愛すべきクソゲー 第5話

クソゲー、糞ゲーとは、「クソゲーム」の短縮形。ゲーム評論を行なうユーザーやメディアが、つまらないコンピュータゲームや初めから詰んでいるようなゲームを酷評する際に用いる言葉、またはその評価が与えられた個々のゲーム作品に対して用いる【wikipediaより引用】

40代のわたしが子供の頃、ゲームの情報を仕入れるのはほぼゲーム雑誌かゲーム屋さんの店頭デモくらいでした。そしてその少ない情報の中で大金をはたいて、または誕生日やクリスマスといった記念日にチョイスしたゲームが目も当てられないようなクソゲーだった…なんてことはわたしの世代だったら結構体験したことがあるんじゃないでしょうか。当記事はそんな絶望のクソゲーの中にも「愛」を感じることができるゲームの紹介記事となります。

さて、今回のクソゲーは2000円くらいで売っていたら買おう、と思ってはや5年…2000円どころか年々値上がりをしていて5000円越えでもよく見かける様になり、いつ買おうか悩んでいたらたまたまブックオフで少し安く見つけたのですぐに購入したこちら、

 

「ラディア戦記 黎明編」

相場より1000円くらい安かったので即購入したこちらのソフト、現役時代は友達のゆうや君が持っていたので借りて遊んでいたのですが非常に思い出深いゲームだったりします。

ラディア戦記 黎明篇は1991年11月15日にテクモ(現・コーエーテクモゲームズ)から発売されたファミリーコンピュータ用ロールプレイングゲーム。舞台は人間と魔物が争うファンタジー世界。主人公は記憶を失った青年で、自分の正体を探しながら仲間たちと旅を続け、やがて世界を揺るがす大きな戦いに巻き込まれていきます。

スーパーファミコン発売後のファミコン後期作品らしくグラフィックや音楽の完成度も高く「知る人ぞ知る隠れた名作」として今でも語られる作品で、じゃあ一体どこがクソゲーなのかは後述するとして、まずはこのラディア戦記の良い所から説明していきましょう。

 

YouTube引用:40代ゲーマーなちょす様

こちらの動画の45秒くらいまで見て頂くと解るのですがテクモが手掛ける忍者龍剣伝やキャプテン翼と同じくオープニングからアニメ風演出、通称「テクモシアター」が使われ壮大でシリアスなストーリーが展開されます。このテクモシアターがゲーム中に結構入り作品へ没頭させてくれるんですよ。と言うわけでまず良い所として「グラフィックが凄い」が上げられます。

そしてそのグラフィックと合わせて「BGMが凄く良い」んです。オープニングも良かったですが、フィールド、町、戦闘とどの音楽も主旋律がハッキリとしていて耳に残り、しかもどれも名曲なんです。上記の動画を見て頂ければどんな曲が流れるのか体験できますよ。個人的には特に戦闘のBGMが好きだったりします。

 

レトロフリークに無事にインストールできたので遊んでみたのですが、1991年発売のゲームなのにバッテリーバックアップが残っていました…35年もセーブデータが持つのかと…して、主人公の名前はデフォルトだとラムナなのですがカミュに変更されていました。前の持ち主は聖闘士星矢が好きだったんですかね。余談ですがレトロフリークだと画面の右側が少し見切れています。ゲームに支障があるほどではないですが少々気になりますね。

して、このゲームは5人パーティでこういう隊列を組んでフィールドを歩きます。今回はラスボス手前のデータがあったのでそちらで遊んでみました。ラスボスが出てきますのでネタバレが嫌な方はブラウザバックして下さい。

 

移動はドラゴンクエストのような王道なロールプレイングな感じ。戦闘はゼルダの伝説の様なアクションになります。少し動作がもったりしていますが主人公以外はオートで動いてお祭りの様なわちゃわちゃ感があるんです。この「戦闘が面白い」のも良ポイントですね。オートの仲間にはたたかえ以外にも色々な指示を出すことができます。逃走コマンドが「にげる」ではなく「しにまね」な所もGood!笑

