ドミノ崩れ

むかーし昔、まだわたしが小学生の頃、うちのお袋がとある電器メーカーのショールームに努めていた時の話。

 

平日は流石に無理だったのだけれども、土曜日や日曜日に街中にあるそのショールームまでお袋を親父の車で迎えに行くのが好きだったのです。その行動には明確な目的がありまして、お袋が務めるショールームには、

 

 

 

 

 

うちにあるパナソニック製のMSX2と元祖パロディウス(「だ」がつかない)

 

MSXが展示されていてプレイできたからです。

MSXとは、1983年に米マイクロソフトとアスキーによって提唱された8ビットパソコン(のちに16ビット化する)共通規格の名称です。

現在のパソコンのように色々なメーカーのパソコンにWindowsが搭載されていてそれが当たり前の人にはピンとこないかもしれませんが、パソコンって昔はOS(オペレーティングシステム、今で言うとそれこそWindows・MacOS・Linux等)はそのパソコンを制作しているメーカー独自のものが使われていたりしていました。

メーカー独自のOSだと互換性がないからそれだと不便だよねって事で主に、松下電器・SONY・三洋電機・東芝などの家電メーカーがこの規格に則ったパソコンを発売しており、メーカーによっては独特のブランド名も付与されていました。

 

MSXは当時のパソコンからしたらとても低価格で、なおかつ専用のモニターではなくTVに接続できるお手軽パソコンとしてかなりヒットしました。ただ、安価だけあって性能の方は当時のハイエンドパソコンに比べたらやっぱり落ちてしまいます。なのでよくファミコンと比べられることが多いのですが、性能はMSX<ファミコン<MSX2って感じですかね。

なんでファミコンと比べられるのかは、写真を見てもらえば解ると思うのですが、MSXはパソコンなのにロムカセットをさしてゲームで遊べるんです。のちにフロッピードライブ搭載型も登場しましたが、MSXと言えばやっぱりカセットだなー…

なので、MSXをすっごく平たく、わからない人に説明すると言ってしまうとMSXってBASICというプログラミング機能付きのファミコンみたいなパソコンって感じでした

 

そんなMSX、当時お袋の務めるショールームにはMSX2が展示されていたのですが、2だけあってファミコンよりちょっと綺麗でゲームも面白く、しかも展示物ってみょーに心惹かれちゃったりするじゃないですか。MSXは安価と言っても小学生が買えるくらい安いものでもなかったので、当時は取り憑かれたかのように没頭してMSXをショールームで遊んでいましたね。

 

そんなMSXで良く遊んでいたのが、

 

 

 

 

ザナック!

 

コンパイル製の縦スクロールシューティングゲームです。コンパイルと言えば良くも悪くもぷよぷよの会社って感じですが、昔はすごい硬派なゲームを作っていました。これはファミコンディスクシステムのザナックですが、ブックオフのジャンクコーナーでみかけて思わず即買いしてしまいました。

 

ザナックってファミコン版の評判がかなりいいんですよね。MSXバージョンに色々追加されていて、あまりにも評判が良かったからMSXへザナックEXとして逆移植された珍しい作品でもあります。

 

 

 

 

ジャンク品だったので壊れているかなぁと思ったら見事に起動しました。さっそくプレイしてみるも、5面でひょんなことから敵にやられてそこからなし崩し的に残機を失ってGAME OVER…下手になったものだ…

 

ザナックはその場復活の縦スクロールシューティングゲームなのですが、その内容は今の弾を避けるシューティングゲームとはちょっと違い、一言で説明するとパワーアップを維持して敵・玉のすべてを破壊するゲームみたいな感じです。なので一度やられてパワーアップが剥がされると敵の物量におされてぼっこぼこにやられまくってあっという間にGAME OVERになるのです。

 

その救済として自機数もポンポンと増えていくのですが、一度やられると丁寧に並べたドミノが崩れたかのごとく、どんなに優位に進めていても速攻で劣勢になるんですよ。そのあまりの転落っぷりに中学校の時の先生の言葉をふと思い出しました。

 

その先生はわりとわたしは好きだったので詳細は省きますが、テストの問題があいうえおかきくけこ~と割り振られた言葉を埋め込んでいくような感じで、正解に並べるとマスに「なんとかせんせいだいすき」みたいな答えになるユーモアがあった人なのですが、その人がよく、

 

「建設は死闘、破壊は一瞬」

 

って言っていたんですよ。築くのは大変だけど壊れるのは一瞬なんだよって意味なのですが、大人になればなるほど本当にそうだよなぁって思える言葉なんですよね。特に「信用」にあてはまりますよねぇ。

 

まぁ、部活動の顧問として数々の賞を貰っていたその先生が奇しくもその「建設は死闘、破壊は一瞬」証明してしまったのですがね。ほんとザナックで言うと残機がたっぷりとあってパワーアップももうできないよってくらいしていたようないわゆる無双状態だったのでしょうね。教え子に手を出して…

 

と、言うわけでどんなにガンガンいこうぜで調子が良くても油断するなよってザナックと先生に習ったみたいなお話でした。今は先生何をしているんだろうなぁ。

 

余談なのですが、この「建設は死闘、破壊は一瞬」って改めていい言葉だなぁと思って、一体誰の言葉なのかと思って調べてみたんですよ。そしたら色々と、

 

あっ

 

ってなったので当記事では発言を控えさせていただきます笑。すごい人なので捉え方は色々になってしまいますからね。触らぬ神に祟りなし笑

 

それにしてもザナックがクリアできなくなっていたのはちょっとショックですな。年かなぁ…練習すればいけるかしら…ちなみに最近、msx版のザナックは裸で2万円、箱と取扱説明書があると7万円くらいで取引されてますね。こりゃ買うのは無理だな…ファミコン版で十分だし笑

 

 

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