…ビールよりカロリーのある飲み物ではそんな気軽には飲めませんな…というかこういう甘ったるい飲み物はやっぱり暑い場所で飲むものですよねぇ。
しかしながらこのルートビアにもダイエットルートビアといって0Kcalの商品があったりするんです。気になるけどダイエットドクターペッパーと同じく日本未発売みたいなんだよなぁ。コストコあたりで売っていたりするんですかね?
と、言うわけで本日は危険が危ない感じの飲み物をご紹介させていただきました笑。かなり強烈なクセが有るのでかなり人を選ぶと思いますが好きな人は結構好きな味(香り)だと思います。ほんと飲み物で湿布を感じるのはルートビアくらいですわ笑