仙台にも駿河屋ができました

※案件記事ではありません笑

 

わたしの実の妹は筋金入りの腐女子である。

腐女子とは最早説明する必要は無いくらい一般に周知されている言葉かもしれないが一応ざっくりと解説をすると(創作物の)男性同士の恋愛を好む女性オタクを指す。詳しく説明しようと思えばいくらでも可能だがとりあえずアニメやゲーム等の男性と男性がイチャイチャするような描写を好む奴、とだけ理解して頂ければ幸いである。

そんな腐女子、大きく分けると2パターンのタイプが存在する。ひとつは1キャラ(1カップル)を骨の髄までしゃぶり尽くすタイプ。例えば1988年にテレビ朝日系列で放映された鎧伝サムライトルーパーというアニメは36年たった今でも(一部の方には)イラストサイトで人気がありBLの薄い本も作られ擦られ…愛でられている作品がある。好きになった作品をただひたすら追いかける、ある意味純愛の様なタイプだ。

もうひとつのタイプは新しいコンテンツが出るとコロッと蔵変わりする所謂熱しやすく冷めやすいタイプ。火が入ると金に糸目をつけずグッズを買い漁るが何かの拍子がある訳でもなく急に飽きて次のコンテンツへと旅立ってしまう。

わたしの実の妹は後者タイプで火が入ると一瞬で他のキャラが目に入らなくなりグッズを買い漁るがしばらくすると飽きて次のコンテンツへと移行する。物心がついた頃からすでにそんな感じで最初は一時期爆発的に流行った神坂一によるライトノベルスレイヤーズ、以後わたしがパッと出てきたのは新機動戦記ガンダムW、スターオーシャンセカンドストーリー、封神演義、真・女神転生Ⅲ、最遊記、黒執事、ヒロアカ、おそ松さん等々アニメゲームを問わずバババッとハマりバババッと飽きるを繰り返す。あまりにも多すぎるので失念しているコンテンツも多数あるがそれはともかく、このコンテンツが変化した時にわたしの出番が来てしまう。

火が入っている時に買い漁ったグッズ、鎮火するとそれらを全部処分してしまうのである。何でってそりゃ新しいグッズを置くスペースを確保する為で傍から見ているとかなりもったいないお金の使い方をしている気がするが残念なことに数十年それを繰り返しているのが実の妹でありその処分をするために出番になるのがわたしなのである。出番になる理由はとてもシンプルでわたしが車の免許を持っているから。大量に買い漁ったグッズを処分しに行くのに車は必須だが妹は車の免許を持っていない。

もうひとつ、これも妹が車の免許を持っていないからなのだがリサイクルショップ等にこれらのグッズを売る時顔写真付の身分証明書が必要だからである。厳密に言えば顔写真が無くても何種類か身分証を複合すること(マイナンバーカードと住民票とか)で売れるそうだがそんなものを準備する手間を考えたらわたしが運転免許証を提示すれば一発で解決する事。

なので処分の際には出番が来てしまうのであった。リサイクルショップに売買の履歴が残っているかどうかは解らないがもし残っていたらおっさんなのに矢鱈BL物を売っている奇妙な履歴を店員さんは見ている事だろう。

 

 

さて、こんな長い前置きを踏まえているので勘のいい方ならもうお分かりでしょうが、先日またわたしの出番がやってきた訳です。ちょっと前まで東京卍リベンジャーズ(以下東リベ)のマイキーを激押ししていたのだけど漫画が完結したからか新しいコンテンツに目覚めたからか、その情熱はあっさりと消え去ってしまったそうで。なので処分したいから手伝ってと言われた訳です。

まぁ別によくある事なので手伝うのはいいのですがいつも売り払っている何でも買い取る某リサイクルショップに持ち込むより折角何かアクションをするなら記事のネタになるようにしたいと思って思い立ったのがタイトルにある駿河屋さん(以下敬称略)に持ち込んだらどうなるのだろうと思い立った訳でして。

と、言うのも今までわたしの住む仙台には駿河屋が無かったんですよ。駿河屋とはざっくりとどんなお店なのか説明するとゲームやホビーに特化したリサイクルショップで厳密に言えば駿河屋を運営する株式会社エーツーの書籍部門ブックマーケットpowerd by駿河屋は利府町にはあったものの仙台には2024年9月24日に初出店したのです。オープン日の10日前くらいから買い取りは始めたみたいだったのでじゃあ折角駿河屋ができたことだし他の買取をするお店と違いがあるのかなーと思いそちらでうっぱらってみようとなりまして。

