狙っていた最後のファミコンソフト

いつぞやの記事にも書いていましたがわたしはレトロゲームはコレクターではなくあくまでプレイヤーなので遊ばないゲームに関しては値段が安ければともかく定価以上の金額を出してまで欲しいとは思っていないですし、箱説ありの備品をもとめる!って事も無いのです。ソフトがあって遊べればいいやの精神でレトロゲームを楽しんでおります。

ここ数年、円安による海外の需要もあり日本のレトロゲーム市場は一気に値上がりをしました。こんな恐ろしいレトロゲームブームになる前から、というかファミコンが現役な頃に欲しいソフトは買っていてホールドしていたのはやはりでかいです。個人的に大好きなバトルフォーミュラ辺りはもう箱説なしでもSwitch2が買えてしまうくらいの価格になっていますからね…

そんな中、順調に欲しかったソフトは集め終わっていたのですが一本だけどうしようか悩んでいたゲームがありました。ファミコン後期に登場した為玉数が少なく、価格もギミックやバトルフォーミュラと言った超高額ソフトには及びませんが定価以上の値段で売られている事しかないソフトでした。しかしながら版権の関係上今のゲーム機に移植がされることはまず無い、でもゲームは面白い…値段はどんどん上がってきている…という事で、

 

 

遂に購入してしまいました。ファミコンソフト「NEWゴーストバスターズ2」を…

ファミコン時代は版権ものに名作無しと言われるほど(実際には探せば面白いゲームもほんの一握りありましたが…)クソゲーが多かったため、映画を題材にしたファミコンゲームというとタイトルとキャラクターを借りただけなのでは?と思ってしまう人も多くいるかもしれません。実際徳間書店から1986年に発売されたファミコン「ゴーストバスターズ」は間違いなくクソゲー…というか車で現場に向かってゴースト退治とやりたいことはわかるけど容量が足りず表現ができていなくて意味不明ゲームみたいな評価を受けてまして。

ところが、1990年に発売されたこちらNEWゴーストバスターズ2はそんな版権ゲームはクソというイメージを払拭する会心の出来なんですよ。

 

レトロフリークでしっかり起動しました。

1989年に公開された映画「ゴーストバスターズ2」の世界をしっかりとゲームへ落とし込みながら遊びやすく、それでいて風変わりなゲームシステムを持っている。こちらはそんないかにも昔のアイディア勝負だったファミコンらしい一本なんです。このゲームは発売当時、今までレトロゲームの記事で散々名前が挙がっている地元のお友達ゆうやくんがもっていて散々遊ばせてもらったのでした。なので持ってはいなかったけどいつか自分が死ぬまでには所持したいゲームだったのです。

発売日はスーパーファミコンが発売されて間もない1990年12月26日。開発・発売元はハル研究所。ハル研究所という会社は現在ではやはり知名度の高い星のカービィを思い浮かべる人が多いでしょう。しかしファミコン以前はPCゲームを作っていてファミコン黎明期にはピンボールやゴルフ、F1レースと言った初期の名作を手掛けている老舗メーカーなのです。1990年前後にはアドベンチャーズ オブ ロロやメタルスレイダーグローリー等、かなり個性的かつ実験的な作品を手がけていました。

ハル研究所はゲーム作りについて「初心者には遊びやすく、上級者には奥深い楽しさ」を目指していると公式サイトで説明しています。このゲームも基本操作とゲームルールだけを見ると難しくはありません。画面上に出てくる幽霊を全部トラップで吸い込んで進んでいき、ボスがいる面ではボスをしばいてクリアとなります。

ところがいざ幽霊退治を始めると敵の動きを止めるためのビームを当てる人とトラップを仕掛けて幽霊を吸い込む人という二人一組のシステムが、なかなか面白い働きをしてくれます。

 

前の人がビームを当ててゴーストの動きを止め、自動で動く後ろの人がトラップで吸い込んで退治完了ですがこの後ろの人がアホな動きをしてやきもきするのがまた面白い。

少しややこしい話なのですが、NEWゴーストバスターズ2にはゲームボーイ版が先に存在します。ゲームボーイ版のゴーストバスターズ2は1990年10月16日、ファミコン版の2か月前に発売されました。その後ファミコン版が登場。ハル研究所の公式説明によればファミコン版はゲームボーイ版の基本システムを踏襲しながらグラフィックを強化しステージや敵、アクション、幕間の演出などをパワーアップした作品となっています。

そのため「ゲームボーイ版をそのままファミコンに移した」というより、ゲームボーイ版で作られたアイデアをファミコン向けに大きくアレンジを加えパワーアップさせた作品と考えると分かりやすいです。実際、両機種版はステージ構成や音楽、演出などにも違いがあり単純な移植ではなかったりします。なのでファミコン版ゴーストバスターズ2にはタイトルにNEWが付いているんでしょう、と思ったら実はNEWが付くにはまた違う理由があるのでした(後述)。

