バイオミラクルぼくってウパ紹介

バイオミラクル ぼくってウパは、1988年4月22日に日本のコナミから発売されたファミリーコンピュータ ディスクシステム用横スクロールアクションゲーム。基本は横スクロールだけど上や下にスクロールするステージもある。 主人公はルアクーヨ王国の王子、赤ん坊のウパ。魔王「ザイー」を倒してさらわれた赤ん坊たちを救出することが目的である。

このゲームは前回の記事の通りわたしがファミコンゲームの中で一番音楽が好きなゲームである。スマホで直撮りしたディスクシステムの音源を前回の記事に貼り付けてあるので興味があったら聴いてみて下さい。

このゲームのストーリーは赤ん坊を助けに行くってのはなんとなく知っていたけど、wikiに詳しく載っていました笑。それによると、

ある日のこと。ウパはひょんなことから夢を盗む魔獣ザイーが封じ込められた壷を割ってしまう。復活したザイーは国中の大人たちから夢を奪い去る。しかし、ウパを始めとする純真な赤ん坊にだけは手出しができないため、それならばと国中の赤ん坊という赤ん坊を独り残らずさらっていってしまった。残されたのは無気力に陥った大人たちばかり…

ただ独り難を逃れ悲しみに暮れるウパの前に、割れた壷の中からザイーと共に封じられていた妖精が現れ、純真な心を持つ赤ちゃんだけが使いこなせる武器ガラ=スウォード(つまりガラガラ)をウパに授けた。ウパはガラ=スウォードの力でザイーを懲らしめ、さらわれた赤ん坊たちを救出してルアクーヨ王国に平和を取り戻すべく冒険の旅に出るのだった。(Wikipediaより引用)

って事らしい。つまりウパがやらかしたから大人は無気力になり国中の赤ん坊がいなくなったんじゃないか笑。こんなストーリーだとは知らなんだ。

ゲーム性は、この時代によくあった横スクロールアクションゲーム。スーパーマリオブラザーズのような感じだと思ってもらえばいい。最初はハート2個のライフ性で道中に落ちているハートを拾うと最大5個までライフを増やすことができる。ダメージはオール1ダメージなので、ライフが最大の時は4回まで敵の攻撃や体あたりを受けることができる。面が変わるとハート2個に戻ってしまうけど。

ウパの攻撃方法はガラ=スウォードというガラガラで、これで敵をぶん殴ると膨らんでふわふわ浮く。この風船状態の敵に乗って移動したり風船にぶつかって飛ばして敵をやっつけたりする。ボスはこの風船状態の敵を3~5回当てればやっつけることができる。ステージは全7面構成で、各ステージは3つに分かれていて(1-1,1-2,1-3)7面、全21ステージをウパが縦横無尽に駆け巡る。

そんなわけで、バイオミラクルぼくってウパの音楽を紹介したし、ゲーム内容も軽く紹介できればなぁと思ってプレイしてみた。適当に写真を撮ってー記事にできればいいなぁくらいの軽い気持ちで…

 

 

 

なんじゃこりゃぁあああああ笑!!

例えると、小さくて可愛くて外面がよく気も効く彼女なんだけど、お酒が入ると豹変して超暴力的なDV女になる!みたいなゲームだったのね…1面は気分よくプレイ。ああーこんな感じだったなぁと思って1-3までクリア。次の2-1からDV女の本領が発揮される笑、容赦なく落下してやられるウパ…

ああ…そうだった。80年代のゲームって、容量も少なく、せっかく買ってもらったゲームなのにすぐクリアされると次のゲームを欲しがって困っちゃうという親の意見を取り入れたわけじゃないけど基本的に難しいものが多いんだった。コナミのゲームも例に漏れずだいたい難しい。

バイオミラクルぼくってウパはコンティニューこそできるものの、コンティニューするとその面の最初からである。例えば4-3でゲームオーバーになると4-1からやり直し…後にファミコンカセットに移植された時にイージーモードが追加されたなんてどこかに書いてあったけど、そりゃいるわなイージーモード笑

とにかく2面以降はギミックが意地悪で敵の配置が極悪になる。ウパがジャンプした先に敵が待ち構えていて転落死とか、ウパがジャンプした先の床が抜け落ちて転落死とか…こうした意地悪な仕掛けは完全に覚えて進むしか無い。

と、言うわけでわたしがプレイした軌跡を紹介します。攻略記事ではなく、あくまで紹介記事ですので注意。敢えてブラウン管のテレビをそのまま撮っているので、当時プレイしていた人はその悔しさを思い出しながらダイジェストをご覧下さい笑

面のタイトルはWikipediaから引用させていただきました。こんなにきちんと名前がついてるのね笑

 

 

 

1面・SWEET WORLD(お菓子の世界

 

1-1、記念すべき最初のステージ。簡単簡単。なので音楽を楽しみながら余裕でプレイできる。ボスに蚊取り線香を入れるようなブタっぽいのが出てくる。敵を膨らませて3回当てれば倒せる。

 

 

 

1-2、でかいケーキを食べながら進むステージ。このステージはジャンプの概念がなく、上下左右にウパを移動させることができるけどガラガラは横にしか触れないので注意。気をつけて進めばさほど難しくない。

