チャリメンテ

うちには、とある所から引き上げてきた自転車があります。タイヤが20インチの(普通のママチャリだと26,27インチが多いです)折りたたみ自転車がちょっと大きいくらいのチャリで、軽いし小回りがきくので意外と近所を歩くのに使っていたんです。

 

そんなチャリがタイヤに空気を入れても空気が入らなくなっていたので虫ゴムという空気を入れる部分の付け根を交換するもやっぱり空気が入らないので、パンクを疑ったのですが外から見ても怪しい箇所を見つけることが出来ず。っていうか結構タイヤがくたびれていたのでおそらく中のチューブの経年劣化かなぁと思いました。

 

自転車のタイヤは乗っていなくても3年位で交換するといいのですが、このチャリのタイヤは表面のひび割れを見るにもっと長い間交換されてないっぽいからいっそのことタイヤを前後チューブごと交換しようと、とりあえず自転車屋さんに聞きに行ったんですよ。

 

久々に自転車屋さんを回ってみたのですが、最近できた今どきの自転車屋さんって車のディーラーもびっくりな感じで丁寧なんですね。わたしの古い記憶だと自転車屋さんって無言な頑固オヤジっぽい人が黙って直してくれるようなイメージがあったので驚きました。で、まぁ20インチの自転車の前後タイヤ・チューブ交換の値段を聞くと、工賃がマチマチなのですがおおよそ8000円から1万円でメンテナンスしてくれるとの事でした。

 

何軒か自転車屋さんを巡ってだいたいどこも同じくらいの値段なので、なるほどこんなもんなのかぁって思ったのですが、最後に聞いた自転車屋さんでの出来事。なんか若干暗そうな人にタイヤ交換の値段を聞いた後、最後にこれって折りたたみ自転車ですか?って聞かれたので、折りたためはしないけどサイズは同じくらいですねって言ったら、

 

だったら、新しいの買ったほうが早いですねニチャア(暗黒微笑)

 

って言われました。

 

 

 

 

 

だったらタイヤくらい自分で交換するわ!!

 

たしかに1万円出せば安い自転車は買えるかもだけど、なんでタイヤ交換の価格を聞きに行って新しい自転車を買わされなきゃならねえんだよ!ってことで、いつもお世話になっているビバホームさんにてタイヤとチューブを買ってきました。お値段なんと税込みで4500円くらいだったので、お店でのタイヤ交換は半分は工賃なんですな。

 

まぁこれがバイクや自動車のタイヤ履き替えだったら工具がないとすごい泣きそうな思いをしながら作業をしなきゃならんし、下手すると走行中に外れて死が訪れるのでプロに任せたほうが絶対いいのですが、自転車は空気入れとタイヤレバーという工具があれば比較的簡単に、ちょっとDIYができるくらいの人でもタイヤの履き替え作業ができます。

タイヤレバーは100円ショップでも売っているので安価で手に入りますよ。空気入れは普段自転車を使っている人なら家にあるだろうし。

 

まぁ、わたしは昔は隣の県まで自転車で行くチャリンカーでしたから、自転車の整備は昔から一通りできたのです。パンク修理も自分で行ってましたからね。そんな自転車の思い出話もありますので、良かったら下記のリンクからご覧下さい。

 

せいたんとチャリ

 

と、言うわけで作業開始。自転車の整備をしたことのない人に説明すると、自転車の整備をするにはまず、

 

 

 

自転車をひっくり返します。

 

自転車はひっくり返すだけで大体の整備が楽にできます。例えば、チェーンが外れた時も自転車をひっくり返して作業したほうが遥かにチェーンが入りやすいですね。それで、タイヤの空気を抜いて外していきます。この自転車はモンキースパナ一本で前後のタイヤを外せましたが、大体の自転車も同じようにタイヤが外しやすくできていると思います。整備性の良さが自転車の良い所だからね。

 

ちなみに外す前にスマホのカメラでボルト周りを撮っておくと付ける時に間違わないで済みます。ボルトとワッシャー(座金)の順番とか意外と大事ですし。特に後輪はギア付きだとややチェーンの取り回しが難しいので写真に撮っておいたほうがいいですね。今回わたしは後輪の写メを撮らないでパズル状態になったけど笑

 

タイヤを外したらホイールとタイヤ・チューブを分離させます。外す時はハサミでちょん切ってもいいけど間違ってホイールに傷が入ったら嫌だったのでタイヤレバーを突っ込んで外していきます。分離したら新しいチューブの空気入れの部分をホイールに合わせてからチューブとタイヤをはめていきます。最初は手で突っ込んで後の方はタイヤレバーでグリっとやってはめていきます。

このタイヤをはめる時、タイヤレバーじゃなくてマイナスドライバーなんかを突っ込むと簡単にチューブが死ぬのでやらんほうがいいです。タイヤレバーってホント優秀だなぁ。

 

ちなみに自転車のタイヤも物によってはフロント・リヤとタイヤサイドに矢印と一緒に書かれていてタイヤの方向が指定されていたりしますが、前輪ならクルッと回すだけでいいけど後輪だとえらい面倒くさいことになるので注意。スプロケット(ギアの部分)がホイールにくっついてますからね…

まぁ自転車くらいだとタイヤの向きを間違っててもそんな支障はないみたいだけど、指定されてて間違ってたらちょっと恥ずかしいからなぁ…指定がないとどちらでもいいらしいけど、タイヤパターンで何となく向きがわかるよね。で、タイヤを履き替えたら戻していきます。戻す前に空気を入れると入りませんが、取り付けてからパンクとか不具合が見つかったら嫌なので一応空気を入れてチェック。水をかけてあげると、不具合があった時に解りやすいです、水滴が飛ぶので。

 

そんなこんなで、今ではすっかりインドアなわたしですが、

 

 

 

きっちりタイヤ交換できました。試し乗りしたけどバッチリ走ります。せっかくなので可動部に注油して磨いてみる。まだまだこのチャリも走れるでしょうな。というか自転車は構造が簡単だから壊れても修理しようと思えばなんぼでもできるんですが、たしかに全部お店任せの人なら買い替えたほうが早いときもあるよなぁ…でも、タイヤ交換で自転車の買い替えを勧めるのはやりすぎだと思う笑

 

まーそんな難しいもんでもないし自分で自転車の整備はある程度できると、非常事態の時に便利ですからね。震災の時はガソリンがなかったから大分自転車にお世話になったからなぁ…

 

暖かくなってきて、散歩がてらのサイクリングが気持ちいい時期ですので皆さんも自転車の整備をしてみてはいかがでしょうか?と、言うことでただのチャリ日記でした笑

チャリメンテ” に対して3件のコメントがあります。

  1. 匿名 より:

    おー!チャリ通勤な私にはためになる!因みにチューブまでのパンクもよく経験してきたけど大体その場合は8000円くらいでした。その時はわたしは自分から新しい自転車を慎重しちゃうタイプですw

    1. およ より:

      8000円は高いですよね、ほんとに自転車買えちゃうものなぁ…
      ちなみにうちには40年くらい前の、じいさんの忘形見みたいなチャリがあります。まだ普通に走ります笑

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