このゲームの一番の魅力は先に説明した通りゴーストとの戦い方です。主人公はゴーストバスターズのメンバーから選びプロトンパックからビームを発射します。しかし他のアクションゲームの様にビームを当てれば幽霊を倒せるというわけではありません。ここが実にゴーストバスターズらしい。

このゲームでは前述の通りどうやってうまく幽霊を捕まえるかを考えなければいけません。もたもたしていると他の幽霊が出した攻撃でやられてしまいます。しかもトラップを担当する後ろのキャラクターは基本的に先頭のキャラクターについていき先頭のキャラがビームを打ってゴーストの動きを止めるとゴーストを捕まえに行く動きをするため、2人をうまーく動かしながら幽霊を追い込んでいくことになります。写真では解りにくいですが映画の中でゴーストバスターズがやっている仕事、映画内でゴースト相手にあたふたする様をそのままゲームとして成り立たせているすごい内容なんですよ。

 

敵を全滅させると出てくる矢印に安堵を覚えます。

版権ゲームで大切なのはキャラクターの名前だけを借りて内容を適当に作らない事と個人的に考えます。その点でもこの作品はかなり映画を意識していてリスペクトが感じられます。映画同様ピーター、レイ、イゴン、ウィンストンといったおなじみのメンバーが登場し、ファミコン版ではさらにルイス・タリーも選択可能。

映画の重要人物である赤ん坊オスカーや、悪霊ヴィーゴをめぐる物語もしっかりとゲームの題材になっています。そして何より嬉しいのが、ゴーストバスターズのテーマ曲までゲームの中に取り込まれていること。ハル研究所の公式ページでも映画の権利表記だけでなく「Ghostbusters Theme」のライセンス表記が確認できます。ファミコンの音源であの「ゴーストバスターズ!」のメロディーが流れてくるとそれだけで映画の空気が戻ってくる。こういう所に当時の版権ゲームならではの楽しさを感じる事ができます。

 

映画を知っているとあれか!と納得できるボスたち。

 

ラスボスも映画に沿って。2のボスはマシュマロマンじゃないよ。

 

と、言うわけで買った勢いでサクッとクリアしました。

最後までしっかり遊んでみるとハード的な限界のため今時のゲームにはある派手さはないもののゴーストを固めた後に捕まえるという独特のアクションシステムが最後まで楽しめる一本でした。映画のコメディだけどおとろおどろしい雰囲気もしっかり感じられファミコンらしいサクッとした遊びやすさも好印象。原作ファンはもちろん映画を知らなくても楽しめる、とても丁寧に作られた版権ゲームだと思います。

一発食らうとやられる一撃死の為最初は難しく感じるかもしれませんが慣れてくると不思議にクリアできる難易度、映画の雰囲気をそのまま楽しめるファミコン後期の間違いなく名作です。版権も面白いのにゲームも面白い…このNEWゴーストバスターズ2はゲームとして本当にお勧めできます。

が、ファミコン後期なだけあって価格が高く2026年9月現在箱説なしでもだいたい1万円くらいの価格で売られています。しかしながら正直欲しい人は今すぐにでも購入しないと将来とんでもなく値上がりする可能性を秘めています。

そりゃレトロゲームは数は減る一方なので全部値上がりするかもだろう、と思われるかもしれませんがこのNEWゴーストバスターズ2には特殊な事情があります。一つは映画版権が複雑というかとんでもなく高額だからかまず今のゲーム機には移植されないであろうこと。こちらはファミコン全盛期の当時、他の映画タイトルをゲーム化した物は今は全部そんな感じなので(グーニーズとかキングコング2とか)何となく想像が付くと思います。もう一つ、こちらが重要なのですがこのゲーム、なんと映画が製作された北米では販売されていないんですよ。

北米では映画ゴーストバスターズ2のゲーム化権をActivisionというゲームメーカーが獲得していたため、NEWゴーストバスターズ2が発売された頃にはすでにActivision版のGhostbusters IIがファミコンの北米版「NES」用ゲームソフトとして発売されていました。そのためハル研究所のNEWゴーストバスターズ2は北米市場には登場しなかったとされています。また、ヨーロッパ(PAL地域)ではどちらも発売されていてActivision版の方が早く発売されたためにハル研究所のゴーストバスターズ2にはタイトルにNEWが付いたそうです。

して、そのActivision版のGhostbusters IIなのですが…まぁこちらは文章で説明するより見て頂いた方が早いかと思います…

 


参考チャンネル:nesguide

 

そしてこちらがファミコン版のNEWゴーストバスターズになります。


参考チャンネル:ゲーム燦爛チャンネル暁様

 

皆さま、

これ

どちらを

遊びたいですかね?

