猫モチーフ

世の中に猫がモチーフの作品は数あれど、わたしが特に印象強く残っているのはホワッツマイケルである。ホワッツマイケル(What’s Michael?)は、柔道一直線でゆうめいな漫画家小林まこと先生による漫画で、それを原作としたOVA(オリジナルビデオアニメ)、テレビアニメ、テレビドラマも制作された。青年漫画誌であるモーニング(講談社)にて1984年から1989年にかけて連載され、単行本は8巻まで刊行された。連載終了後14年後くらいにイブニングで短期連載だけど再開されて「9巻め」が出ている。

 

1980年代中盤、当時およ家ではモーニングを毎週購入していたしホワッツマイケルの単行本もあってよく読んでいたからかこの漫画がかなり好きで、どのくらい好きだったかと言うと母方のじいさんの家にはこのホワッツマイケルのLD(レーザーディスク、大きいDVDディスクみたいな感じ)が準備されていて、お袋の実家に訪問する度、円盤が擦り切れそうなくらい見ていた記憶がある。

 

では、そのホワッツマイケルの内容に触れてみよう。と、思ったけどそんな難しい話ではなく基本的には一話完結のギャグ漫画で、踊るトラ猫のマイケルが何かをやらかしたり巻き込まれたりして最後に誤魔化すために踊るみたいな話であり、直感的な内容なので文章では言い難い。Youtubeでホワッツマイケルと検索するとそこそこヒットするのでそちらで見ていただいたほうが遥かに理解しやすいだろう。

 

そんなホワッツマイケル、アニメ化ドラマ化されるくらい人気な漫画だったからか当然のようにゲーム化もされていた。パソコンのアドベンチャーゲームと、ファミコンディスクシステムでマイケルEnglish大冒険マイケルの単語帳(初級編)というソフトがリリースされていた。しかし、わたしはゲームも好きだしホワッツマイケルも好きだけどこのゲームを持っていた記憶がない。

 

持っていない理由は明確ではないんだけど、おそらくEnglishとタイトルに入っていて当時まだ小学生だったわたしはファミコンソフトにありがちな教育ゲームか何かだと思って敬遠していたのだろうか。とにかく持っていた記憶もプレイした記憶もないのだが、好きな題材だけあって気になっていなかったわけではない。当時カメレオンクラブというゲーム屋さんに足繁く通っていたが、それが売っているのを見かけた覚えがないのだ。目につかなかっただけかも知れないけど…

 

こんな感じでご縁がなかったファミコンディスクシステム版のホワッツマイケルだけど33年の時を経て意外な所で出会ってしまう。ブックオフだ。ブックオフのファミコンコーナーにひっそりと佇んでいるホワッツマイケル…値段を見るとレトロゲームとしてはちょっとお高め…適正な値段なのかわからないのでネットで探しても売っていない

売っていないなら恐らくここで買わないとこの先ホワッツマイケルのディスクシステム版に出会うことはないだろうと思って購入する。ただ、ディスクシステムのディスクって動作確認されているかどうかわからないのはほんと購入するのが怖いんですよね。すぐ壊れた印象が強くて…子供ながらに扱いが雜だったってのもあるんだけども。

 

 

 

そんなわけで壊れていないかドキドキしながら帰宅して撮影。中央にいるのが主人公のマイケル。だけどたしか漫画の一話目に死亡するんですよね、進撃の巨人も真っ青ですな笑、右がニャジラでマイケルのライバルですな。ボス猫みたいな感じだったかなぁ。左がポッポというマイケルの奥さんになる猫で、発情するマイケルがこの子にいろいろやらかすんだけどとても子供が読むような話じゃないよなぁ笑

まぁ壊れていてもソフト自体レアものだから仕方ないと思いつつ、どうせだったら動いたほうがいいですからね。って事でディスクシステムに入れて起動してみる。

 

 

タイトル画面。おー無事に起動した!喜びとともに数分後、当時このゲームを購入しなかった理由がわかる。わかってしまう…動画を撮影したので見ていただければと思う…

 

 

 

 

 

反射でよく見えないので解説。

画面中央上に表示されたアルファベットを順番通りとっていく。間違ったアルファベットを取るとニャジラというマイケルのライバルが突撃してきて食らうとダメージ。

ゲームが進めどゲーム内容はずーっと同じ。そのうち英単語をスペルが表示されないのに順番通り間違わないで取らなければならない。英語の知らない小学生には無理なゲーム性である。でも、もっと根幹的に、

 

つまr(略)

 

いやまぁ当時のキャラゲーってゲーム性じゃなくてコレクターズアイテムですからね、おこづかいに限度がある小学生のわたしがこのゲームをそりゃ買うのは優先度低いですわね。

世の中やってみなきゃわからないですから。ディスクシステム版ホワッツマイケルがこのようなゲームだと理解しただけでも儲けもんだと思うことにします。ゲーム画面もなかなか貴重ですからね。ただ、これを見てやりたい!って思う人は皆無でしょうけど笑

ちなみにホワッツマイケルの漫画は発情するマイケルの他にも初期のクレヨンしんちゃんよろしく大人があれこれするちょっとエッチな話があったと思うのでお子様にはおすすめできないんですよね、読んでいたからわたしはよく解ります笑。テレビアニメ版はそういうところカットされていると思いますが。

クレヨンしんちゃんはそういう話がカットされている漫画が出版されているけどホワッツマイケルはリニューアル版の発行はないだろうなぁ。エッチな話がなければただのシュールなギャグ漫画で面白いのに…

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