金蛇水神社(宮城県岩沼市)

昨日のラーメン記事でも触れたのですが、近所のかずくんで検索するとトップヒットする近所のかずくんと一緒に岩沼にある有名ラーメン店「麺組」に食べに行ったら1時間待ちといわれたんですよ。しかしながら麺組は食券を買って名簿に名前を書いておけば外出していてもいいし、万が一外出中に順番が来てしまっても並び直すことなく優先的に呼ばれるというシステムだったので、待ち時間を利用して麺組のすぐ近くにある金蛇水神社に足を運んでみました。

そんなわけで久方ぶりに金蛇水神社に行ってみたのですが、まずびっくりしたのが…

 

 

駐車場側から

 

神社側から

 

と、このような神社の入口に巨大かつ近代的な休憩処兼参道が出来ていまして…なんでもこちらの建物は去年完成していたみたいですね。全然神社の参道っぽくないけどすごいかっこいい建物ですな。

 

 

 

その参道の案内図がこちら。神社と牡丹園を繋ぐ形で休憩所兼参道が建ったって感じですね。

 

 

 

中にはかなり本格的なカフェもあって金蛇カレーなんて名物料理があるようです。この看板反射がやたらすごくて薄っすら近所のかずくんが写ってるけどまぁいいや笑。親子丼に牡丹そば、ピザもありますね…ちょっと気になったけど麺組の味噌ラーメンが待っているのでここは我慢。今度改めて食べに来てみます。

このカフェの反対にはおみやげコーナーがあるのですが、こちらはきちんと巫女さんがレジに立っていました。カフェの店員さんはシェフっぽい格好ですね。

 

 

 

休憩所はオープンテラスにもなっていて春の陽気を楽しむことが出来ます。あまりにもおしゃれなので山登り後のオッサン二人で行くにはちょっと場違い感が否めない感じでした笑。これ、デートできたら結構盛り上がりそう全然神社っぽくないし笑

 

 

 

金蛇水神社名物の牡丹園はこのオープンテラスの裏側にあります。5月中旬に「花まつり」が行われていて牡丹が咲き乱れていたりしたんでしょうけど、終了から10日後に訪問したらすっかり新緑の畑となっていました。花はないけど立派な庭園だなぁ…

 

 

 

そんな庭園内には滝があり、さらに神楽舞台が制作されていました。神楽舞台とは日本の神道の神事において神に奉納するため奏される歌舞のための舞台で、現代っぽく言えば「イベントステージ」を作っているってことですね。来年4月に完成予定なのだけれども、神楽舞台もこけら落としって行われるんですかね?ちょっと気になりますな。

 

 

 

と、いうわけでこちらが金蛇水神社の鳥居となっています。鳥居と言えば朱色のイメージが強いのですが金蛇水神社の鳥居は白。というかそもそも鳥居って神聖な色とされる「白」だったそうです。時代が進むに連れ「神仏習合」という神様と仏様を一緒に祀った考え方になっていき、白い鳥居が仏教から伝わってきた「朱色」に変えられていったのだとか。ってことは白い鳥居の神社は昔の名残なんでしょうね。

さて、この金蛇水神社。御祭神が金蛇大神 (水速女命) という神様で古くよりこの地に祭られる水の神。古来、龍や蛇は水神の化身とされているのです。そう言えば地名に蛇や龍が入る地域って過去に土砂災害等の水に関わる災害が起こっている事が多く、蛇や龍を神様に見立て災害が起こりませんようにと祈っていたと聞いたことがあります。御祭神から察するにこの辺りもそういう災害の名残があるのかなぁ。

金蛇大神 (水速女命) 様は古くより財力、生命力、生業の守護の神として多くの信仰を集めているのだそうです。境内社には同じく水の女神である(金蛇)弁財天も祀られています。金蛇弁財天ってなんだかめちゃくちゃ財を生んでくれそうな名前の神様ですね笑

 

 

 

鳥居をくぐるとまず出迎えてくれるのが牡丹と同じく花まつりでは咲き誇る「藤棚」があります。が、こちらも牡丹と同じくすっかり緑色となっていました。今年は暖かいから余計に花が終わるのが早かったんですかね…

 

 

 

本殿。その横に他の神社では見られない珍しい光景がありまして、

 

 

 

蛇が掘られた石がずらーーーーっと並んでいるのです。この金蛇水神社の由来が結構興味深くて、公式サイトから引用させていただくと、

 

平安時代中頃、一条天皇の御代、京都三条の小鍛冶宗近は、天皇の御佩刀を鍛えよとの勅命を受け名水を求めて諸国を遍歴してこの地に至り、水神宮のほとりを流れる水の清らかさに心をうたれた。

 早速、水神宮に祈願をし、炉を構えて刀を鍛え始めたが、カエルの鳴き声で精神統一ができず、よい刀が打てずにいた。そこで宗近は巳のお姿をつくり、田に放ったところカエルはピタリと鳴き止んだ。無事素晴らしい刀を鍛え上げることができた宗近は神への感謝のために巳のお姿を献納し都に帰った。

以来、水神宮ではこれを御神体と崇め、社名も金蛇水神社と称するようになったと言う。

 

と、ありました。つまり宗近さんが名刀を打つ為に名水を求めてこの地にたどり着いたものの、カエルがうるさすぎて気が散るわ!ってことで蛇のフェイクを作って田んぼに置いたらカエルがピタッと鳴き止んで素晴らしい刀が作れました。ありがたやありがたやってことで宗近さんが蛇のフェイクを献納して帰ったら、その蛇のフェイクを御神体として御神体と崇め、社名も金蛇水神社と称するようになったってことですね。そんなわけでこの蛇の彫り物もその流れのものなんでしょう。

そんな金蛇水神社ですが、帰りがけらふと絵馬を見てみたら、

 

 

 

蛇柱ばっかやないか笑

 

きっちり恋柱まで書いている絵馬も多数見受けられました笑。まぁ確かに金蛇水神社って蛇の神様の神社だけども…鬼滅の刃人気はすごいですねぇ…

 

と、いうわけでそんな感じのパワースポット紹介記事でした。今風のカフェから商売繁盛祈願、はたまた鬼滅の刃まで?楽しめる金蛇水神社は春の陽気とともに散歩するにはとても素敵なスポットでした。遠方から足を運ぶ方も多いことから解るくらいナイスなパワースポットなので是非参拝してみて下さい。

そういやわたしは今年本厄なのですが、前回の本厄はこちらの金蛇水神社でご祈祷してもらったからか特にひどい目にもあわなく無事に過ごすことが出来たので、今回の本厄のご祈祷もお願いしようと思ってます。

 

金蛇水神社
宮城県岩沼市三色吉字水神7
ご祈祷受付 8:00-16:00

 

金蛇水神社 公式サイト

http://kanahebi.cdx.jp/index.html

 

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