ペンギン哀歌

現在のゲームセンターでもドル箱であるクレーンゲームが登場してからもう50年以上経っているというのはご存知だろうか。クレーンゲームが爆発的にヒットしたのは1980年代中頃から景品にぬいぐるみを入れるようになってからだけど、実際はもっとずーっと前からクレーンゲームってあるんですよね。

明確にいつどこでクレーンゲームが始まったのかというのは記録されていないのですが、1965年にはタイトーやセガから上から下にアームが落ちてカプセルをキャッチするクレーンゲームみたいな機械は発売されていたみたいです。

それで、クレーンゲームと言えばわたしはやっぱりセガのNEWUFOキャッチャーが思いつくのですが、そのセガのNEWUFOキャッチャーって待機中やプレイ中に音楽が流れていたのだけど、案外何の曲なのか知らない人が結構いるんじゃないでしょうか。

 

 

 

この曲とかよくゲームセンターで流れていたんですが、動画タイトルの通りセガがメガドライブで出したソニック・ザ・ヘッジホッグの・STAR LIGHT ZONE・SCRAP BRAIN ZONE・GREEN HILL ZONE・MARBLE ZONE・invisibleの5曲がループで流れていたんですよ。ソニック・ザ・ヘッジホッグは知らなくても1990年代にUFOキャッチャーを触っていればなんとなく聴いたことがあると思います。

コインを投入して動かすとソニック・ヘッジホッグのタイトル音楽が流れてましたしね。まぁソニックは硬派なゲーマー向けハードのメガドライブソフトでゲームの難易度高かったからソニックをプレイしていてもゲーム内では聴いたことがないなぁって人もいますから。

そんな感じでクレーンゲームって各々BGMが流れるんですが、その中でもわたしがすごい好きだった音楽があるんです。また10年以上前にわたしの上席がたけさんだった会社にいた頃、とある宿泊施設に毎月お仕事で行っていたんですが、その宿泊施設のちょっとしたラウンジみたいなところにあったこの筐体。

 

 

画像はお借りしました

オーシャンランドというクレーンゲーム。2005年に㈱カトウ製作所というメーカーが発売していて、コンパクト型のクレーンゲームなのです。ゲーム性は、特によくある感じの方向レバー+アタックボタンの何の代わりもないクレーンゲームのまんまなので、わたしは初対面ではふーん、こんなクレーンゲームもあるんだなぁとしか思わなく、その場を通り過ぎようとした時に…

 

♪~と筐体から音楽が流れ…

 

!!

 

うーむ…80年代のアイドルにありがちな、ヘタウマ系の曲と言うか…今で言うところのやくしまるえつこさんみたいなわざと少し音程を外したような、そしてどことなく懐かしい感じの曲調でBGMがフロアに響き渡ったのです。

なんというか、決して1980年代に作られた楽曲ではないのであくまで歌謡曲「風」なんでしょうけど、それがまぁ青色できれいなオーシャンランドの筐体とマッチしているんだかいないんだかよく解らない感じですごい惹かれたんですよね。なんでクレーンゲームから歌謡曲が流れるんだよ!という気持ちと、でも結構いい曲じゃね?という気持ちが合わさってこの宿泊施設に行く度にボケッと突っ立って音楽を聴いていた思い出があります。

そんなオーシャンランドの楽曲なのですが、当時ネットで探した時に音源がすごい短いバージョンしか無くて、かろうじてオーシャンランドで流れる1曲のタイトルが「ペンギン哀歌」だということだけが解ったんですよね。まぁこんなニッチな情報を載せているサイトは無いよなぁと当時は諦めたのです。

 

で、時は超流れて本日。こんな動画をYoutubeで眺めていました。

 

エヴァンゲリオン公式アプリ『EVA-EXTRA』で無料でプレイできるミニゲーム「ペンペン南極大冒険」の紹介動画。知っている人はすっごい懐かしいコナミの「けっきょく南極大冒険」と新世紀エヴァンゲリオンでミサトさんが飼っている(同居している?)ペンペンとコラボしたゲーム。当時のファミコンっぽくグラフィックもBGMも作られていて、へーこれ面白そうだなやってみようかなって思っていた時にペンペンを見ていたらふと思い出したんですよ。ペンギン哀歌を。

あーそう言えばクレーンゲームで歌謡曲っぽい音楽が流れる筐体があったよなぁ、でも当時は音源はネットで見つからなかったよなぁと思いつつ、なんとなーくペンギン哀歌で検索すると全然違う今どきっぽいアーティストがバンバン出てきました。うーんやっぱり無いよなぁとオーシャンランド・UFOキャッチャーなんて検索すると、

 

 

 

 

 

 

 

 

動画あげてる人いるし!!笑

 

まじかよこんなマニアックなクレーンゲームを取り上げている人がいるのか笑笑。めっちゃ助かります笑

ペンギン哀歌は動画その2の2曲目だったと思います。どの曲もノスタルジックな感じで独特な歌声、それでもってクレーンゲームの事を歌っているんですな。全部オリジナル曲だろうし、カトウ製作所のクレーンゲーム音源に対する熱意をとても感じられますねぇ…

このオーシャンランド、実機を見かけることはほとんどなくなりましたがクレーンゲームってとても生きが長いのでどこかでひっそりと活動していると思います。見かけたらぜひ待機中音楽を聴いてみて下さい。なんでこれがUFOキャッチャーから流れるんだろうってきっと思いますから笑、でも耳に残るんだよなぁどの曲も笑

 

と、言うわけで自分が忘れないようにの記事でした笑。余談ですがiTunemusicに前まではカトウ製作所/rieというアーティスト名でオーシャンランドの曲があったみたいですが現在は聴けなくなっています。うーん気づくのが遅かったか、ちょっと残念ですなぁ…

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