 

で、ごちゃっと東リベグッズを車に積み込んで売りに向かったのでした。先に報告すると仙台の駿河屋は本の買取はBL本(女性向け薄い本)しかしていないそうで東リベの単行本は売ることができませんでした。グッズの点数は後から解ったのですが799点もありました…ただ缶バッジやゲームセンターで取った景品も多く最初から買い取りに期待していなかった、ラーメン代くらいになればいいねーなんて言いながら駿河屋に向かったわけです。

なんでそんな売る前からネガティブ指向と言うか期待していなかったのかというとそれはもう今までこういう推し終了したグッズを売ってきた結果が愕然とする内容だったからです。腐女子が飽きて売ったグッズは値段がさっぱり付かなかったんですよ。実際このくらいの量で同じような物(ぬいぐるみやアクリルスタンド、小物等)を持ち込んだ事は結構あるのですが大体2~3000円、良くても5000円くらいにしかならなかった訳です。なのでどこも二束三文で買い叩いて高値で売るのが定石だろうとタカをくくっていたのですが…

 

 

と、言うわけで駿河屋に到着。フォレオ東仙台という複合施設の中にあります。詳しい場所は下記リンクを参照してください。

 

https://maps.app.goo.gl/dvgCS7RinBB3xxvv6

 

駿河屋自体は建物の二階にあります。ヒイコラとグッズを担いで階段を登りましたが店員さんに言えば台車も貸して貰えるしエレベーターもあるそうで。で、買い取り希望をしたら結構持ち込みが多かったらしく大体1週間くらいかかると言われました。この時まで知らなかったのですが実は駿河屋には持ち込む前に事前に見積もりができるあんしん買取というシステムがあるらしくそれを利用するとすぐにグッズを売り払うことが可能だそうです。勿論そういうコツコツとしたことが苦手なので黙って一週間ほど持つことにしました。

で、持ち込んでから一週間後、新規オープンしてから5日後くらいですかね、電話連絡があり早速査定結果を聞きに行った訳です。ほとんど東リベのアクリルスタンドやキーホルダー、文房具と言った小物グッズを799点ほど。ちなみに持ち込んだ時のわたしと妹の査定結果予想はやっぱり2~3000円くらいかなぁと思っていました。結果は…

 

いやー…正直驚きました。

 

予想買い取り価格の10倍くらいになってましたからね…で、ずらーーーっと長いレシートを見てまたびっくりしたのですが高額で売れていたグッズが一つもないんです。一番高くて3500円のアクリルスタンド、その他こまかーく値段が付いた結果、塵も積もれば山となるでこの価格になったんだと思います。グッズの半分は1円の値段が付いていましたがそれでもこのくらいの買取金額になったという事は細かく全品きっちりと査定して貰えたからなんでしょう。

今まで売っていた某リサイクルショップは結構な量を持ち込んでも1週間待たされるなんてことは全くなく、待ってもせいぜい1時間程度だったので細かいものは一律〇円みたいな値付けをしていたから今までさほどお金にはならなかったんでしょう。とは言っても捨てるよりは全然マシですけどね。あくまで同じものを違う店に査定に出したわけではないので体感的な買取価格の評価になりますが、駿河屋は肌感でも明らかにきちんとした金額をつけて頂いているのが解ります。

こういったグッズを売る場合、メルカリやヤフオクのアカウントを作って細かく売っていくのがそりゃ一番高く売れるでしょうけど駿河屋の買取ならまとめて売ってしまうのも手間もかからないし良いなぁと思いました。そんな訳で仙台にも駿河屋ができてありがたいなーと思ったおよでした。自分自身は何も売る気はないですが笑

ちなみに買取はいいなぁと思いましたがお店で売っているレトロゲームは…昨今何でも値上がりしていますがプレミア系のゲームはなかなかに強気の価格だったと思います(セガガガ13200円とか)。ただ、偽物を掴まされる心配が無いのが駿河屋のメリットでもありますから安心料含むって感じかなと。

 

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