 

 

1-3、1-1の続きみたいなステージ。ボスはブタだけど5発ぶつけないと倒せない。アイスの上だと粘ついてジャンプしづらいので注意。

 

 

2面・VEGETABLE WORLD(野菜の世界

 

2-1

バイオミラクルぼくってウパの本性が現れる笑

トマトで落下死しまくり、写真のトマトは現れたり消えたりする極悪トマトで何回もやられました笑。最後のトマトに乗ると上に上がってボス戦。ブタは3発で倒せます。

 

 

2-2、水中面。赤ん坊なのに泳げるのか…上に上に泳いでいくステージ。気をつけて進めばそれほど難しくない。ボスなし。

 

 

2-3

やっぱりトマトで落下死しまくり笑

風船も危ないのでよく見て進みましょう。ボスはヘビで火を吹いてくる。5回風船を当てると倒せる。全体的にトマトが嫌いになるステージでした笑

 

 

3面・ICE WORLD(氷の世界

 

3-1、床が氷ですべる、けど、滑っている時にガラガラを振ると滑りが止まる。ボスはブタ。

 

 

 

3-2、途中でウパの氷像があるきれいなステージ。針が多いけど敵を膨らませてその上に乗っていけばそれほど難しくないかな。ボスはブタ。3発で倒せる。

 

 

3-3、音楽が可愛いけどパルテナの鏡の1面のように上に登っていくステージ。滑るし落下死たら当然一撃でお亡くなりになる。うまく膨らませた敵を使って登りつめるとボスのオットセイがいる。ダッシュ中はダメージが通らない。5発当てると倒せる。

 

オットセイの写真が欲しかったのでプレイし直した。オットセイを追いかけていればいずれ倒せる。結構弱目のボス。

 

 

 

4面・I・C WORLD(半導体の世界

4-1、スーパーマリオブラザーズのクッパ城の迷路みたいな仕掛け。最初の分岐だけ下かな?とりあえず下の方を進んでいったらクリアできた。ボスはブタ。3発で倒せる。

 

 

 

 

4-2

最高に具合悪いステージ笑

上下反転していて脳みそが混乱する。おまけに反転状態でボスのブタと戦わなければならない。途中(ボス直前)ハートを取りに行くと落下死する極悪ギミックもあるよ笑

 

 

4-3、4-2に興奮しすぎたために写真を取り忘れた唯一のステージ笑。このステージはタイムが130と短い上に最初にヘビのボスが出てくるのでもたもたしてられない。ヘビを5発当てて倒したら時が止まる砂時計を取りながら急いでゴールを目指す。面の最後にボスはいない。落ち着いて進めばさほど難しくない、焦りが一番の敵なステージ笑

 

写真を撮りたくてプレイし直しました笑。4-2が鬼畜ステージだっただけに4ー3はやけに簡単に思える。ラスト宝箱のところは1UPがあるので欲しいところ。

 

 

 

5面・STATIONERY WORLD(文房具の世界

5-1、乗ると矢印の方向にウパが加速するベルトコンベアのギミックがある。この辺りから空から特攻してくる敵や玉を落としてくる敵が現れて落下死とダメージ死の2つの恐怖がウパに襲いかかる笑。ボスはブタ。3発で倒せる。

 

 

 

5-2、写真に写っている空から特攻してくる袋爆弾が猛攻を仕掛けてくるステージ。シューティングゲームかよ笑。ボスはブタ、3発で倒せる。

 

 

 

 

5-3、横に進む水中ステージ。水流に巻き込まれて落下死する恐怖…タツノオトシゴがスーパーマリオブラザーズのゲッソーばりにしつこいので仕留めてから進んだほうが安全だけど跳ね返ってきてダメージを食らったり、後半の鉛筆針地獄も意地悪。さらにボスのタツノオトシゴは不安定な操作の水中のまま戦うかなりの鬼門。危なくなったらベルトコンベアの下に逃げれば襲ってこない。5発当てると倒せる。

 

 

 

6面・MILKY WORLD(乳製品の世界

6-1、黙って突っ立っているとズブズブ沈んで落下死する床があるステージ。しかもハマっている時はうまくジャンプできない…操作性最悪な所に空飛ぶ敵が容赦なく体当たりを仕掛けてくる。ボスはブタ。3発で倒せる。

 

 

 

 

6-2、1-2以来の食べ進む面。緑色のチーズを食べ進んできてホーミングミサイルのような動きをする緑色のネズミを確実に始末しながら進めばそれほど難しくない。ミルクが4本並んでいるところの左側と最後のNICEのCの辺りに1upがある。ボスはなし。

 

 

 

 

6-3、とにかく足場が不安定な面。不安定なのに敵の猛攻がきっついきっつい…バウンドするゼリーみたいなやつは沈みきった所でジャンプすると大ジャンプになる。ボスは雷を落とすブタ。5発で倒せるけどゼリーの上で戦うのでかなり苦戦する。

 

 

