仙台うみの杜水族館(仙台市宮城野区)
仙台うみの杜水族館は2015年7月1日に仙台市宮城野区福室にて開館した水族館。2015年5月まで営業していた宮城郡松島町のマリンピア松島水族館の後続館でスタッフや飼育員、トレーナーと生き物はマリンピア松島水族館から引き継いでいる。一度資金の目途が立たず計画は白紙になったが紆余曲折ありながらもオープンにありつく。その辺りのドキュメントは仙台うみの杜水族館で検索すれば出てくるので興味のある方は調べて頂きたい。
個人的に前身のマリンピア松島水族館は割と頻繁に遊びに行っていた思い出がある。場末の遊園地にあるようなレガシーなゲームコーナーと広場で串に刺して売られていた「焼きタコの足」が好きで近くを通ると結構寄ってしまいがちだったが、このうみの杜水族館は何度か訪れたものの心の琴線に触れる感じが正直な所あまり無い。アトラクション(活動的)の様な楽しさではなくアカデミック(学究的)な、魚の図鑑をめくってなるほどーと読んでいるかのような展示内容に思えてしまう。仙台うみの杜水族館が好きな方には申し訳ないが楽しむというよりは知るための施設として認識している。
水族館だからそんなものだろうと言われてしまえばそれまでだが、例えば世界一のクラゲ水族館である「鶴岡市立加茂水族館」のクラゲに振り切れた展示物はワクワクするし福島県いわき市にある「アクアマリンふくしま」は仙台うみの杜水族館より規模が大きく入園料もお安い上に徒歩圏内で色々とアトラクションがまとまっているのでどちらかと言うとそちらの方へ足が向いてしまう。
鶴岡市立加茂水族館の記事はこちら
そんな仙台うみの杜水族館だが個人的にいいなぁと思う部分もある。それは「食べ物」が美味しい事。フードコートのメニューが美味しくて今回そのラーメンをラーメンブログで紹介したく訪問。その内容はラーメンブログにそのうち上がるのでそちらを参照して頂くとして、それで仙台うみの杜水族館に行ったらこんなイベントが行われていました。
あつまれどうぶつの森とのコラボイベント…あつまれどうぶつの森は最早説明不要の2020年3月にニンテンドーSwitchで発売された動物たちとスローライフを楽しむ大人気ゲーム。2024年7月13日から9月1日までの期間限定イベントです。
https://www.uminomori.jp/special/adsuuf/
色々と企画がありますが、一番は200円払ってビンゴカードの様なカードを貰って参加する「生きものさがし」が目玉になっています。このカードの書かれている生き物で1種類だけ仙台うみの杜水族館にいない生き物がいるのでそれを見つける体験型のゲームとなっていて見事にクリアするとどうぶつの森のオリジナルステッカーが貰える、という事でしたので今回の記事はこのあつまれどうぶつの森のゲームに参加し仙台うみの杜水族館内をうろうろして写真を撮りながら思ったことをただダラダラ書くという感じです笑
とりあえず入館してわりとすぐ出てくる巨大水槽ではイワシの群れによる回遊が臨めます。イワシが群れるのは巨大な魚から身を守るためなのが主ですが繁殖行為がしやすいや水流により力を入れなくても泳げるといったメリットもあるそうで。最初は一階からこの水槽を眺め、後で二階からまたこの巨大水槽が見れるというニクイ館内構造になっています。よく見ると回遊に巻き込まれているイワシ以外の魚もいるんですが、これでは出れないですよね笑
タカアシガニの水槽。なんて食べ応えがありそうなカニなんだ!と思ったのですがタカアシガニの身は甘みや旨味が薄い結構大味らしい。って事はカニクリームコロッケとか味の濃いものと合わせるのが良さそう。
全国的に飼育されていること自体が稀のヨシキリザメ。国内最長飼育記録は仙台うみの杜水族館の873日らしい。今飼育されているこの子は飼育から240日経過してるそうで。自然の海だと20年以上生きることからもヨシキリザメ飼育の難しさが垣間見える。
フナムシの雑学。エビやカニを捕食する魚が釣れるので釣り餌としては優秀…なのは解るけどあんま触りたくないですよねワサワサしてるし。海水が無いと干からびて死ぬのに海に入ると溺れて死ぬとかなかなか生きるのが大変そうな生き物だなぁと。
館内で毒に刺されたり噛まれたり食べたりするガチの生物系ライター平坂寛さんの動画が流れてました。かなりダイナミックな挑戦をする人なので観ているととても痛そうなんですよね…
http://www.youtube.com/@HIRASAKA-H
前の方に座っていると思いっきりイルカに海水をぶっかけられるショーとアシカがわちゃわちゃと芸をするショーも見ることができます。
種類にもよるけどクジラ目の哺乳類はだいたい体長が4m以下だとイルカ、4mより大きくなるとクジラと呼ばれるのはなかなかの不思議。それにしてもこういうショーを見るたびにイルカってやはり頭がいいんだなぁと思う。
サカサナマズ。人間で言うと逆立ちをして生活をしている感じの名前の通り腹部が上になりながら泳いでいる魚。しかもなぜ逆さに泳ぐのかは現代でも解明されていないという。無重力空間でも逆さで泳ぐなかなか頑固な傾奇者。
どこからどう見ても毒持ちなのが解るカエル。体の色もそうだけど目も宇宙人みたいでとても個性的。
脱皮途中だったイグアナ。無事に剥けただろうか。
仙台うみの杜水族館名物?のチンアナゴ。ウナギ目アナゴ科なのでこんなかわいい見た目でもしっかりアナゴ。チンアナゴのチンは狆(ちん)という犬に似ているからその名が付いたそう。ちなみにアナゴなので一応食べられるが見ての通り身が少なく骨ばっかりなのでカリカリに揚げてうなぎの骨せんべいのようにして食べるくらいしか調理法がないらしい。
クラゲはどこの水族館でもいれば見入ってしまう。クラゲの何がすごいって脳や血管そして心臓が無い所。んじゃ一体どうやって生きているんだこの生物は…ってなりますよね。しかも脳が無いのにクラゲも寝るそうです。そんな神秘的な生き物なのに酢の物にすると美味しいという。ちなみにくらげ普及委員会によると現在食用にされているクラゲはキャノンボールクラゲ、ビゼンクラゲ、ヒゼンクラゲ、エチゼンクラゲ、ホワイトクラゲ、チラチャップクラゲ6種類だそう。食べ比べとかしてみたいですよね。
https://www.kurage-fukyukyokai.net/JPA001.htm
・くらげ普及委員会の公式サイトはこちら。ブログカードによるリンク禁止サイトのようです
パヤオ!
って事で、
無事にいきものさがしが完了しステッカーを手に入れることができました。ちなみに答えが解らなくてもステッカーは貰えるそうなので安心してチャレンジしてみて下さい。このステッカーの裏面には答えが書いてあるのですが、大人だったら何となくリストを眺めた地点で感づくかもしれません。
と、言うわけでゆっくりと眺めてきた水族館ですがいつもと違いいきものさがしという目的があるだけで結構楽しめました。入館料は大人2400円、65歳以上のシニア1800円、中学生高校生1700円、小学生1200円、4歳~未就学児700円と決して安い訳ではありませんが実は15時以降の入館だと200~300円割引になるチケットがローチケ等のコンビニチケット販売で購入することができます。夕方から行きたい人は結構お得なので覚えておくといいですよ。
仙台うみの杜水族館の公式サイトはこちら
https://www.uminomori.jp/umino/index.html
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