母は5月に2度感謝される

 

本日は朝からモンストをがんばってプレイしました。野性爆弾のくっきーとコラボをしていたので、そのくっきーのキャラを集めまして。久々の運極作りだったけどこれ9時スタートで9時50分には終わったんですよね…10が付く日だからモンストの日でもあって運極を作りやすいは作りやすいけどこんなに早くできるようになったのか…

ちなみにこのキャラ、愚少女クキータって名前なのだけれど…この絵だけでもくっきーが独特な人だって解るのがすごいですなぁ。

 

さて、気がついたら祝日となっていた本日の祝日「山の日」のお話。海の日もそうだけど山の日ってわたしが子供の頃にはなかったよなぁと思いながら山の日の事を調べてみたら2016年(平成28年)からの祝日と結構お若いのですね。

この山の日、不思議なんですけど祝日法(昭和23年7月20日法律第178号)2条では、「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」ことを趣旨としているのですが、山に関する特別な出来事などの明確な由来があるわけではないんですよね。そして海の日も同じく、「海の恩恵に感謝するとともに、海洋国日本の繁栄を願う」ことを趣旨としているのですが、具体的な海の何かイベント等によって定められた祝日ではないんですよ。

 

それで、なんか祝日ってもっと具体的な感じ…例えば天皇陛下の誕生日を祝う天皇誕生日(2月23日)とか、日本国憲法の施行を記念し、国の成長を期する憲法記念日(5月3日)みたいな、具体的な理由があって祝日になってるんじゃないのかなぁと思いながら祝日一覧を見てみたら、

 

 

そんなことはなかった笑

 

国民の祝日は2020年には16日あるんですが、祝日一覧を順番に見てみると、

 

①元日:1月1日

②成人の日:1月第2月曜日

③建国記念の日:2月11日

④天皇誕生日:2月23日

⑤春分の日:3月20日

⑥昭和の日:4月29日

⑦憲法記念日:5月3日

⑧みどりの日:5月4日

⑨こどもの日:5月5日

⑩海の日:7月第3月曜日

⑪山の日:8月11日(2020年はオリンピック閉会日にあわせて8月10日)

⑫敬老の日:9月第3月曜日

⑬秋分の日:9月22日

⑭スポーツの日:10月第2月曜日(2020年はオリンピック開催日にあわせて7月24日)

⑮文化の日:11月3日

⑯勤労感謝の日:11月23日

 

この様になっています。上記の天皇誕生日と憲法記念日以外だと理由がかっちりとしている祝日は元日くらいで、あとはこうなんかふわっとした理由で祝日になっているみたいですな。中でもびっくりしたのが5月5日のこどもの日。「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する」ってあるんですよ。

5月の第2日曜日は皆さんご存知「母の日」があるので、実は5月って母に2回感謝をする日があるんだなぁと山の日を調べて気づきました笑。母の日はカーネーションだけどこどもの日には母に何を送ればいいのだろうか…

 

それで、この祝日一覧を眺めていてふと思ったんですよね。祝日って「〇〇の日」みたいに「の」が付く日と付かない日があるんですよ。そしてわたし的に理由がきっちりとしていると思った祝日…元日、天皇誕生日、憲法記念日には「の」が付いて無いんですよね。これはなんでだろうと思って調べてみると、

 

祝日に「の」が付くか付かないかのルールが決められたのは「国民の祝日に関する法律」が定められた昭和23年の時で、

「その日でなければいけない祝日は「の」を付けない」

「その日でなくてもいい祝日は「の」を付ける」

という、祝日を分類するルールが定められたのでした。「の」を付けるかどうかのルールは、このルールが今でも守られて、祝日の名前が付けられているんだそうです。

 

こんな理由があったから「の」がついていない祝日はかっちりとした理由がある日に思えて、「の」が付く祝日はふわっとした感じの祝日に思えたのかぁと一人で納得しました笑。しかしながらそうするともう一つ疑問が生まれました。それは、

「建国記念の日」

建国記念って文字通り日本という国ができた日なんだから、カッチリとした日付があっていいんじゃないの憲法記念日みたいに建国記念日でいいんじゃないのって思ったんです。で、これも調べてみたら、

 

なんかこうすっごい複雑な理由があるんですな…

 

建国記念の日が2月11日に定められた元々の理由は、日本書紀に基づく初代天皇・神武天皇の即位日で、これを太陽暦に換算すると、紀元前660年2月11日にあたります。政府はこの日を「紀元」(建国の日)として、祝日にすると定めたのが建国記念の日の始まりなのですが、その後、日本は戦争に破れGHQ(連合国軍総司令部)の「天皇の神格化に関係する祝日は廃止しなさい」という意向で「建国の日」は無くなりました。

その後1950年になると「建国記念日」を復活させようという動きが目立ってくるのですが、建国記念日の元となった日本書紀が史実である確証がないという理由で一悶着も二悶着もあって、最終的には1966年に佐藤栄作内閣が2月11日を「建国記念の日」と制定しました。

つまり、「建国記念日」ではなく「建国記念の日」で制定されたのは、日本書紀は情報のソースとしてはちょっと不明確で本当に2月11日に国ができたかどうかは怪しいけど、神武天皇の即位日を「民族の伝承」として後の世代に残すように、あくまで「建国という出来事」そのものを象徴し、祝う日とするという姿勢を取ったのだそうです。なかなかこう当時の苦悩というか難しさが解るエピソードですねぇ…

 

と、言うわけでなんで山の日はふわっとした感じで定められたのだろう?という疑問から色々掘り下げていってみました笑。しかしながら毎度思うことではありますが、普段は気にしないでいることも、調べてみると色んなへーって思うことがあるんですよねぇ。わたしはすっかりへーって独り言を言っていました笑。皆さんもこの祝日話を茶飲み話にでも活用してみて下さい。多分へーって言われますので笑

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