ちょろぎあれこれ

日本ではお正月料理の定番として食べられている「ちょろぎ」。以前は100円ショップのダイソーで年中取り扱いが有りいつでも頂けましたが現在は取り扱いを辞めてしまったので年末年始以外あまり見かける事が無い為、お正月に買ったものを大事に冷蔵庫保管していたのですが…

ちょろぎの賞味期限って思ったより短いんですね、漬物の類だから長持ちするのかと思いきやお正月の終わり辺りで賞味期限も終わっていたという。およそ4か月の期限切れですが、

端っこの方が少ししなっていたくらいで特に味の変化も無く美味しく頂けました。食後の体調変化も無し※わたしの胃袋は鋼鉄ですので真似はしないで下さい。
ところでこのちょろぎ、おせち料理に入っているので食べた事がある人は結構多いと思いますがちょろぎが何者なのかご存じない方も多いはず、何となくカリカリの小梅に味と食感が似ているので梅の仲間か、なんて考えていた方も多いでしょう。と、いう事で本日は時期外れのちょろぎ解説記事です笑。以前も書いた気がするのですが記事が見当たらないのでもう一度書きます笑
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お正月のおせち料理の片隅で不思議な存在感を放つ赤い渦巻き、それが「ちょろぎ」です。小さくねじれた姿からこれは何?と驚かれることも多い食材ですが、実は長い歴史と縁起を背負ったれっきとした伝統食品だったりします。
ちょろぎを漢字で書くと「長老喜」あるいは「丁呂木」、地域によっては「草石蚕」と表記されます。特におせち料理では「長老喜」の字が好まれ「長寿を喜ぶ」という大変おめでたい意味が込められています。お正月にふさわしい縁起物として扱われる理由はこの漢字の当て字にあると言われています。
渦巻き状の不思議な形をしたちょろぎの正体は植物の地下茎です。シソ科の多年草で中国原産とされ、見た目は白い巻き貝のようでコリコリとした独特の歯ごたえを持っています。現在では梅酢で味付けと赤く染められることが多く、おせち料理の黒豆の上に添えられている姿を目にした人も多いかと思います。
ちょろぎの歴史は非常に古く、中国では1500年以上前の古来より滋養のある食べ物、薬用植物として扱われてきました。特に不老長寿に関わる食材として重宝され、疲労回復や健康維持に役立つと信じられていたそうです。その後、日本へ伝わったのは西暦1700年代の江戸時代中期とされ、当初は食材というよりも珍しい薬草として武家や知識人の間で知られていたとか。
やがて日本ではその独特な形と保存性の高さから漬物として加工されるようになります。梅酢漬けにすると鮮やかな紅色となり、祝い膳に映えることからお正月料理との相性が非常に良かったのです。さらに「長老喜」という縁起の良い漢字が広まったことで「長寿を願う食べ物」としておせち料理に定着していきました。特に黒豆と組み合わせられる理由にも意味があり、黒豆には「まめに働く」「健康で勤勉に暮らす」という願いが込められており、その上に長老喜を添えることで「健康長寿を喜ぶ」という、より強い吉祥の意味を持たせているのだそうです。小さな一粒に結構な願掛けがなされているんですね。
実際に食べてみると、ちょろぎはシャキッ、コリッとした軽快な食感が特徴で梅酢由来のほんのりとした塩味と酸味があります。派手な味ではありませんがおせち料理の濃厚な味付けの中で口の中をさっぱり整えてくれる名脇役でもあります。
現代では見たことはあるけれど、名前も正体も知らなかったという人も増えてきたので本日はちょろぎについてまとめてみました。ちょろぎは単なるおせち料理の飾りではなく中国から渡り薬草として好まれて日本で縁起物へと姿を変えながら受け継がれてきた、歴史ある食文化の賜物なのです。
そんなちょろぎはお正月以外はあまり売っているのを見かけないのですが、味も食感も個人的には大変好みなのでもっと世間に周知されて普段から手軽に買える食材になってほしいと願っております。皆様もおせち料理に入っているあの赤い奴、実はかなり縁起のいい食べ物なんだよ、と人に広げて頂けるともっとちょろぎが普段から流通されるようになる、かもしれません。通販であれば購入できますが、もっとこうコンビニとかで簡単に買えるようになると良いな、と思うおよでした。
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