山形豚バラって何でしょう
先日、神奈川県の某飲み屋さんで一人飲みをしていた時の事。
ホッピーと共に低温調理レバーに舌鼓を打ったり、
オニオンスライスを注文したら卵黄とマヨネーズの載ったこってり仕様だったり、焼物を一通り楽しんだりしていました。
注文した食べ物が出揃いそちらをちまちまと頂き、もうちょっと何か追加しようかなーと思ってメニューを見た時にん?と思ったのが本日のタイトル。ファーストオーダーの時はお腹が空いていたのでさらっとしかメニューを見ておらず気づかなかったのですが、ゆっくりメニューを眺めるとふと疑問が生じる商品があったのです。
山形豚バラ串…?
わたしは生まれも育ちも仙台ですが子供の頃から今でも仲の良い友達であるせいたんが山形出身で、若い時から度々山形の地に遊びに行っていたけど山形豚なんて正直聞いたことが無かったんです。これが米沢牛串とかだったら素直にいいね!となるのですが山形は昔からラーメン文化だから豚肉の消費も多々あったでしょうけど、どこを歩いても山形の豚をメインに出しているお店なんて見かけたことが無かった。なので疑問を頂きつつもとりあえずを頂いてみようと注文。
こちらが山形豚バラ串。見た目通り普通に美味しい厚めの豚バラ肉の串でした。
それで、この山形豚バラ串を頂きながら山形豚って何だよと結構もやもやしてしまったのでiPhoneで調べてみたんです。すると、調べると意外な答えが出てくるもんですね、山形の豚!と呼べる名産品が2つ出てきました。
1つは名前の通り「認定 山形豚」。
認定 山形豚は通常の豚肉格付基準の他に山形県食肉公社の独自基準(枝肉重量・背脂肪厚)を設け、厳選された豚だけが「山形豚」と認められるそうです。
その特徴としてランドレース種と大ヨークシャー種を掛け合わせたものを母親に、肉質に優れたデュロック種を父親に持つ三元豚である事、トウモロコシや麦を主体とした飼料を与え奥羽山脈から流れる雪解けの水と澄みきった空気の中で通常よりも長い肥育日数で飼育する事が挙げられていました。
そんな山形豚で検索すると山形県でその山形豚を食せるお店の情報がチラホラと出てきますが地域単位での名物と言うわけでは無さそうでした。
もう1つは「平田牧場」。
平田牧場は山形県酒田市にある1953年創業の豚肉の生産・加工会社。現在は中国浙江省金華地区原産で世界三大ハムの一つに数えられる高級中華食材「金華ハム」の原料豚として知られている金華豚を改良した平田牧場 金華豚と3種類の純粋種を交配して作り出した平田牧場 三元豚の2種類の豚を取り扱っています。どちらの豚も飼料に動物性のたんぱく質を使用しておらずお米が配合されているそうです。
平田牧場のお肉は仙台地元のデパート藤崎にも出店しているので割と身近な豚肉だと知りました。
と、主に山形の豚で調べるとこのような情報がサクッと出てきて改めてインターネットってすごいなあと思いつつ、んでもってこのお店の山形豚バラはどちらなんだろうと思いまして。十和田バラ焼きや福岡の豚バラ串みたいに山形豚バラは地域の名産品って感じではないのできっと認定 山形豚もしくは平田牧場のどちらかの豚肉を使っているんだろう。と、考えました。なので飲み物をお代わりする際、ところでこの山形豚バラ串って言うのは何なんですかね?と尋ねてみたんです。そしたら、
何なんですかね
って言われても…
ってすごい苦笑いしながら店員さんに言われたわけです笑。この店員さんはきちんとメニューを把握していてきっちり他の商品は説明してくれていたので本当に山形豚バラ串が何者なのか知らなかったんでしょう。
と、言うわけで安いし美味しかったのにこころに蟠りを抱えておうちに帰宅したおよでした。特にオチがある話では無いのですが山形豚とは…それを名産として扱っている山形の地域はあるのか…と、疑問が残ってしまったので今度山形に行ったら探してみたいと思います笑
当サイトの他の茶飲み話はこちらからご覧下さい。
https://ozfare.com/category/%e8%8c%b6%e9%a3%b2%e3%81%bf%e8%a9%b1/