ロールプレイングのめんどくさい部分であるレベル上げもあまり必要なく、次に行くところが解らなくなっても「そうだん」コマンドで次にすることを教えて貰えたりと「とにかく親切」な部分も遊びやすい理由となります。そして「ストーリーも良い」んです。王道ファンタジーと思いきや、実は…と、意外な方へ話は流れていき話に釘付けに。この辺りはネタバレを読まず自身で体験してほしい所です。

 

と、言うわけであっという間にラスボスにたどり着き、

 

撃破してエンディングを迎えました。良い所をまとめると「グラフィックが凄い」「BGMが良い」「戦闘が面白い」「とにかく親切」「ストーリーが良い」なので超名作に思えるじゃないですか。所がそんなラディア戦記にもきちんとダメなポイントがあるのです。

まず、圧倒的なボリューム不足。テクモシアターに容量を割いているからかどんなにゆっくり遊んでも10時間も有ればクリアできてしまう内容なのが残念ポイント。早い人だと3時間くらいでクリアしてしまうかもしれません。これが理由で2000円くらいなら買うのにな…となっていたんです。まぁこれは人にもよるでしょうし遊び方それぞれなので意見は色々でしょうけど、もう一つの理由が致命的でして…

 

このラスボスとの戦い、実に30年ぶりくらいでした。通常のゲームならラスボス戦と言えば多少は苦戦するのが普通だと思いますが難なくクリアできたのは…このラディア戦記、

 

 

ゴリ押しが

正義

 

なんです。ラスボスは弱点の顔の前に立ってBボタン連打。ダメージを受けたら薬や魔法で回復。ゴリ押しの暴力であっという間に撃破できます…ほとんどのボスがゴリ押し可能で戦略性もクソもないのです…と、言うわけで超久々に遊んだのにあっという間にあっさりクリアを迎える事が出来ました。

このボリューム不足ゴリ押しが正義さえなければ超名作になっていた可能性がありますが、スーパーファミコン発売後のファミコンソフトってゲーム自体は面白いのに不遇な扱いを受けたゲームは数知れずでこのラディア戦記も仮にこの2つが改善されていたとしても残念ながら例に漏れずって感じだったでしょう。

いい所も沢山あるのでまさに愛すべきクソゲーにふさわしいゲームだなと思い今回取り上げてみました。ちなみに黎明編となっていますが今作がこけたからか残念ながら続編が作られる事は無かったのです。話も古臭くなく根幹部分は面白い作品なのでリメイク+続編なんてできるのであればやってほしい作品ですね。2026年5月現在バーチャルコンソール配信等はされていないのでプレイするにはファミコンソフトを手に入れるしかないのですが、結構面白く没頭できるゲームなので機会があれば是非遊んでみて下さいませ。

 

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愛すべきクソゲー 第5話” に対して2件のコメントがあります。

  1. MAG より:

    こんにちは〜☺️

    引用の動画を見ました
    なんか分からんけど「忍者龍剣伝」が始まった!と思ったら「キャプテン翼」のボールの音!?みたいな笑
    神々しいまでにテクモですね😆

    自分スーファミを発売と同時に買ったのでスーファミ発売後のファミコンゲームには疎いのです笑
    それもあって今回の記事もとても面白かったです😁

    1. こんばんは〜コメントありがとうございます♪
      ラディア戦記、安かったら買おうと思っていたけどずっと買えなかったゲームです😅テクモシアターをはじめゲーム内容は素晴らしいのですがとにかく短いのとボスゴリ押しで倒せるのだけは残念でしたねー😢
      ちなみにわたしも発売日にスーパーファミコンを買ったので90年10月以降のファミコンは結構友達から借りて遊んでいました😊ファミコン版のうしおととらとバトルフォーミュラは当時好きで買って今でも持っていますがほんと当時買っていてよかったなーと😊
      当時遊んでなかったソフトは特に欲しく無いのでタイトーのやたら高いやつやギミックは別に欲しく無いですが、ゴーストバスターズ2だけは欲しいんですよねー😅あれもこのカテゴリーで紹介できるゲームだなと思います笑

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