のびきったカップ麺愛好会

今思えばわたしが小学校の時のお友達であるゆうやくんはかなりセンセーショナルな事をやっていた人物である。

ファミコンのキングオブクソゲーを謳っている超絶理不尽なSFロールプレイングゲーム「星をみるひと」を攻略本も何も見ずにクリアした人間はこのゆうやくんしか知らない。どのくらい理不尽なのかわからない人は今丁度Nintendo Switchで販売されているので遊んでみるといいかも…いや、やっぱやめておいたほうがいいかも笑

国語の教科書に加筆して「ギャグ物語」に世界を改変していたのもゆうやくんだ。そのギャグセンスはかなり高度でよく見せてもらって笑っていた記憶がある。大体の教科書は滅茶苦茶に何かされていたけど地頭がいいからか大人になってからはスマホを作っている有名な会社に就職したという。実家は近所にあるけど20歳を過ぎてから会っていないのだが、学生時代はよく遊んでいたので色々なエピソードがあったりするのだけれども、それはまたの機会に。

で、そんなゆうやくんのおうちに夕方遊びに行った時の事。ちょうど当時発売したばっかりのスーパーカップというカップ麺を食べていて、変な時間に飯食っているなぁって聞いたら帰ってきた答えが…

「昼に仕込んでいた」

で、かなり混乱しまして？え、どういう事？って聞き返すとお昼にお湯を入れてそのままでかけて帰ってきて今食ってるとか言いやがる。当時わたしはカップヌードルをお湯を入れて1分程度でバキバキ言わせながら食すのが好きだったのでそんな冷めてのびきったカップ麺が到底美味しいとは思えなかったんです。が、敢えてゆうやくんは4時間位放置したカップ麺を作成して食べるのは、

量が増えるしうまいから

とか言うわけです。美味しいから真似してみろとも言う。うへぇ、わたしは絶対そんな事やらんわ…と、返答したけどある日どうしても気になりましてね、試してみたんですよ…そしたら…

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はい、というわけで今ではすっかりのびきったカップ麺愛好家のおよです。のびきったインスタント麺を楽しむ方法もあるのですが本日はいかに数時間放置したカップ麺、通称「放置麺」がいかに美味しいかを語ってみたいと思います。

で、本日準備したカップ麺はこちら、

おやつの定番「ブタメン」こののびきったカップ麺を作るにあたって一番大事なのは「フライ麺」であることです。300円くらいする高級なノンフライのカップ麺だとどことなく「しくじった出前のラーメン」のような感じになりそれはそれで面白い食感なのだけれども、ジャンクな感じのフライ麺が放置プレイすることによってさらにジャンクな食べ物になるのです。それこそゆうやくんが行っていたスーパーカップの醤油はバッチリジャンク感が溢れ出る放置麺となるのです。