「これができたら高IQ」広告の謎

私事ではございますが、個人事業主の期間を合わせましてこの会社、2026年3月30日をもって丸8年が経過し9年目に突入したのを記念し4月は毎日ブログ投稿をやってみました。最初の方は投稿をミスったのですが笑、途中怪しい記事も挟みつつなんとか完走する事が出来ました。しかしながらやっぱりラーメンブログと合わせて毎日投稿するのはしんどいのでこちらはいつもの適当投稿に戻ります^^;

それにしても会社をはじめて2年後には未曽有の大災害である新型コロナが猛威を奮ってしまい非常に危ない状態が続き、正直今でも致命傷を受けたままですが笑、ここまで事業を続けてこられたのは弊社を支持して頂いている皆様のおかげです。本当にありがとうございます。

 

さて、表題の件。上記の広告の様にこれができたらIQ130!なんて広告をネットサーフィンをしているとよく見かけると思います。これ、率直に言うとこれができたら高IQ!系の広告は人の承認欲求と不安を同時に刺激してクリックさせるための「かなり計算された釣り」です。この、感情や衝動を刺激してクリックさせる仕組みをクリックベイトの心理と言うそうです。

クリックベイト、と言うと聞きなれない言葉と思うかもしれませんが平たく言うとWEB記事や動画で内容を誇張しユーザーの興味を引いてクリックを誘う釣りタイトルの事を指します。当記事はこのクリックベイト心理学記事を参照して記述しました。

 

行動科学者であり「行動経済学ガイド」の編集者
アラン・サムソン博士による
クリックベイト心理学入門の
記事はこちら(外部サイト)

https://www.psychologytoday.com/us/blog/consumed/202406/the-shocking-truth-about-clickbait

 

まず、これができたら「高IQ」という言葉は結構人の心を揺るがす言葉です。多くの人は「自分は頭が良いのか?」という関心を少なからず持っているのでそこを直球で突いてくるワードですよね。しかも問題自体は一見シンプルだけど少しひねってあり「解けそうで解けない」絶妙な難易度に調整されており、これで「自分ならいけるかも」という気持ちを引き出してきます。ちなみに上記の設問は真っすぐ見ず少し斜めから見たりすると数字が浮かび上がります。

さらに厄介なのは「できたらすごい」節の表現です。これは裏を返すと「できなかったらちょっと恥ずかしい」という煽りとも取れる、圧をかけているという事で自尊心をくすぐりつつできない人を小馬鹿にしているとも思えてくるのです。これで問題を解けないでいると人は冷静な判断よりも「とりあえず答えを見たい」「正解を知ってスッキリしたい」という衝動でクリックしやすくなってしまうんだとか。

 

これはビジネス的にはとてもシンプルな話で、これが「できたら高IQ」の裏にあるのは、

広告クリックで収益(広告単価)を得る

リンク先でさらに別の広告やクイズやゲームを勧め(購入型)、場合によっては有料診断へ誘導

 

という目的です。中には「IQテストっぽいもの」を見せて、最後に結果を見る為に課金させるというパターンもあります。

正直に言えばこれは「知的好奇心を刺激する良質なクイズ」というより、頭の良さにコンプレックスや興味がある人をうまく引っ掛けて回収する仕組みにかなり近いのです。極端な言い方をすれば「賢い(と思いたい心理)を餌にしてクリックさせる」商売のモデルですね。

もちろん全部が悪質とは限らず単なる暇つぶしコンテンツもありますが、少なくとも広告としてはかなり意図的に心理を突いて作られています。

もし見分けるコツを挙げるならやたらと「あなたは特別か?」みたいに煽ってくるものは基本的に中身よりクリックやタップが目的だと思っておくと冷静に見ることができるでしょう。

このクリックベイトの心理を用いたこれができたら高IQ!の広告戦略について、あまり語られている記事が無いので今回調べて書いてみましたがまぁこういう広告って世の中ごまんとあるんですよね…なんでそんなにこの広告が多いのかは単純な話引っかかる人が多いからだというのは火を見るより明らかな話。

個人的にはどれもこれもこんなものでIQが測れるわけないだろ、って見かけると失笑してしまうのですが心を揺さぶられて引っかかってしまう人が結構いるからこそのビジネスモデルなんだろうな、と思います。当たり前ですが多くの場合これらができた所で高IQにはなりませんのでご注意下さい。

本当に自分のIQがどんなものか調べたい人はネット広告ではなくウェクスラー成人知能検査(WAIS-IV)で検索して検査を受けられる所を調べればいいんじゃないでしょうか。ただ、別に現状生活に支障が出ていないのであればそれを知った所で何か変わるわけでは無いと思いますがね。社会人であれば今の仕事で使用する知識の他に普通に読み書きとお金の計算ができれば後はそんな困る事もないでしょうし。

そんな訳で世の中にはびこるこれができたら高IQ!の広告にはこんな心理が隠されているんだよ、というお話でした。好きな人はとことんこういう広告が好きですからね…

 

・当サイトの他の茶飲み話はこちら

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です