新ハード購入

ファミコン音楽

 

上の記事でも書いたのですが、基本的にファミコンカセットってもう急激な値下がりをすることはないと思うんですよ。ファミコンに限ったことじゃないのですが、レトロハード・ソフトは海外から来たマニアががっつり買って行ってますからね。メーカー再販があれば別ですけど、まずそんなことはないでしょうし。

 

ゲームハード自体は結構レトロフリークを初めとした互換機があるので手に入りやすいのですが、互換機だと特殊チップを積んだカセットが動かなかったり動いても音が変だったりするんです。そんなに特殊なチップを積んでるファミコンカセットなんかあるのかよと思うでしょうが、これが結構あるんですよ。

 

任天堂のMMC3というファミコンの容量を拡張するためのチップや、コナミのVRC4(バンクコントロールチップ)がさしあたりファミコンの特殊チップでは有名ですが、これに対応していない互換機は結構あって、非対応の場合ゲームが動かないのです。そして、拡張音源のチップ付きゲームは動作はするけど音が鳴らないっていうのもよくあるんですよ。

 

せっかく懐かしいゲームをプレイしたいなーと思って互換機とカセットを買っても音が鳴らないとか動かなかったら元も子もないですから、そう考える人が多いからか純正の本体は年々値上がりしてきています。ただ、純正のファミコン本体ってRF端子での出力になるので今のテレビには繋がらないんですよね。なので任天堂純正のファミコン本体で遊ぶなら今のテレビに繋げるようにファミコン本体をAV出力に改造するか、最初からAV出力のニューファミコンや任天堂公認互換機のツインファミコンを購入するのが手っ取り早いのですが、中古でも当然結構な値段がしますからね…

 

まぁ、まだ任天堂非公認ながらも互換機が発売されているファミコン本体はまだまだ確保の余地があるとして、そのファミコンの拡張機で全く互換機が発売されていない本体があるんです。ファミコンのディスクドライブである「ディスクシステム」という本体で、400万台も売れているのに全く任天堂非公式の互換機がありません。唯一の互換機がツインファミコンになりますがこれはもう公式商品みたいなもんだからなぁ…

理由は簡単で、ディスクシステムに用いる「ディスクカード」は、当時まだ高価だったフロッピーディスクの廉価代用品としてミツミ電機で開発されたクイックディスク規格を元に作られたんです。

クイックディスクはフロッピーディスクほど流行らなかったし、途中でフロッピーディスクの方がドライブ共々安くなっちゃうし、ディスクシステムより普通にカセットのほうが容量を積めるようになっちゃったからディスクシステムは衰廃していきました。そりゃそんなディスクドライブの互換機を作ろうとはなかなか思いませんよねぇ…

そして、ディスクシステム自体、日本の他の国だと台湾と当時イギリス領だった香港以外に販売していないんです。今売っている任天堂非公式のファミコン互換機ってほとんど中国を始めとした海外で作られていますので、海外に出回っていなきゃ互換機は作られませんよね。

それに、そのクイックディスク自体もファミコンカセットと比べてお世辞にも耐久性があるわけじゃないから結構すぐ壊れてしまうんです。おまけに純正ディスクシステムの本体も結構、経年劣化でゴムベルトが切れて壊れるんですよ。任天堂ではもう修理を受け付けていないから直すなら自力でどうこうするか、ネットで直してくれるショップを見つけなければならないのです。

 

以上の事からわたしはディスクシステムに手を出すのはどうかなぁって思っていたんですよ。ファミコン現役の当時はもちろん持っていたけど、今買ってもディスクシステム本体がまともに動かないんじゃないのか、本体が動いてもディスクカードが壊れているんじゃないのかと考えていました。つまり、ファミコン本体・カセットに比べて購入がハイリスクなんですよね。

しかしながらこれから先ディスクシステムもディスクカードも値下がりすることは無いでしょうし、なによりもディスクシステムは、ファミコン本体では矩形波など限られた音色(3+1音)しか出せなかったサウンド機能を拡張するために、周波数変調できる波形メモリ音源が搭載されていて1音多いんです。なのでファミコンカセットより音がいいんですよ

ファミコンカセットからディスクシステムにi移植された作品はともかく、ディスクシステムからファミコンカセットに移植されたゲームが結構あるのですがその多くはディスクシステム版と若干音が違うんです。当然ディスクシステムの方が1音多いからよく聞こえるんですよね。

 

この1音多いってのが結構な曲者でして、例えばファミコン版の「ゼルダの伝説」はゲームボーイアドバンスや今時のバーチャルコンソールでプレイはできるもの、移植元がディスクシステム版じゃなくてファミコンカセット版のゼルダの伝説1なんです。なのでプレイするとなんかやっぱり音が違うなぁって思っちゃうんですよね。

 

そんなわけでこのディスクシステム、購入するには本体もディスクカードも壊れているリスクがあるよなぁ、でも無くなりつつある「音」をもう一度くらい聞きたいなぁ、ってずーっとやきもきしていたんです。流石にわたしだって買ったものが壊れていたらがっかりしますので笑

 

で、

 

 

 

 

 

 

結局

 

買いました笑

 

と、いうのもよく行くゲーム屋さんにディスクシステムの最も脆弱な部分のベルトが交換されてオーバーホールされた本体がそこそこ安く売っていたんです。ベルトが交換されているならしばらくは大丈夫だろうと思って即購入。ニューファミコンと合体している絵面は結構珍しいですよね。普通に装着できました。

そしてディスクカードは、

 

 

ゼルダの伝説とリンクの冒険、そして涙の倉庫番スペシャルを見かけたので購入。リンクの冒険はゼルダの伝説2なんですがゲーム性が大きく違います。そしてゼルダの伝説とともに今でもバーチャルコンソールで遊べるけど音がなんか違うんですよね。

涙の倉庫番スペシャルは30年以上前、およ一家で遊んでいたゲームなんですよね。当時から何回か間違うといきなり「おまえはくびだ!」とか労働基準法なんて関係ない感じでパワハラを受けるのですごい苦手だったけど思い出補正のために購入。ちなみにお袋が今でも倉庫番はうちの亡きじいさんより進めたって言ってます。

 

 

これがディスクカード。フロッピーディスクとはちょっと違いますよね。表面(A面)と裏面(B面)があってゲームの途中で入れ替えたりします。この黒い部分を爪でぴーっとしたら一瞬でディスクは死亡します笑。シャッター付きの青ディスクもありますが、なんか高級品のイメージがあるんですよね。黄色と青以外にも色があるそうですがわたしは見たことがないです。熱にも弱そうだよなぁ…

 

 

 

 

例の涙の倉庫番スペシャル。30年ぶりくらいにやったら7面でクビになりました笑。ゼルダもリンクもプレイしてみたけどきちんと動く動く。すごいなぁよくもつよなぁ…きっと大事に保管されていたんでしょうねぇ。

そんなわけで、状態のいい本体が手に入ったので早速ネットで「ファミコン版もあるけどディスクシステム版のほうが音が良くてディスクシステムの中で一番好きな曲のゲーム」「ファミコン版はおろかコンシューマに移植されていない、あるのはiアプリ版、ezアプリ版、S!アプリ版というどう考えてもディスクシステムで遊んだほうが手っ取り早い音楽が素晴らしいゲーム」を注文購入しました。

 

なんのことか解る人はなかなかいないだろうなぁ。とにかくファミコン音楽として2つとも好きなので届いたら紹介したいなーと思っているおよでした笑

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