6-3が終わった所でディスクをA面にせよと言われる。ディスクシステムって表面(A面)と裏面(B面)があって両面使うゲームだと起動・タイトル・オープニングまでがA面で、ゲームスタートするとあとはずっとB面で進んで、物語が佳境に入るとA面に戻るゲームが多いのです。と、言うことは…

あ、ブラウン管に映る我が部屋は汚く見えるけどどちらかと言うと物が多すぎるんですよね、趣味部屋だし仕方ない笑

 

 

7面・MIRACLE CASTLE(おもちゃの城

7-1、このステージは上から下へ落下して進むのだけど、落下先に針が思いっきり仕掛けてある極悪ステージ笑。なので、スタートボタンを連打してスローモーションにして進むとまぁまぁ楽…と思いきややっぱり針にぶっ刺さるウパ笑。覚えるしかないので何回かトライしよう。ステージ開始時に上にハートがあるので取り忘れないように。ボスはブタ。3発で倒せる。

 

 

 

7-2、倒せない敵のオンパレード。黒の自爆野郎は下がって、炎みたいなのも下がって、おにぎりを投げてくるゾウは気合で避けて足場の悪いマップを進む。ボスはブタ。

 

 

 

 

7-3、最終ステージ。敵の猛攻をかわし城を登っていく。ファミコン版メトロイドみたいな丸い足場をくぐり抜けててっぺんまで登ると蛇がいる。5発当てて倒すと画面が切り替わって、

 

 

 

いよいよラスボスの魔王ザイーがおでましする。ラスボスの曲もかっこいいな…空中に浮いていて雷を落として攻撃してくるので避けながら戦う。7発当てると倒せるのだが、正直道中のほうが何倍も難しい笑。

倒すと赤ん坊がたくさん出てきてエンディングへ。スタッフロールがきちんと流れて、

 

 

 

 

ゲームクリア。この英字フォントかっこいいなぁ…

 

・感想

 

鬼畜ゲーム笑

 

その一言につきますね。当時の(1980年代の)ゲームの中では難易度が低いかも知れませんが、サクサク進めるのは1面だけで、2面以降はとにかく死んで覚えるゲーム。しかも死んで覚えればクリアできるのではなくさらにアクションゲームのテクニックを求められます。よくこれわたしは小学生の時にクリアしてたな、もしかしてクリアしてないんじゃ…と疑心暗鬼になるくらい難しかったです。ラスボスに見覚えがかすかにあったので多分クリアしているでしょうけども。

バイオミラクルぼくってウパを小学校の授業に取り入れたら今のゲームにはあんまりない理不尽さ、意地悪さのおかげできっと切れにくい子供に育つでしょうな笑。青鬼なんて目じゃないくらい意地悪ですよジャンプした先に敵が待ち構えていて叩き落されてやられるんですから笑

コミカルな見た目とポップな音楽、そして凶悪なゲーム性が絡まってなんとも言えない気持ちになりながら久々にクリアまで遊びました。楽しいよりもどちらかと言うと達成感がありますな。もっと覚えてサクサク進めたら楽しいんでしょうけどね。そりゃ後から出たファミコンカセット版にイージーモードいれるよなこれでは笑

まぁ、それでもいつぞやレビューした108in1よりは楽しめますので、我慢強い子に育てたいお父さんお母さんはお子様の教育の一環に取り入れるといいと思いますほんとに。すっごい意地悪なゲームだけど、さすがコナミのゲームと言うべきかプレイしまくるとギリギリの所でなんとかなるようになってくるんですよね不思議と。それでギリギリの所でクリアした時の達成感は脳汁ドバドバものですよ笑

昔のゲームってやり込んでもどうしようもないなってのがあったりするんですがバイオミラクルぼくってウパは違います。何回死ぬかはわからないけど、プレイしていけばなんとかなる。なんとかなるとすごい達成感がある。誰も褒めてくれるものではないかもしれないけど、この喜びはなかなかイイモノですよ。

そんなバイオミラクルぼくってウパは3DSとWiiUのバーチャルコンソールでプレイすることが出来ます。でも、バーチャルコンソールのバイオミラクルぼくってウパは、のちの難易度選択ができるファミコンカセット版ではなくディスクシステム版みたいなので、難易度は鬼畜ですな笑。でも、3DSやWiiU版は中断しやすいのでディスクシステムでプレイするよりはやりやすいですな。

以上、バイオミラクルぼくってウパの紹介でした。ステイホームが延長されてやっぱり暇だなぁって方はたまにこういうゲームをプレイするとクリアした時嬉しいのでおすすめです。途中で阿鼻叫喚な感じになりますが笑。ちなみにお値段はなんとたったの524円(税込)!気になった方は今すぐ任天堂のサイトにアクセスしましょう笑

 

ちなみにディスクシステム版バイオミラクルぼくってウパは1000円から2000円で買えますが、ファミコンカセット版は箱説明書なしの裸でも2万円くらいするプレミア価格です。箱と取説付きだと10万円近くで取引されていたりします。まさにコレクターズアイテムですな…わたしはイージーモードをプレイしたことがないのでちょっと欲しいなと思ったこともありますが、高すぎるよなぁさすがに笑。コナミさん再販してくれないかなぁ笑

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