プチお出かけ用串かつ(宮城県柴田郡大河原町)
イベント会場の入口や飲食店の入り口、室内や風除室なんかに和風の庭園を作るディスプレイの営業と制作をその昔していたことがありまして、その室内の和風庭園を総称として「見附(みつけ)」と呼んでいました。
見附でググっても庭が出てこないので室内和風庭園の局地的な呼び方なのかもしれませんが、おそらく本来の見附の意味「枡形(ますがた)を有する城門で、城の最も外側にあり、番兵が見張りをする所」の、最も外側(見附は基本的に入口に設置するから)の部分が由来なのかなぁと思います。
イベントや飲食店の「顔」になるお仕事だし、飾り方の「型」があるモノなので難しいのですが研究しがいのあるお仕事でした。そんな見附の制作が得意だったのが昔の会社の社長であるたけさん。葬式のお話にもちょこっと出てきましたが、たけさんの作る見附はそりゃもうお見事の一言しか出ません。色々な寺や神社のお庭を研究して知恵をつけたそうで。
そのたけさんが見附の仕事をするのに結構(知り合いの所有する)山の中に入っていって(許可をちゃんととって)資材になりそうな丸太とか石とかつるとか竹とか「モノ」を拾っていたんです。見附は自然の飾りを再現するんだから自然のものをつかったほうがいいべや!とか言ってこだわってました。その割にひろってきたモノをバーナーで炙ったりスプレー塗装したりしてたけど…自然とはなんだろう笑
そんなたけさんに付き合わされ山の方に行った帰りに、ちょくちょくよっていたのがこちら、
入口で立派な豚の石像がお出迎えしてくれる、
仙台からだと南に40キロほど行った所にある宮城県南の町、宮城県柴田郡大河原町にある、養豚場の直売所「もちぶた館」。宮城県南の方に用事があったのでついでに寄ってみました。このもちぶた館の裏に養豚場があるのですが、飼育している豚に水を飲ませるため井戸を掘ったら、
水ではなく温泉が湧いたので、直売所に併設して温泉があります。ここの社長さんって面白い方で、自分で重機を使って施設の拡張をどんどん行っているそうで、
最初の頃はもちぶた館とおおがわら天然温泉いい湯しかなかったんですが、どんどんこの周辺が遊べるように開拓されていってます。一度火事で消失してしまったのですが、すごいスピードで復活し更に拡張を続けています。
特に面白いのが、なぜか温泉の裏にあるぷち動物園のわんぱくの森。入場無料ですが、
こんな動物や、
こんな動物や、
こんな動物がいます。写真を撮るために柵は越えてません笑
しかし黒目が横長ってやっぱりちと怖いな…
他にもカピパラさんやポニーや牛や鳥や亀などがいます。餌やり体験も有料ですができます。そんなわんぱくの森の奥には、
大河原町を一望できるとんとん展望台があります。
周辺を散策し、動物と戯れ、大人一人2000円で食べ放題の豚肉バーベキュー(コースだと1200円から)を楽しみ、温泉に浸かってゆっくりする。1日楽しめる総合レジャー施設にもちぶた館がいつの間にかなっていました笑
温泉内には食堂があるので焼き肉以外のご飯ももちろんあります。
そして、肝心の豚肉ですが、ここの豚肉は一言で言ったら最高ですね。よく、わたしは豚のスペアリブを漬け込んで焼いて食べたりするのですが、ここのスペアリブは漬け込まず味付けは塩だけでいいです。変な臭みもなくガツガツ食べれます。
さらに、わたしがもちぶた館で昔から好きなのが、
串かつ。
一本120円+税のリーズナブル価格で最高のとんかつが味わえます。玉ねぎと豚肉がごろっと串に刺さって揚げてある至高の逸品。揚げ物類は全部美味しいですけどその中でもわたしは甘い玉ねぎも味わえる串かつが好きですね。もちぶた館特製の「味噌ダレ」がまた合うんですがなかったので特製ソースをかけていただきました。
ゴールデンウィークの連休で、今から近場でどこか楽しめるところはないかなぁなんて人にはうってつけですね。ぜひ温泉にゆっくり浸かって串かつを食べてみてほしいです笑
なんかもちぶた館のPR記事みたいになってしまいましたが、わたしは近くを通りかかったらだいたい寄ってしまうくらいここの串かつが好きなのです笑。ただ、もちぶた館の閉館時間が19時と若干早めなのでそこだけ気をつけて下さい。
そんなわけで、閖上朝市につづく宮城県内のおすすめプチ旅行スポット紹介記事でした笑
とんとんの丘 もちぶた館
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