夢の玉
乗り物には愛称のような名称があったほうが好きです。
車だと国産車はだいたい愛称のような名称がありますよね。プリウス、アクア、ステップワゴン、インプレッサ、ムーヴ、などなどなどなど。道を走っている車にはだいたい名前がついています。
車で愛称がないのは国産だとレクサスが「IS250h」みたいな型式っぽい名称ですね。ただ、愛称ではないけど意味はきっちりとあって、最初のアルファベットの2文字が車のタイプ(ISだとインテリジェントスポーツセダン)で3桁の数字が排気量(×10cc)、最後の一文字が搭載されたシステムでhだとハイブリット車と言う意味となります。
ドイツ車というかベンツやBMWがこんな感じで無骨だけど意味が解りやすい名前をしてますね。ただ、意味が解るためにはそれなりに知っていないといけないけども。
国産の車は大体名称があるのですが、国産のバイクになると結構レクサスのような型式っぽい車名のバイクが多いのです。例えば、
うちにあるFZS1000(国によってはFZ-1と呼ばれてます)にはフェザーという名前がついていますが、フェザーちゃんの兄弟車YZF-R1はそのままYZF-R1と呼ばれます。わたしが昔乗っていたカワサキのGPZ900Rには「ニンジャ」という名称がありましたが兄弟車のGPZ1000RXはそのままの名前で呼ばれていました。
ほとんど愛称がある車に比べるとバイクは半分くらいは型式みたいな名前のマシンな気がします。ですが、その型式みたいな車名のバイクには時折あだ名のような愛称が付くことがあります。
例えば、さっき出たYZF-R1は「アールワン」と呼ばれることが多いですね。他にもXJR(エックスジェイアール)というバイクは「ぺけじぇーあーる」と呼ばれます。エックスがバツ(ぺけ)に見えるからでしょう。わたしはエックスジェイアールと言われてもピンときません笑
スズキのGSX400X IMPULSE(インパルス)はインパルスという名称があるのにフレームの見た目から「東京タワー」という愛称があったりします。GSX400インパルス(400の後ろにXが付いていない)とは別物ですが、当時は奇抜だからかそんな風に呼ばれていたけど今見るとかっこいいよな東京タワー…
と、まぁこんな感じで型式っぽい車名のバイクは結構あだ名の愛称で呼ばれることが多いです。そんなバイク車名の愛称でわたしが最もなんで?って思ったのが本日のネタ。
そのバイクの車名は「ZX-9R」カワサキのマシンで、1994年に登場した「ニンジャ」ZX-9Rはのコンセプトは、究極のスーパースポーツ。登場の1994年がGPZ900Rニンジャのデビュー(1984年)から10年が経ったことを受けて、第2世代のニンジャとしての位置付けにありました。
つまりわたしの乗っていたGPZ900Rが初代ニンジャで、このZX-9Rが二代目ニンジャという位置付けだったのですが、このZX-9Rはニンジャとは別の愛称があって、そっちで呼ばれることが多いのです。それが、
ユメタマ
スパルタンなスーパースポーツのZX-9Rなのに、なんとも可愛らしいユメタマと呼ばれているのか。わたしは最初全く想像がつかなかったのですが、調べてみたらすごい簡単な理由で、ZX-9Rのロゴに答えがありました。ZX-9Rのロゴって、
こんな感じなのです。感のいい人ならおわかりかと思いますが、答えは、
そのまんまロゴがユメタマに見えるからなんです。
なんというか、昔はやった「にしこり」がなんとなく松井秀喜さんに似ているのでマツイと呼ばれるようになったのと同じ感じですかね。ZX-9Rはいかついバイクだけど、ユメタマと呼ばれている知ってからはなんだか可愛く思えてくるのが不思議ですよね笑。それでも300キロ弱は出そうなバイクだからなー…
と、いうわけでみなさんもZX-9Rが止まっていたら「あ、ユメタマだー!」と呼んでみましょう。多分オーナーさんに喜ばれます笑。ちなみにユメタマにはBタマ、Cタマ、Dタマ、Eタマ、Fタマと5種類ありますが、口が付く(フロントカウルにラムエアが付いている)のがEタマとFタマです。ガンダムのザクレロみたいな顔をしているのでかなり解りやすいですな。
ユメタマはFタマで、ZX-10Rと排気量がアップした新型へバトンタッチしたので生産終了となりました。ZX-10Rはそれはそれでかっこいいけど愛称がないからなー…
と、いうどうでもいい豆知識話でした笑。そういや愛称が付いているのは古いバイクのほうが多いですね。最近は若い人はバイクにあんまり乗らないみたいだから、そのせいかなぁ。
すごーい!!おもしろい!!オーナーに会ったらユメタマ叫びます。
呼んであげて笑
なかなかナインアールをユメタマって言える人はいないからね笑