家庭用FAXの恐怖

※注意・この記事は家庭用FAXによる個人情報の危険性を検証し、家庭用FAXを使われている方への注意喚起のためのものとなっています。この記事の情報を決して悪用したりしませんようお願い申し上げます。また、家庭用FAX全般を貶した記事ではありませんので予めご了承下さい。

 

この時代に果たしてFAXが必要なのかと思いつつ、会社を設立した時に一応FAX付きの電話を購入したんです。とは言っても形式上会社だから置いておこうってだけでそんな立派なものではなく、メルカリで購入したFAXを2年くらい使っていました。

案の定2年使ってたまにやってくるFAXは不特定多数に発信される広告ばかり…やっぱりいらないのかぁと思っていた矢先、結構深刻な事件が起きましたので弊社サイトからFAX番号を消去致しました。本日はその経緯的記事です。

 

昨日の夜のこと。どうもFAXに何かが届いていたのだけども、紙が詰まっていたようでうまく印刷がされずFAX機がピコピコなっていました。どうせ変な時間に来たFAXだから広告とか変なものだろうと思いつつ、そのままにするわけにもいかないので一応紙を取り除いてみる。すると、今度はこんなエラーがFAXに表示された。

 

 

 

 

インクフィルム…??と思って調べてみると、インクフィルムとは一部のプリンタやFAX、タイプライターなどの印字・印刷機構で用いる、インクを塗布した長い帯状のフィルムや繊維等のことを言うらしい。基本的に自宅で扱うインクはカートリッジ型のインクリボン(一般的な家庭用プリンターで使われているインクの入ったやつ)しか知らなかったのでへーそんなものもあるんだぁと思ってとりあえずFAXを開いてインクフィルムを確認してみると…

 

 

 

 

ポコンと外れてびろびろびろーんとインクフィルムが転がってしまい、なんだか大変なことに…なんだよこれ巻き直しかよ面倒くさいなーと思いながらそのインクフィルムをよく見てみると、黒の中に所々「欠け」があるじゃないですか。何だこれと思ってiPadで透かしをしてみたら…

 

 

 

 

 

 

はぁぁぁ???

 

1年生宿題プリントなるものが思いっきり見えたのである。どうもこのインクフィルムって黒い部分を紙に押し付ける版画みたいな感じで印刷するから元のフィルムにはくっきり印刷したものが残るみたいですね。

 

うわーまじかよと思いながら透かしてみたら、どうもこのFAXの前のオーナーはFAXとして使うよりコピー機として使っていたようで、出るわ出るわ個人情報のパレード…どこの誰でどんな職業で家族構成やら何やらすべての情報が書かれていました…

 

もちろんこんな記事にするくらいですからわたしはこれを悪用する気はありませんし、もっと言えばインクフィルムはすでに厳重に破壊して破棄していますので元のオーナーさんはご安心下さい。ただ、こんな個人情報をばらまいてしまう可能性があるものは、個人情報を大切にしなければならない弊社では使えないなってことで弊社ではFAXの使用をやめました。

 

ってことで家庭用FAXを破棄または売買される予定のある方は、インクフィルムを取り外してケチョンケチョンにぶっ壊して捨てた方がいいです。というかそうしないとあなたの情報がすべて筒抜けになってしまう恐れがありますよ。今回、うちにあったインクフィルムの情報でどこまでできるかって、おそらくなりすましてネットでお買い物ができるくらいは個人情報が残っていましたからね…

 

それなりに古いFAX(15年くらい前)だったのでおそらく今のように情報管理が徹底していなかったのでしょうか、ともかくこれではちょっとFAXを使う気にはなれないなぁと思いましたね。皆様もFAXを処分する時はインクフィルムに気をつけて下さい…

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