 

Activision版のGhostbusters IIはNEWゴーストバスターズの数カ月前に発売されていますがこの出来は…NEWゴーストバスターズは北米未発売、カービィでお馴染みのハル研究所が作っている、そしてめっちゃ映画リスペクトで面白い、となると…

 

外人が気づいたら

一気にバカ買いされて

日本市場から消えちゃうかも

 

って事なんです。わたしがアメリカンな人でゴーストバスターズとゲームが好きだったら間違いなくこのハル研究所が作ったNEWゴーストバスターズ2を手に入れようとするでしょう。まぁまずはNES用のあのでかいグレーカセットなヨーロッパで発売されたPAL版を狙うと思いますがソフトの形もファミコン版の方がカッコいいんですよね、コレクターだったらこちらも狙うでしょうね…ハル研究所と言えば日本のゲームメーカーですし。

そんな訳で長々と紹介させていただきましたが個人的に欲しかった最後のファミコンソフトゴーストバスターズ2の紹介でした。ゲームとしてとても楽しいですしまず値段が下がる事は無いので1万円以下で見つけたら買っちゃうことをお勧めします!

 

ハル研究所 公式サイト NEWゴーストバスターズ2の紹介ページはこちら

https://www.hallab.co.jp/works/detail/000759/

 

当サイトの他のレトロゲーム記事はこちら

https://ozfare.com/category/%e3%83%ac%e3%83%88%e3%83%ad%e3%82%b2%e3%83%bc%e3%83%a0/

狙っていた最後のファミコンソフト” に対して2件のコメントがあります。

  1. MAG より:

    こんばんは〜😄

    待ってました〜!

    これが噂の狙っていたファミコンソフトですか!😄
    「ゴーストバスターズ」ていうだけで心惹かれる現役世代(映画館に観に行った記憶があります)ですがさすがのハル研究所ですね!😆任天堂の社長になる前の岩田聡氏も制作に参加してたんですかね?ドキドキ笑

    最近、いろいろ版権ソフトの中古を探して回るとグーニーズ、キングコング2、コナミワイワイワールド、TMNTなどは見つけることができましたがゴーストバスターズ2は初めて見ましたよー😮
    ちなみに発行本数が少なかったようですが、年代的にアタリショックは関係ないでしょうねきっと笑😅

    ちなみに買われたのは駿河屋ですか?
    動画も見ましたが、ハル研究所版の方が圧倒的にレベルが上ですね!Activision版の勝っている所は音楽だけな気がします笑😅

    関係ないかもですがそんなレアなソフトを認識するレトロフリークもすごいですね笑😆
    あ、コレも関係ないですがウィザードリィ2が難しすぎて最初の階から次の階に進めません😭方眼紙買ってマッピングしようかなと思ってます😓

    1. こんばんは〜コメントありがとうございます♪
      ファミコンソフトはこないだ数えたら400本くらいあったし遊びたいゲームは大抵持っているのでこれが高いお金を出して買うのは最後かなと😅と、言っても7000円くらいと割とお得に買えました😊定価以上のプレミア価格で買いだすとわたしの性格上歯止めが効かなくなるのでほとんど、というかファミコンで定価越えで買ったのはこれだけだったりします☺️他はブックオフハードオフ中古ゲーム屋を転々と巡って買ってました😊
      映画館には余程のことがないと連れて行ってもらえなかったのでゴーストバスターズは1と2どちらも金曜ロードショーでみたタイプです😅笑。あの頃だと魔女の宅急便とドラえもんくらいですかねー映画館で見たのは😭
      このゲームは岩田聡さんもテクニカルスーパーバイザー?という役で制作に参加してるみたいです😊めちゃんこ面白いのですがやっぱり出た時期が悪かったですねースーファミ発売の2ヶ月後では話題はそちらに持って行かれてたでしょうし…ただ、さすがのハル研究所と思わせる出来なんです。
      買ったのは駿河屋ですよーラーメンブログで言うと有頂天に行った時です😄笑。あの日、なんか朝から晩まで全然ついてなくて、夜になってちと運気を変えるために事前に駿河屋のサイトでフォレオに売ってるのを確認していたNEWゴーストバスターズ2を買いに行きました😊ブログでは音楽は流せないのですがカービィの曲を作った人が手掛けてるので道中ものすごくかっこいいんですよ☺️Activison版が勝ってるのは販売時期が早いだけだと思います😄笑
      レトロフリークはレアじゃないソフトの方が認識しないんですよねナイトガンダム物語とかわたしの好きな西遊記ワールドとか😅バージョンアップで今までは対応してきましたが2.7で止まってるのでもう更新はないのかなーと😭
      ファミコン版のウィズ2って途中で善パーティと悪パーティを使い分けなきゃいけないんでしたっけ?ファミコンでは一番厄介なのが2と言われてましたよね😅全部クリアしてるはずだけどワードナーしか覚えてないです😄笑
      3dダンジョン繋がりでマイトアンドマジックはクリアできていなかったのでこちらも安く売ってたらそのうち買おうかなと思いますが多分途中で挫折するので笑、そんなほしくもないです笑。でもバトルのBGMが最高にかっこいいんですよねマイトアンドマジック😁
      方眼紙でマッピングは3dダンジョンRPGの醍醐味ですからね!やりだすと全部埋めたくなりますよね、そして罠にかかると😆笑

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です